🗽 今週の相場：Do nothing

 と題して、今回もみなさんと一緒に、元気よく投資について学んで行きたいと思います。いつも"いいね" "スキ"、楽しいコメント、シェア、通知、そしてプライム登録、を本当にありがとうございます。

《　まとめ　》

長期投資は、5月は押し目。次は8月か。
セクターローテーションはDo nothing
短期は為替とコモディティ、ハイテク。仮想通貨は軟調。
パウエルさん発言、0.75%と950億ドル以上か。

まとめ

ＧＷ中の米ＦＯＭＣを控えて、目先は中国感染状況に一喜一憂か。
中国政府のインフラ支援が警戒感後退だが、北京でもロックダウンが重し。
米国のインフレ率はピークに近づいているが、明確な低下はまだ先か。

週足も25週も↓トレンド。ナスダックとSOXはやや回復。
変わらず、米国株式市場から現金に資金の流出。
国債も利上げに合わせて、価格下落でダブルパンチ。

決算最終週後の来週も、日米共には神経質な展開か。特に東京市場がゴールデンウイーク（GW）中の5月3-4日にFOMCが開催されるため、軟調か。

FOMCパウエルさん発言のポイント

6月や7月についてはエネルギー価格動向などを受け0.75%の利上げを示唆。
バランスシートの縮小は月次で上限950億ドル以上か？
（米国債650億ドル/住宅ローン担保証券（MBS）350億ドル）

注目のFOMCパウエルさん発言のポイント

GWにおすすめ映画 マイ・インターン

「パウエル議長」ではなく「デ・ニーロ」です！W

ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイの、楽しくてちょっぴり涙するリアルなキャリアウーマンを描いた2015年の映画。

あの『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイが、ファッションサイトの社長に！ 全ての女性を応援するデトックス・ムービーの誕生 わたしを救ってくれたのは、40歳年上の“新人(インターン)” 『プラダを着た悪魔』で、恋に仕事に奮闘しながらファッション業界でキャリアアップしていく主人公を演じ、世界中の女性から共感を集めたアン・ハサウェイ。あれから9年、最新作でアンが演じるのは、ファッションサイトのCEO。『プラダ～』の主人公のその後かのような、全てを手に入れた彼女の新たな出会いと試練を描く話題作が、ついに日本にやって来る。 舞台はニューヨーク。華やかなファッション業界に身を置き、プライベートも充実しているジュールス。そんな彼女の部下に会社の福祉事業として、シニア・インターンのベンが雇われる。最初は40歳も年上のベンに何かとイラつくジュールスだが、やがて彼の心のこもった仕事ぶりと的確な助言を頼りにするようになる。そんな時、ジュールスは仕事とプライベートの両方で思わぬ危機を迎え、大きな選択を迫られる──。

《　環境認識　》

VIX 28.21 +5.53
DOW　-2.82%
NASDAQ -2.55%
S&P500 -2.77%
Rusell2000 -2.55%
SOX -2.25%
CME225 26755 -345
WTI 102.07 (-1.66%)
ドル円 128.55 +0.16
ユーロ円 138.82 -0.28
米10年債利回り（％）2.9045 -0.003
米2年債利回り（％）2.6756 +0.002

指数　※随時更新予定

《　ニュース　》

🎤発言禁じたルール（停電≒ブラックアウト）

FOMCメンバーの自粛期間中なので、利上げペースの前倒しを支持するような発言の手がかりが無い状況。加えて日本はGWに突入して市場はもみ合い状態。

ブラックアウト期間　2021/9～10月 USDJPY 4H

中央銀行政策決定会合のメンバーが政策決定会合の前後の時期に金融政策マターについて発言することを禁じたルール、停電=ブラックアウト。
例えば日銀の場合、金融政策決定会合開始の2営業日前から会合終了当日の総裁記者会見終了時刻までの期間は、原則として金融政策及び金融経済情勢に関して発言をしないこと。

ブラックアウト

これまでのFOMCメンバーの発言

出典：ピクテ投信　FOMC参加者の発言

🎤中国

市場が注目する次回の米ＦＯＭＣ会合の結果はゴールデンウィーク中の５月４日に発表される。それまでは米金融当局者らが発言を手控える「ブラックアウト期間」に入っている。やや手掛かり難となるなかで、市場では中国の新型コロナウイルス感染をめぐる動きが関心が集まっているようだ。

　大都市上海でのロックダウン措置が数日では終わらず、１カ月間になろうとしている。強い外出制限や食料品不足などで市民の不満が高まっている。そして、足元では首都北京などにも感染が広がっており、大規模なＰＣＥ検査が実施されている。中国の経済活動が滞るなかで、需要減を警戒して原油相場が崩れたり、株式市場が不安定な動きを示したりとグローバルな影響もでているところだ。

🎤日銀は無難な通過

本日日銀金融政策決定会合の結果発表。
円安進行を受けて、ある程度の対応が一時期待されていたが
直前まで黒田総裁が必要であれば躊躇なく追加緩和などの発言を繰り返したことや指値オペを会合のある昨日及び本日まで延長してきたいことなどから
緩和姿勢の維持が見込まれるところ。

　相場は日銀の現状維持を織り込んでおり、声明に変化がなければ無難な通過に注目は１５時半の黒田総裁会見での円安への言及。

🎤マスク氏　Twitter買収へ　非上場へ

ホールドの方へ。おめでとうごうざいます！

イーロン・マスク

Twitter 44$

S&P500　4月28日時点

大きな下落から、マイクロソフトやコカ・コーラなどの決算好調を受けて回復基調。やや横ばい。

SP500 4/28 9:00

好調セクター、一部テック、記入、エネルギー、同工業、素材、ヘルス、住宅、公共。

SP500 4/28 　上昇が+3%以上の銘柄　　

相場観

Bull Bear指数は半値戻しから、下落。
Putt ＆ Call optionは売フェッチが多すぎ。
Gold vs Biton　はGoldに資金流入
NASDAQのSQVIXレシオも4.0まで上がっている
VIX先物フォワードカーブは戻ったら売

《　スケジュール　》

5月2日（月）：米・ISM製造業景況指数(4月)など

5月3日（火）：株式市場は祝日のため休場(憲法記念日)、欧・ユーロ圏生産者物価指数(3月)、米・連邦公開市場委員会(FOMC)(4日まで)など

5月4日（水）：株式市場は祝日のため休場(みどりの日)、米・ADP全米雇用報告(4月)、米・ISM非製造業景況指数(4月)、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が記者会見など

5月5日（木）：株式市場は祝日のため休場(こどもの日)、中・財新サービス業PMI(4月)、英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表など

5月6日（金）：米・雇用統計(4月)など

《　見通し　》

決算のクライマックス

個別まちまちで、丁寧にエントリが必須。
今週の決算は、ファナック<6954>やキーエンス<6861>、アドバンテスト<6857>。
米国ではアルファベット、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、アップル、アマゾンのいわゆる“GAFAM”。

2月にはメタが今回のネットフリックスと似たような急落劇を見せ“メタショック”ならる”GAFAMショック”に注目

米景気の減速懸念

金融市場は5月、6月、7月開催のFOMC会合で合計1.50ポイントの利上げが実施されることを織り込んでいる。

為替

注目の為替市場ではリスク動向に敏感かつ資源価格にも反応して豪ドルやカナダドルなどが週間では買われているが、現在利確・ショートカーバーで調整中。
FOMC通貨前後で、ドル買いは限定的か。材料出尽くしにより利益確定のドル売りが増える可能性。

通貨別短期トレンド一覧　4月28日現在
1.　　ドル<↑↑↑>
2.　　円<↑↑>
3.　　スイスフラン<↑>
4.　　ユーロ<↓↓>
5.　　NZドル<↓↓>
6.　　カナダドル<↓↓>
7.　　ポンド<↓↓>
8.　　豪ドル<↓↓↓>

《 マクロ　》

流動性危機　―金融安定における日本の役割―

1991年後半、日本の不動産・金融市場のバブルがはじけた後、2020年まで名目GDPは現在、1998年と同水準。
下のグラフは、日本の債務残高の対GDP比が2.25倍で、米国のほぼ2倍であることを示しています。

流動性

日銀が吐き出した過剰なお金の流動性は、日本の資産・金利市場をひどく歪めました。日本国民と大規模な年金基金は、日銀によって地元の債券市場から締め出されています。日銀の巨額の保有と年金基金が満期まで保有する多数の債券の間で、日銀の債券市場の流動性は消えてなくなりました。供給不足はマイナス金利をもたらし、債券に投資するインセンティブはほぼなくなりました。

限られた選択肢で、日本国内の個人投資家や機関投資家は海外市場に行き、余分な利回りと流動性を求めて海外に資金を投入しています。

下のグラフは、日米10年債の利回りの大幅な上昇を示しています。

📉米2年国債と金融危機

2年債利回りの急騰は前例のないものです。歴史的に、このような短期利回りの急上昇は、景気後退や市場の出来事と一致しています。利回りが52週間の移動平均線を4標準偏差上回るようになったため、従来はこれまでの利回りのピークを示してきました。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、金融政策を引き締めるための利上げキャンペーンを始めたばかりです。しかし、債券市場はすでに急速に引き締められており、借入コストの上昇を通じて消費を減速させる政策が急速に進められています。前述のように、次のようになります。

「人々は家や車を買わない。彼らは債券を買っています。支払いは金利の関数であり、金利が上昇すると、支払いが手頃な価格を上回って上昇すると、ローン市場は低下します。アメリカ人の70%が貯蓄をほとんど持っていない経済では、より高い支払いは家計に大きな影響を与えます。 これが重要なポイントです。金利上昇は米国内の「需要破壊」を生みます。

FRB　FF金利と金融危機

残念ながら、2022年前半は、下落シグナルがMACDで点灯中。

S&P500 インデックス　vs MACD シグナル

おまけ：　MACDの使い方

MACDの使い方

📉S&P500

S&P500 MACD 4月6日デットクロス（下落トレンドのシグナル）、一方移動平均の長期75MAを中期50MAは4月16日にクロス。

S&P500 MACD 4月6日クロス。　移動平均は4月16日にクロス

• 基本となる線である「MACD」が下向き（右肩下がり）で、その移動平均線「シグナル」が「MACD」より上にある時、相場は弱いと見ます。

• その後、「MACD」の調整がなだらかになり、「シグナル」を上抜けるとゴールデンクロスといって買いのタイミングです。

• 「MACD」が上向き（右肩上がり）で、「シグナル」を上回っている時は相場が強いと見ます。その後、「MACD」の上昇がなだらかになり、「シグナル」を下抜けるとデッドクロスといって売りのタイミングです。

MACDは、ゴールデンクロス・デッドクロスといった「買い」と「売り」を判断させるタイミングが単純移動平均線と比べて格段に早くなります。相場の転換をより早く判断するのに有効です。
グラフの数値に「0（ゼロ）」がありますが、買いのタイミングとなった後に、「MACD」と「シグナル」がともにゼロ水準を上回れば、より信頼度が増します。反対に、売りのタイミングとなった後に、ともにゼロ水準を下回れば、これもより信頼度が増します。
これは計算方法に由来しますが、MACDの計算を単純化すると「短期の移動平均線」から「中長期の移動平均線」の値を差し引くことで算出されます。短期の数値がより強く（弱く）ないとゼロを上回る（下回る）ことができないので、より相場が強い（弱い）と判断できます。

📉不動産REIT

インフレヘッジは中長期的に機能。不動産のような実物資産、つまりそのもの自体の価値が上昇する資産は分散投資の視点から有効と言えます。ただし、賃料の上昇は遅行。

出典　みずほ銀行　RIETと10年国債利回り

2022年のウクライナショックはどこまで下がる？

2008年9月のリーマンショック前夜でこれから世界的な景気後退が起こると考えるべきか？
ショックが起こる直前まで、世界景気に対して楽観論。2021年と酷似か。

リーマンショック時の経済環境と、今の危機の共通点・相違点

【共通点1】世界的にインフレ懸念が強まっている