完璧主義なわたしの失敗談#11時には捨てる勇気も必要
どもどもORIGIN整体です。
世の中的には先生と呼ばれる立場の職業なのですが、正直先生と呼ばれることに対してはプレッシャーしかありません。テレビドラマなんかの世界だと先生と呼ばれる人のイメージって完璧で失敗しないって感じゃないですか?そりゃドクターXが1話目から失敗してりゃ話は続かないのですが…現実ともなるとそうはいきません。
とても残念な事実をお伝えすると体の不調っていうのは積み重ねで起きるものだと考えています。その日、その場で完璧に良くなることって稀なのですが、患者さんには毎度期待されているんじゃないか?少しも良くならなかったらどうしよう?そんな不安と戦う毎日です。
体が良くなったかどうか?っていうのも僕には体の動きがよくなったとか軽くなったことでしか判断がつきません。それを良くなったんだと感じてもらえるようにお伝えするというのも僕の仕事の1つなのです。
人の体を触るうえで心がけていることがあります。それは自分自身は健康な体でいようということです。人の体の異常を伝えるには自分の体調が悪いと邪魔になると思うのです。なのでこの仕事を始めてからは健康には割と気を使っているほうです。特に食事には注意を払っていてやりすぎてしまったことも…今日はそんな食事における失敗のお話です。
きっかけは友達の結婚式の2次会での出来事。バイキング形式で食事を自分で取るスタイルだったのですが、僕の皿に目をやるなり友達に言われました。「皿に乗ってるの茶色ばっかりだな」と。僕はドヤ顔で返します。「残りの人生考えた時に食事の機会なんて何回かしかないんだから好きなものだけ食べるってきめてるんだよ」と。決まったなと思っていた僕に対し友達はへぇ〜みたいな顔をしながら、そういった食事の危険性を教えてくれました。その話を聞いてさっき言った自分の言葉を即撤回しました。どんな話かを書くと長くなるのでここでは割愛します。気になる方は「GI値」で検索してもらえると食事を食べる順番の大切さがわかるかと思います。
友達から聞いた話をもとに自分でも栄養について調べるようになりました。最初はメンタリストDaigoさんのYouTubeを拝見して食い入るように見てはメモをし実践していました。勉強をするうちに今までの自分の食事はなんて危険だったのか?と感じるようになりました。子供も産まれ、働くにあたって自分の体が元気であることが一番の財産であり、投資をしなければならないと考え方がガラッと変わりました。
それからの僕はまずは食事時間の制限。具体的には朝はカロリーのあるものを食べないで昼と夜だけ食事をします。ただし食事の時間は8時間以内で済ませるようにしていました。さらに加工された食事はほとんど口にせず、野菜や果物、魚などなるべく未調理のものを生で食べるよう心がけていました。好きだった甘いものも当時は砂糖をとるなんて恐ろしすぎてずーっと遠ざけていました。
そういう生活を続けていくうちに体には大きな変化がありました。どうしてもなくなることがなかった胸や下腹の脂肪がスッとなくなったのです。ずっとコンプレックスだったものがなくなり、気分をよくした僕の食事制限に拍車がかかりました。
そんなある日県外へ出張に行くことになり、4日ほど家を離れることになりました。一番焦ったのは食べられるものがどれほどあるのか?ということ。コンビニで売っているいるものには添加物が多くはいっているし、外食するには植物油は避けられないまさに地獄。研修を受ける間も昼ごはんなるべく添加物をさけようとバナナとサバ缶(水煮)だけで飢えをしのぎました。また夜はホテル暮らしだったためホテルから2〜3Km離れたスーパーに納豆、キムチ、冷凍の野菜などをどっさり買い込み、小さい冷蔵庫にパンパンに詰めました。当然未調理なので美味しくありません。ストレスもたまりにたまって体は今までにないくらいげっそりとしていました。
出張も終わり家に帰って風呂に入ると体に見たこともないアザがブワッと広がっていることに気が付きました。最初に頭に浮かんだのは「こんなに健康的な生活をしてるのになんで?」と信じられない気持ちでした。病院で診察してもらったわけではないのですが、ネットで調べるとおそらく乾癬というものに近い症状でした。極度のストレスを受けることでこういうことも起きることがあるようで、ストレス満載な生活を送っていた自分にしてみれば自業自得でした。
この日から少しずつ食事を緩めることで3ヶ月ほどでアザは消えてなくなりました。この時のことを思い返すとめちゃくちゃ完璧主義だったなぁと思います。やると決めたら徹底的に、形から入って合ってるか合ってないかより自分の満足が優先!そんな感じでしたね。もちろん望んでいた結果もでていたし、今でも食事に関しては程よく気をつけています。病気したらタバコやめたり、アルコールやめたりする人の気持がわかった気がします。
この経験からの学びは人にはそれぞれ適正があるってことです。例えばプロ野球選手と同じようにスイングしてみたところで、身長、骨格、手の長さ、筋力が違えば結果が違うのは当たり前のこと。バナナって体に良いとされているけど、人によってはアレルギーだったり、ガス腹になってしまうなんてことも。要は世の中で良いとされていることも一回自分の中に取り入れて、自分に合うのか合わないのか?どれくらいの頻度なら可能なのか?をしっかり見極めないと狙った効果はだせないと思うのです。人の言葉を鵜呑みにせず、しっかりと自分の中に落とし込んで、必要なければ捨てるという勇気を持つことも大事ですよね。そこまでにかけた時間とかお金とか苦労を考えるとなかなか捨てられないのが現状ではあるのですが・・・時には捨てる勇気も必要ですね!
今日の処方箋
時には捨てる勇気も必要