テクノロジースタートアップが手書きの年賀状を送るワケ
明けましておめでとうございます!オプティマインド代表の松下健です。本年もこちらのnoteで組織や文化、物流の未来などについて執筆していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
今回は、「年末状、年賀状」についてです。
今年、年賀状を送った方はいますでしょうか。年々減少している年賀状ですが、オプティマインドでは、毎年、お世話になったお客様やお取引先様の方々に、年末には松下から年末状を、1月には各担当者から年賀状をお送りさせていただいています。また、すべての方に必ず一言、直筆でメッセージを添えさせていただいています。(「年末状」とは年賀状とほぼ似ていますが、その年にお世話になった方々へ送る御礼状のことです。)
【実際の年末状】
【実際の年賀状】
ハガキ一枚一枚に直筆でメッセージを書いてみると、正直、なかなか時間がかかります。メンバーの負担にもなっているかもしれません。加えて、弊社はテクノロジーやAIによって、物流ルートの最適化を目指す事業をしていることからも、「効率化」や「削減」といったイメージと逆行すると思います。
上記のような記事にもあるように、時代変化や社員負担への配慮から、会社からの年賀状を廃止する企業が増えています。この潮流に反対しているわけでも、何かを主張したいわけでも一切ないのですが、少なくとも現時点では、弊社は続けたいと思っています。
スタートアップであり、ITやAI技術を提供している弊社が、一見すると自己矛盾のようなことをなぜ行うのか、について簡単に記載しました。
【本noteの要約】
・弊社では毎年、年末状を松下が、年賀状を各担当者が直筆メッセージを添えて送付している
・年末状・年賀状は支えてくださる周囲の方への感謝の気持ちを再認識し、御礼を伝えるため
・テクノロジーを扱う会社だからこそ、非合理的な人間の温かみを大切にしたい
周りの方々のおかげで成長できたことへの感謝を改めて認識する
オプティマインドが掲げるバリューで最も大切にしているのが「謙虚力」です。「謙虚力」には、「自分の力だけではないことを認識し、行動する」という意味が込められています。この一年、我々が成長することができたのには、もちろんメンバー一人ひとりの血のにじむような努力があります。しかし、それだけではなく、支えてくださった周りの方々がいたからこそ、より成長できたと再認識することも、大切にしたいと思っています。年末状、年賀状は、この一年でご支援いただいたことへの感謝を伝える、一つの大切な機会です。直筆のメッセージはたしかに手間や時間がかかりますが、その分、メッセージを書いている間は、相手のことを考え、感謝を想う、貴重な時間になると考えます。
これは私の持論ですが、手書きの文字にはぬくもりや、その人の温かさが表れると思っています。私自身、手紙を送ることが好きですし、手紙をもらったときは、文字から伝わる温かさに、嬉しい気持ちになります。メールでも気持ちは伝わりますが、手紙には何か言語化しにくい温かさがプラスされるような、そんな感覚です。
最後に
今回は年末状・年賀状についてお話してきましたが、人の温かさはこれに限ったことではありません。私たちはディープテックを扱うスタートアップ企業ですが、決して合理性だけを追い求めるのではなく、「人の幸せ」や「心」、「謙虚さ」に会社として重きを置いています。物流におけるルート最適化事業自体も、一見無機質ですが、その先には人の心があります。そのことを忘れてはなりません。テクノロジーを扱う会社だからこそ、アナログによって感じられる幸せや気持ち、人間味を大切にする文化を続けていきたいです。そんな弊社では、仲間を大募集中です。カジュアル面談も大歓迎ですので、気軽にお声がけ下さい。
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