「非会社員」の知られざる稼ぎ方 (光文社新書)「働く」の考え方が変わる!
この書籍は、下記の連載記事の一部を書籍化した内容です。
日本には、650種類以上の職業があるって知ってた?
ふと、どの位の職業があるのか気になり、日本に存在する職業を「なりたい」が見つかる職業情報サイトのキャリアガーデンで調べてみるとその数、約650種類!!例えば、医療系と一口でいっても、医師、看護師、助産師、保健師、救急救命士、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士など。
その他なら鍵師、探偵、執事、マジシャンなど。
この中で自分に向いている仕事って果たして見つかるのだろうか?さらには、さらに「何を」仕事にするかと、「どのように」働くかも決める必要がある。正社員、派遣社員、契約社員、業務委託、アルバイト、パートと、雇われ方も様々ある。
この本に書かれている方たちは、上記のどれにあたるのか
私が映画好きな理由の一つに、映画は現実の感情と地続きなところがあり、主人公の目を通して受ける出来事に影響されるから。現実逃避でもあるけれども現実を見直すきっかけにしてくれるから。本も同じで、登場人物の人生を自分も追体験するような読み方をする。特にこの本は 個性の塊のような12人の半生を通して、社会の問題も感じたし、この働き方はすごいなと感じたり。そして、あぁ、天職ってこういうことかなとうらやましくなったケースもあった。
働き方は一つではない。無数にある。肩の力を抜きます。
学校を卒業して、新卒で会社に入って働く。そういった普通の会社員ではない働き方。私自身、新卒で挫折し転職をしていますが、フリーで何かをするというスキルもないし決断もできない。
「組織に縛られない」のは、自由さもあるけれども、責任は伴う厳しさも描かれていました。はたから見ると、好きを仕事にしていてすごいねと感じる部分もありつつも、その苦労は計り知れないだろう。
この本は 個性の塊のような12人の半生を通して、社会の問題も感じたし、この働き方はすごいなと感じたり。そして、あぁ、天職ってこういうことかなとうらやましくなったケースもあった。そして、自分自身の視野の狭さに気づくとともに、今悩んでいるけど人生長いのだら、肩の力を抜こうよと思えるきっかけとなりました。
個人的に印象的だった方は「File.9樹海の民宿若旦那としてYouTuberになった男 マサヲ」
樹海と聞いて浮かぶイメージはこの本を読むまで「自殺」一択。映画でも「追憶の森」で、海外の人がわざわざ自殺しにをしに青木ヶ原の樹海に来るという作品。海外でも浸透しているのか。マシュー・マコノヒー&渡辺謙、そしてナオミ・ワッツが共演
そんな暗い印象しかなかったけれども、マサヲさんは幼少時から樹海が大好きで、森の中に秘密基地を作ったりして遊ぶ場所だったようです。行ったことがない。ましてや住んだこともない私と、実際に生まれ育ってそこで住んでいる人の実感は全然違うものですよね。でもある日、樹海が自殺の森と呼ばれていることを知ってしまった。これはつらい。その後、民宿経営を始めたマサヲさん。コロナ禍でお客の足が遠のき、逆に樹海を利用する。365日毎日映像で配信し「観光」と「交流」を取り戻したようです。良かったです!
四方を樹海に囲まれた「民宿丸慶」、行ってみたい!
そう言えば「カモン カモン」という作品で、主人公が子どもへ自分の住む街についてインタビューするのですが、アメリカでも特に治安が良くないとされているデトロイトに住む女の子にインタビューしたときも、その子が語る自分の土地はポジティブな面が多く、実際に住んでみないことには実情は分からない点で印象的でした。