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【素読】 無門関 第四十四則 芭蕉拄杖《ばしょうしゅじょう》

新聞を読んで、「人生水の流れる如し」という色紙をもらいに、大阪駅まで行ったことがある。山あり谷あり。いろんなことがあっても、その時その時に応じて、手を差し伸べてくれるものに素直に感謝して生きていきたいと思う。

書き写し用のテキスト

 無門関 第四十四則 芭蕉拄杖ばしょうしゅじょう
 
 芭蕉和尚、衆に示して云く、「你に拄杖子しゅじょうす有らば、我你に拄杖子を与えん。你に拄杖子無くば、我你が拄杖子を奪わん」。
 無門曰く、「たすけては断橋だんきょうの水を過ぎ、ともなっては無月の村に帰る。んで拄杖しゅじょうさば、地獄に入ることの如くならん」。
 頌に曰く、
 諸方のしんせんと、すべ掌握しょうあくの中に在り。
 天をささえ并びに地をささえて、随処に宗風を振う。

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松坂 晃太郎  / MATSUSAKA Kotaro
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