金沢で一番アートな場所「石川国際交流サロン」
アートというと美術館にある作品というイメージですが、実は自然の中や公園、部屋の中、雑貨屋さん、カフェなどなど、至る所にアートなるものはあると思っています。
金沢生まれ金沢育ちの私が最も金沢でアートを感じる場所が「石川国際交流サロン」です。
詳しくは「地球の歩き方」ブログにも書いているのでぜひご覧ください!
石川国際交流サロンの蔵は無料の展示ゾーンになっていて、石川県民だけでなく、県外のアーティストも展示の予約をしている人気のギャラリーでもあるんです。
花岡コレクションより 加賀のお国染
お正月とGWの一年で一番特別な観光シーズンは、金沢らしい展示「花岡コレクション~お国染」の展示をしています。
お国染とは加賀藩時代から伝わる染織品(着物、風呂敷、暖簾など)です。金沢市竪町にある加賀友禅の店「ゑり華」さんの創業者、花岡慎一さんが後世に残さねばならないと収集したコレクションです。花岡さんが価値に気づき集めなければ、歴史を物語る資料として展示されることなく、捨てられていたかもしれません。
GW期間中は大正時代の貴重な建物に、明治時代から昭和初期まで用いられていた染織品が展示されています!
街角で100年前にタイムスリップした気分になれる素敵な展示です。
お庭や建物の美しさにも魅せられながら、ゆったりと金沢ならではのアートな時間を体感できます!
縁側で新緑の風を楽しみながら、「ゑり華」店主の花岡さんにインタビューさせて頂きました!アートについて真剣に語り合えて、濃密な哲学的体験ができました。
石川国際交流サロンでの取材の感想を詩にしました💓
揺れる緑、淡い影
昔からある場所でふととけこむ自然
誰かが作った愛おしいものにふれる時間を旅と呼ぼう
何かを美しいと思うことを忘れてしまうときがある
綺麗だと思う気持ちがすりへっていることがある
自分が住んでいる街を好きになることが恥ずかしかったり
ぼんやり、ただ時間を消費したり
それでも今日も私は私として生きている
断片的な記憶の蜜月
つれづれなるままに
生きている人たちががんばってたまたま芸術が生まれることもある
ひとりひとりの感受性がふわっと結びついて
100年後の人たちがふわっと感動してくれていたらいいね
いいね、いいね、記憶のリレー
今日を生きる人たちと過去を生きた人たちと未来を生き抜く人たちの
出会うことのないいいねのリレーもまた旅、多美と呼ぼう
たび、たびたび
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また心を横ぎるアートなるものを探して、詩にしてゆきます♪
ラジオパーソナリティ画家
松岡理恵