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東京宝塚劇場 観劇録

2023年11月4日 15時30分 2列55番
月組
フリューゲル 君がくれた翼
万花鏡百景色

フリューゲル 君がくれた翼
パンフレットの演出家のコメントを読み、ハイテンション?
しかし芝居は意外と軸があり、東西ドイツの分断に翻弄された家族、人々の物語でした。

盆の使い方で、ベルリンの時代背景を表現するってすごい。回る速度もかなり高速だし。

共産体制を支持する人、資本主義で育った人、資本主義の情報を得て、今の体制はおかしいと思う人。
それぞれが自分の気持ちと価値観で話は進み、否定していた親を理解する、確かにファミリードラマでした。

月城かなと、良い作品に恵まれたと思います。今夜ロマンス劇場でをみた時から、コンビの相性も良く、トップになってからの方が好きになった方でもあります。
ほのぼのとしたハッピーエンド、意外だったよ齋藤先生!こんなにまとめる力があったんだ!
しかも、後輩新人演出家をしっかりフォロー。
コードネームのチルチルミチルって、夢千鳥からの発案と思われますが。

万花鏡百景色
すごい新人が出てきたな!と思います。
パッサージュが公開された時のような衝撃。
一つの輪廻転生が東京を舞台に繰り広げられ、舞台のビジュアルは菊華花火。菊の花でもあり花火でもある。
菊の花を意匠に使うって斬新。
徳川家康が江戸に都を移したとき、三河から伝わり、江戸の街で粋に進化した花火。
時代を網羅して、江戸から東京へ。
ギンザシックスのオープニングテーマ曲であった目抜き通りを使ってのダンスもすごく良かった。
海乃美月の花魁姿が今どきの着物の着方なのも良し。古い方には、え?って思うかもですが、着物に造花って娘世代は当たり前みたいですから。
追加するかもですが、まずは第一弾。

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