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WDRACの活動を通して思うこと

WDRACのITチームで活動している松本です。
この記事は、一般社団法人 戦災復興支援センター(WDRAC:ワドラック)アドベントカレンダー(2022年)12月14日分に向けて、書いています。


大事なことなので最初に
今、ウクライナからの避難民をルーマニアでサポートする施設に向けた
特定支援プロジェクトを行なっています。これを読んでくれる皆さんの支援をお願いします。記事のシェアも大きな支援活動のひとつです。

厳しい冬を乗り越えるために!
~パトリッチアの活動、ドブラ・ハタへの支援~

支援はこちらから

私は、これまでの人生の中でたくさんのコミュニティに属してきたし、いくつかのコミュニティを運営してきたし、いくつものコミュティのサポートをしてきたし、中には自ら団体を立ち上げたこともあった。

その時々で、目的も違うし集まる人も違っている。もちろんこれっていう正解も有りはしない。自分が思っていても周りの人が同じように思っていることなんて稀なくらい。特に10年にわたって国際交流事業(*1)のサポートをしたときは日本人とは異なる価値観に触れ、自分がいかに小さな枠の中で物事を捉え考えて行動していたのかと驚かされた。

2000年代の初頭、日本にコーチング(*2)やアジャイル(*3)が入ってきた時には、新しい考え方や在り方を広めるために啓蒙・啓発活動もずっと行ってきた。10年上以上経って、今でこそどちらも広く知られるようになってきている。また、その活動にも多くの人が関わり、新たに団体を立ち上げそれぞれに進化して広められていくのを目の当たりにしている。

このように、20年以上会社というコミュニティではなく、ある目的や理念に共感した人が集まって、自然発生的に自己組織化して大きくなって、衰退していく様子をいくつも見てきたし、自分がそこに身を置いてきた。


そんな中で、2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻に端を発し、
3月15日に一人の声に反応して、人々が集まり群衆ができ集団(コミュニティ)が出来あがった(*4)。そのコミュニティでは、プロボノ(*5)達がそれぞれの強みを活かして自律的で自発的に、必要なことを進めていった。

自分で考えて自分で行動する人たち、スピード感がまるで違う。得意分野ももちろんあると思うが、誰かの指示を待ったり許可をもらったり、そういう時間が極端に少ない。場合によっては事後報告となる。それくらいに、事態は急を要していたとも言えるが、それだけでは無い何かがある。

自分が社会に貢献するんだという意識、偽善だ自己満足のためだという人もいることは承知している。そんな声を気にしていても仕方がない、自分で選択してただそれをやるだけなんだよな。やらない後悔よりはやって後悔。
そして、その先に恩恵を受ける人が居て、その人がほんの少しでも安らぎや幸せを得られるのならば手を差し伸べたいという想い。

ただ、実際に運営をしていくと、苛立つこともあるのが事実。他の人に対してもっと自主性をとか、本当に自己満足のために利用するんじゃないなどなど。スピード感だってコミット感だって全然違う。悲しくなったり、挫けそうになったり、放り投げそうになったり、怒りをぶつけそうになったり。

自分は自分にできることを、自分の時間をそんなことのために使いたいと思ってる。やりたいんだから仕方ないよね。でもさ、もっともっと仲間が欲しい。大それたことなんてできる必要ない。ただそばにいて共感したり応援したりしてくれるだけでいい。

ポスターを貼ってくれる人やお店も募集中

これまで「何ができるかわからない。だから・・・」って言葉を、たくさんたくさん耳にしてきた。何ができるか一緒に考えるよ。何がしたいか一緒に考えるよ。私が何かをしているところを一緒に居てみててくれるだけでもいい。そうしたらさ、何かしたくなるし、何かできるようになると思うんだ。まずは、あなたの時間を少しだけ分けてください。あなたのその少しの時間で、WDRACの活動のこと知ってください。

WDRAC含め多くのコミュニティ活動を通して、長続きする要因で大事なのは、想いを共にする仲間がそこに居て、助けたり助け合ったり、泣いたり笑ったりして共に時間を過ごすこと。こんなに充実するのにやらない手はないよ。連絡待ってるよ。

WDRAC  ITチーム  松本 潤二
junji.matsumoto@wdrac.org


  1.  NPOマネジメントフォーラム:https://www8.cao.go.jp/youth/kouryu/data/core.html

  2. コーチング:https://coachingfederation.org/

  3. アジャイル:https://agilemanifesto.org/

  4. 立ち上げ:戦災復興支援センター(WDRAC)立ち上げへの想いとこれから

  5. プロボノ:https://ja.wikipedia.org/wiki/プロボノ

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