『血腐れ(ちぐされ) 』 矢樹純著 読了・ホラー
久々に新潮文庫のホラーを読みました
この矢樹純先生の作品自体初めてで、どんな小説を書かれるのか全くの無知で読みました
今回も柳家権之助師匠の推薦本です
またいつもの様にネタバレなしの
読書感想文でいきます
【帯表】
戦慄の家族図鑑
ホラー/イヤミス衝撃の二重奏
【帯裏】
「こんな短編集をまっていた!」杉江松恋
全六篇を収めた『血腐れ』は、矢樹が新境地を開いた一冊である。ただならぬ不穏さ。全作に共通する特徴を一口で言い表すなら、そういう表現がふさわしいのではないか。(解説より)
【裏表紙】
亡き夫に唇を触れられたと語り出した義妹(「魂疫たまえやみ」)。
縁切り神社で行われる“儀式”(表題作)。
忌まわしき伝承を持つ鐘が鳴るとき(「声失せこわうせ」)。
原因不明の熱に苦しむ息子に付き添う私に近づいてきた女(「影祓えかげはらえ」)。
身近な者の災難や死が切り裂いた日常。
煉獄の扉を開くのは、無念を抱く冷たい死者か、あなたの傍らで熱を放つ家族か。
禁忌を踏みこえた先に見える真相。
戦慄のホラー・ミステリー短編集。
今回は多めにそのままを記載しました
…どう感想を書けばいいのか悩んだからです
上質なテイストを感じながらも、帯にある様な「イヤミス」を全く感じなかったですし、何なら最後に安心するパターンに心穏やかに読めました
今回は半分くらいはドラマ仕立てに読みましたが、結構、多分、ドラマに出来るんじゃないかなと思いました
作りが綺麗なんですよ
家族の形は様々で、我が家等、壮絶な事もありましたが、霊的なものではなかったので本の様な内容の方が愛があって羨ましかったりしました
大きなどんでん返しはありませんが、気を抜いていたら「えー!」となりますよ
面白く、よく出来た美しい作品集です
読んでみ
2024年11月24日日曜日 追加