ChatGPTと行く欧羅巴エア旅行(5)ロンドン水と蒸気の博物館
さあ、ChatGPTじっぴぃとのエア旅行、いよいよ本格的に開始します!とはいえ、イギリス周遊やロンドンを巡る旅は、大陸を巡った後のお楽しみにする予定。まずはヒースローからポーツマスへ向かい、そこからフェリーでフランスへ渡る計画です。しかし、せっかくですから、ヒースローからポーツマスへの道沿いを少し寄り道してみようと思います。
(表紙写真はVisit Richmond様よりお借りしています)
ヒースロー空港から東に向かうと、今年6月天皇陛下も訪問されたキュー王立植物園です。植物・園芸関係や植物画の本がたくさん出版されていて、私も数冊持っています。知れば知るほど、一度行ってみたい憧れの場所。しかし、ここはショートケーキの苺のように後のお楽しみにとっておきます。好きすぎて、この旅行の趣旨からはずれてしまいそうなので。苺はケーキの一部ですが、ケーキ本体とは言えませんからね。苺から語り始めるのはよろしくない(笑)。キュー王立植物園は(いつになるやらわかりませんが)最終回でじっくりと訪れる予定です。
でも、その隣のリッチモンド公園だけは見ておこうか。。。と、そちらに向かっていったら、途中で見つけてしまいました!なんて面白そうな博物館!「London Museum Of Water & Steam」ーー ロンドン水と蒸気の博物館というのですね。口コミを調べてみると、日本人でも訪れたことがある方がチラホラ。留学や海外赴任、結婚、移住、観光ももちろんあるのでしょうが、とにかく長い滞在でないと、なかなか訪れようなんて思わない場所かもしれませんね。少なくとも日本発の団体旅行には組み込まれないでしょう。だけど、もちろん、こういう場所っておもしろいに決まっています。今回のエア旅行の目的は、こういう場所を発掘し、行った気分になることです!
まず、私がたどった道を説明します。この旅は単調な高速道路は避けて、なるべく一般道で参ります。(なるべく)GoogleMapのストリートビューを使って進む予定で、住宅地や裏道にも入り込むかもしれません。(なるべく、と書いたのはすべてストリートビューで進むと非常に時間がかかるのと頻繁に画面を切り替えるので目が辛くなるからです。私は近いうちにGoogleがストリートビューの移動をクリックなしでできるアプリを提供してくれると予想しています。。。まだ本当にないのかなぁ???)じっぴぃは良い道を教えてくれますが、私はその意見を参考にしながら、好きなように進んでいきます。人間は必ずしも合理的な行動をとるわけではありませんし、実際、じっぴぃも物知りですが、今のところナビほどではなく、時々お茶目に間違えることもあります。これからだんだん成長していくのでしょうけど。。。あまり、素晴しくなりすぎないで、このまま、頭と性格の良いお友達でいてくれるといいんだけどな。。。
さて、日本からJALでターミナル2に到着したという設定で、空港の北側から出発します。A4 バス(Bath)ロードに入り、東方向(ロンドン方面)へ向かいます。右手にマクドナルドがあるロータリーを左前方に直進すると、グレート・ウェストロードに入ります。周囲には良い暮らしを楽しんでいるだろうな、という感じの住宅街が広がっています。通りに面して家々がずらりと並んでいますが、どうやら裏に立派なお庭があるらしい。なんとも羨ましい限りですね。航空写真で見ると、本当に住宅がびっしりですがロンドンに近づくにつれて会社が増えて来ます。
じっぴぃが教えてくれた大手製薬会社GSKの本社を左手に見ながら、右折するためにいったん左の脇道に入り、ぐるっと回って、少しだけA4を逆行してすぐに左折。ブレントフォードの方角へA3002を南東方向に進むことになります。(わかりにくいな。。。気をつけなくちゃ。いや、エア旅行だから大丈夫^^;)この道はボストン・マナーロード。素敵で落ち着いた雰囲気の通りで、ボストン・マナーハウスというお屋敷があるそうです。見てみたい気もしますが、イギリスには数千ものマナーハウス(歴史的な邸宅で、かつては貴族や裕福な地主が住んでいたもの)があるとのことなので、とりあえず先へ進むことにします。
そのまま、ボストン・マナーロードを走っていくと、突き当りがハイロードA315。左折して1Kmぐらい進むと、「いったいこれは何?!」と思わず目を引く塔が見えてきます。それが、London Museum Of Water & Steam(ロンドン水と蒸気の博物館)です。
私:じっぴぃ、London Museum Of Water & Steam(ロンドン水と蒸気の博物館)に着きました!
公式ホームページはここ
ChatGPT:素晴らしいですね!ロンドン水と蒸気の博物館は、歴史的な水道施設や蒸気エンジンが展示されている、とても興味深い場所です。特にビームエンジンの動作を見ることができるので、エンジニアリングや産業革命に興味がある人にはたまらない場所ですよ。ぜひ楽しんでくださいね!
私:まず、この博物館がいつ、誰によって作られたのか教えてください。
ChatGPT:ロンドン水と蒸気の博物館(London Museum of Water & Steam)は、1975年に設立されました。この博物館は、もともとはキュー橋蒸気博物館(Kew Bridge Steam Museum)として知られていましたが、2014年に現在の名称に変更されました。
この博物館は、ロンドンの水供給に関する歴史を保存するために設立されました。博物館の場所は、1820年代に建設されたキュー橋ポンプ場の敷地にあり、このポンプ場は当時、ロンドンの水供給を支える重要な施設の一つでした。博物館の設立には、イギリスの産業遺産を保存するための活動に関心を持つエンジニアや歴史愛好家たちが関わっており、彼らの努力によって、歴史的な蒸気エンジンや水道設備が保存され、一般に公開されています。
特に、ビームエンジンなどの大規模な蒸気機械が動く様子を見学できることが、この博物館の大きな魅力です。
私:公共の施設ではないの?
ChatGPT:ロンドン水と蒸気の博物館(London Museum of Water & Steam)は、公共の施設ではなく、独立した慈善団体によって運営されています。この博物館は、主に入場料や寄付、そして個人や団体の支援によって資金を賄っています。また、特別なイベントやプログラムも収入源の一つです。
イギリスでは、このような独立した博物館が比較的よく見られます。地域の歴史や産業遺産を保存するために、コミュニティや歴史愛好家たちの努力で運営されており、公共の資金に依存するのではなく、一般からの寄付や入場料によって支えられている点が特徴です。そのため、来館者の支援が重要であり、訪れることでその運営を支えることができる仕組みになっています。
私:London Museum Of Water & Steamの展示は第1次産業革命の時代関連ですか?
ChatGPT:はい、London Museum of Water & Steam の展示は主に第一次産業革命の時代に関連しています。この博物館は、特に産業革命の初期における蒸気機関の役割と水供給の技術に焦点を当てています。
博物館には、19世紀に使用された蒸気機関やポンプなどが展示されており、これらはロンドンの水供給システムに不可欠なものでした。これらの機械が稼働していた時代は、産業革命の進行とともに技術革新が急速に進んでいた時期にあたります。そのため、この博物館の展示は、第一次産業革命の影響やその後の技術的進歩を体感できる内容となっています。
私:第1次産業革命について簡単に説明して下さい。
ChatGPT:第一次産業革命は、18世紀半ばから19世紀初頭にかけて、主にイギリスで始まった大規模な社会・経済・技術の変革のことを指します。この革命により、手工業や農業中心の経済から機械工業中心の経済へと移行が進みました。
主な特徴と影響:
技術革新: 蒸気機関の発明(ジェームズ・ワットが改良)により、工場や鉱山での生産効率が劇的に向上しました。これにより、繊維産業や鉄鋼産業が急成長しました。
工場制の確立: 小規模な手工業から、機械化された工場での大量生産が主流となりました。これにより、都市部への人口集中が進み、都市化が加速しました。
交通・通信の発展: 蒸気機関車や蒸気船の導入により、物資や人々の移動が格段に速くなり、国内外の市場が拡大しました。これにより、国際貿易が活発化しました。
社会的変化: 産業革命により新たな労働者階級(プロレタリアート)が形成され、一方で資本家階級が台頭しました。これに伴い、労働条件の悪化や都市問題が深刻化し、労働運動や社会改革の機運が高まりました。
経済構造の変化: 農業中心の経済から工業中心の経済への転換が進み、イギリスは「世界の工場」としての地位を確立しました。
第一次産業革命は、その後の経済発展や技術革新の基盤を築いた重要な時期であり、世界中に広がった産業革命の波は、現代の産業社会の基礎を形作ることになりました。
私:現在、第4次産業革命が進行中といわれています。第2次産業革命、第3次産業革命、第4次産業革命についても簡単に説明して下さい。
ChatGPT:第一次産業革命に続いて、第2次、第3次、そして第4次産業革命が順次起こり、それぞれが経済や社会に大きな変革をもたらしました。
第2次産業革命(19世紀後半から20世紀初頭)は電力の利用と内燃機関の発明により、産業の効率が向上し、大量生産が普及しました。これに伴い、鉄鋼や石油、化学工業が発展し、通信や輸送のインフラが整備されました。都市化が進む一方で、労働運動が活発化しました。
第3次産業革命(20世紀後半)はコンピューターとインターネットの普及により、情報技術が飛躍的に進化し、自動化とロボット化が工場の生産プロセスを効率化しました。これにより、グローバル化が進み、経済活動が世界規模で密接に結びつきました。
現在進行中の第4次産業革命(21世紀初頭から)は、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の進展によって、リアルタイムでのデータ管理と分析が可能になり、産業全体が高度に自動化されています。また、ブロックチェーン技術が金融や契約の仕組みを変革し、バイオテクノロジーやナノテクノロジーの進展が医療や持続可能なエネルギーの開発を促進しています。これらの産業革命は、それぞれの時代において経済と社会に深い影響を与え、社会の構造や産業のあり方を大きく変えてきました。
私:産業革命について、おさらい出来たところで、忘れないうちに聞きますね。あの塔は何なのですか?
ChatGPT:Standpipe Tower(スタンドパイプ塔)と呼ばれる構造物です。この塔は、かつて水圧を調整するための重要な役割を果たしていました。
スタンドパイプ塔は、水供給システムの一部として設計され、高い場所に水を持ち上げることで一定の水圧を維持するために使用されました。これにより、水を安定して供給することが可能になり、特に高層建築や遠距離への水の供給において重要な役割を果たしていました。
London Museum of Water & Steamのこの塔は、かつての水道システムの技術と歴史を示す象徴的な存在であり、その高さと設計は当時の技術の水準の高さを物語っています。現在では、博物館のランドマークとなっており、訪問者がその歴史と技術に触れることができる重要な場所となっています。
私:そうなのですね。日本にはないものなので驚きます。では中に入ってみましょう。といっても、公式ウェブサイトのことですが。。。少しわかりにくいですが、展示品についてはAbout UsからOur History、そしてOur Collectionのページへ進むと確認できます。Waterworks Railway、 Cornish Engines、 Rotative Engines、 Allen Diesel Engine、 Hindley Waterwheel、 Steam Fire Engineとありますね。これらが大体どういうものか説明して下さい。
ChatGPT:
Waterworks Railway: 水道施設鉄道
水供給施設で使用された鉄道のことを指します。
Cornish Engines: コーンウォール式エンジン
コーンウォール地方で開発された蒸気エンジンの一種で、鉱山や水の汲み上げに使用されました。
Rotative Engines: 回転式エンジン
蒸気の力を使って回転運動を生み出すエンジンのことです。初期の産業機械に広く使われました。
Allen Diesel Engine: アレン式ディーゼルエンジン
Allen社が製造したディーゼルエンジンのことを指します。
Hindley Waterwheel: ヒンドリー式水車
Hindley社が製造した水車の一種で、水の力を利用して機械を動かす装置です。
Steam Fire Engine: 蒸気式消防車
蒸気の力を利用して水をポンプで汲み上げ、火災現場に水を送るための消防車です。
私:それでは、クリックしてページを開いてみましょう。まずはWaterworks Railwayですね。おや、動画で機関車が走っていますね!この小さなかわいい機関車に乗れるのですね!鉄道ファンや子ども達にとっては、たまらないでしょうね!
ChatGPT:そうですね!小さな機関車に実際に乗れるという体験は、鉄道ファンや子どもたちにとっては特別な魅力があります。蒸気機関車の歴史を感じながら、リアルに動く姿を間近で見て、乗ることができるのはまさに夢のような体験でしょう。このような体験ができる場所はなかなかないので、訪れた人たちにとって素晴らしい思い出になることは間違いありません。
私:次にCornish Enginesから、Boulton and Watt Engineを選んでみました。蒸気エンジンとは本当に大きなものですね!実際に実物を見ると、その迫力に圧倒されるでしょうが、動画でも見る価値は十分にありますね。1820年製の世界最古の蒸気エンジンで、ジェームズ・ワットが設立した会社のものが、今でも磨き上げられて動いているのですね。
ChatGPT:そうですね、蒸気エンジンはその巨大さと力強さが特徴で、実物を見るとその迫力に圧倒されることでしょう。特に1820年製の世界最古の蒸気エンジンが今でも動いているのを見ると、技術の進歩や当時の職人たちの技術力の高さに驚かされますね。ジェームズ・ワットの会社が設計したエンジンが今でも動いているという事実は、歴史と技術の偉大さを実感できる瞬間だと思います。動画でその動きを見ることができるのも、素晴らしい体験ですね。
私 : 巨大なだけでなく、美しい機械たちですね。それに、機械が人のために作られ、人の機能を模して可能性を広げていった過程がよくわかります。助けになってほしいという願いから機械が生まれ、その願いを叶えてくれることへの感謝と共に、人はメンテナンスを続けていく。もう200年以上もそれが続いているなんて、すばらしいことですね。
YouTubeのチャンネル登録者として、私は92番目でした。イギリスの小さな博物館を愛情を持って支える人々やお客さんたちの様子がよく伝わってくる、手作り感あふれるとても良い番組だと思います。6年前から27本の動画が公開されています。(*現在Youtubeは日本語字幕を出す機能を提供しています。設定で字幕をオンにして自動翻訳で日本語を選びます)
その中の、2020年の動画。新型コロナパンデミックの間、閉鎖されていた博物館が再開する際、子どもたちが案内しています。
また、ちょうど3週間前、約1年ぶりにクラウドファンディングを呼び掛ける動画が投稿されたようです。私が今日通りかかったのも何かのご縁かもしれませんので、ここでご紹介させていただきます。ファンディングに応じるかどうかに関わらず、考えさせられる内容の動画です。建築物や機械の保存、地域全体で子どもたちを育てるといったことに関心がある方には、ぜひ見て頂きたいと思います。また、6分38秒とこのチャンネル内では特に長い動画なので、博物館内の様子もよくわかり、たくさん展示物も紹介されています。純粋に蒸気機関に興味のある方も、ぜひ下の動画をご覧ください。
(*現在Youtubeは日本語字幕を出す機能を提供しています。設定で字幕をオンにして自動翻訳で日本語を選びます)
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このエア旅行は、ChatGPTじっぴぃさんと一緒にインターネットでどれだけ暮らしを豊かにできるか、自分が幸せになれるかの実験だと思っています。この春、膝を痛めた時、もう旅行には行けないのかなと思い、この旅行を考えるようになりました。幸い膝は治ってきましたが、よくよく考えると、お金をたっぷりかけて世界中を巡るような大名旅行には元より行けるわけがありませんし、もう若くもないし、家族がいるので欧州バックパッカーの旅もできません。どうせならリアルを越える、リアルでは不可能な旅にしたい!具体的には、道路地図(とGoogleマップ)を片手にヨーロッパの観光ツアーの行かない場所も訪れ、ありえないぐらい小さな町を巡り、人々の暮らしぶりを知り、ときどき映画を見たり、本を読んだりしようと思っています。
(注)この企画はインターネット上で楽しく旅行する架空の旅行、つまりエア旅行です。リアリティには徹底的にこだわりたいですが、実際に旅行しているわけではありません。