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Uru(ウル)という恐るべき才能

Uru
僕がそのアーティストの名前を知ったのは
映画『罪の声』のエンドロールでした。

一応、映画好きなので
「エンドロールで席を立つ」という無粋なことはしません。
でも中には、このエンドロール退屈だな・・・という作品も
あるんです。

『罪の声』は素晴らしい作品でした。
グリコ森永事件をモチーフにしたストーリー。
ご存知のように、グリコ森永事件は未解決事件です。
それが『罪の声』では犯人が示されます。

そのあまりのクオリティの高さに
「もう真相これでいいじゃん」と思ったほどです。

原作は素晴らしく、脚本は今をときめく 野木 亜紀子さん。
(『逃げ恥』やら『アンナチュラル』やら手がけた方です)
最高に面白かったんです。

上から頭を抑えつけられる

作品には興味ありましたけど、主題歌は全くノーマークでした。
それがエンドロールが始まって、この歌いだし。

♪ 薄汚れた網戸が ずっと目の奥にはまってて・・・

このメロディと声に
「大人しく座ってエンドロールも楽しんでいけや」
・・・といわんばかりに、上から頭を抑えつけられました。

そして、この歌は『罪の声』の登場人物の一人で
地を這うように生きてきた、総一郎のために作られた曲だと
勝手に感じたのです。

♪ 毎日 夢を見て 毎日 目が覚めて
  夢と現実の狭間で ぶら下がって足を浮かせたまんま



泣きそうになりました。

美しいメロディと、細いけどしなやかで伸びやかな歌声。

えーーーーーと
どうしてこの方、まだ紅白に出ていないんですか??

ぜひ、みなさんも、Uru(ウル)さんの歌声に触れてみて下さい。



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🎈ミツ@変な本を書く作家
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