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【中学受験】早くから志望校を意識することが大切!!

「中学受験を決めたものの、志望校が定まらない」
「志望校は6年生になってからでも」
「第一志望校以外はどの学校にするべきかわからない」
そんな思いのお母様・お父様に向けて書いています。受験生に限らず、受験準備学年の小4、小5のお子様にも、ぜひ早い段階で志望校を意識することをオススメします!

小4、小5の時期に「的確な志望校選定」ができれば、確実にお子様のモチベーションが高まります。しかし、やみくもに有名校だけを挙げても仕方ありません。
大切なのは「的確な志望校選定」です。ナンバーワンよりオンリーワン。
つまり、小4・小5のお子様に必要なのは、『高い偏差値の有名校ばかりを視野に入れ、そこを目指して頑張ってほしい』という親御さんの気持ちではなく、『お子様が生き生き通える、幸せな学校へ向けてどのように学習していけば到達できるのか』という具体的かつ現実的な目標と言えるでしょう。
ですから、模擬試験などでは、合否の可能性を見るためなのはもちろん、お子様のモチベーションをあげる為にも志望校を書くことをおすすめしています。

志望校選定のポイント

それでは、matsudogがオススメする志望校選定のポイント6つを紹介します。

1、進学校か大学附属校か
 近年、大学入試改革の影響で大学附属校の人気が高まっています。とはいえ、中学高校の6年間で進学したい大学が附属大学とは限らないこと、中学高校での成績によっては、内部進学や希望学部への進学が叶わないことも多々あります。そこで、大学入試に向けて万全の準備を図ってくれる進学校を志望するケースも未だ多数あります。実際に、国公立大学や早稲田大学・慶應大学への進学はやはり、開成中などの中高一貫の進学校に多くの実績があります。お子様の中学進学後の様々な負担を吟味することが必要です。
 ちなみに、進学校・大学附属校ともに「学校の補習等があるから、塾通いは必要ない」という声もありますが、そうとも限りません。今や、学習塾が放課後の補習を請け負っている学校もありますが、多くの生徒が学校の勉強の上積みとして塾通いをしています。進学校に通っている生徒によっては、学校の授業中についていくために塾で補習をしているといったケースもあります。中学受験が終わったら、塾はいらないと言った考えは、もう古いのかもしれません。

2、共学校か男女別校か
 お子様の思春期が、異性の有無で大きく変わることは明確だと思います。当然、共学校か男女別校では日々の学校生活に加え、特に学校行事にて大きく雰囲気が変わることが多いです。開成中の活気あふれる体育祭は有名ですが、やはり男女別校では、共学校以上に仲間意識が芽生えやすい傾向がもあるようです。こちらも、お子様の性格によって真剣に考えなければならないポイントです。

3、希望のカリキュラムはあるか
 私立中学の大きな魅力の一つである特色あるカリキュラム。「中学2年時での留学が必須」、「実用的な英会話授業」や「大学研究室に引きを取らない理系教育」など、多くの私立中学で特色あるカリキュラムを用意しています。お子様がなにを学び、将来どのような進路を取るかにも大きな影響を与えてくれるでしょう。すでに、お子様に夢があるのであれば、希望のカリキュラムのある中学校へ進むことが大きな一歩になりますね。

4、学校生活を過ごしやすい設備か
 校舎や校庭の広さ、清潔感、学食の有無など、6年間過ごす学舎の設備環境も気になるところです。よく耳にするのが、「自習室や図書館が使いやすいか」「お弁当作りから解放される学食は本当に助かる」などの声です。特に親御さんにとっては、毎日のお弁当作りは大きな負担になりますので、学食は助かりますよね。

5、6年間通える距離か
 どれだけ通いたい気持ちが強くても、自宅から片道2時間かかるような場合は、あまり現実的ではありません。引っ越しが可能であれば話は別ですが、やはり通学時間は長くて1時間半ほどになるかと思います。

6、その他
 例えば、部活でサッカーをやりたい場合、高校進学時に特待生が外部入学してくるか否か、課外活動で劇団やクラブに所属することを認めてくれるかなど、勉強以外のところでもお子様が満足して学校生活を送れるように気にするべき点があります。

志望校選定の考え方

上記のポイントを軸に次のように志望校選定をしていきます。

◆第1〜2志望校 「ここに通えたら最高!」と思う学校
あまり現状の成績のギャップは気にせずに、希望のトップ校を選んでみてください。→上記①〜⑥が全て達成できる学校

◆第3〜4志望校 今の偏差値から+5〜10くらいの学校
一生懸命頑張って合格を掴み取ろう!という目標校になります。
→上記①~⑥から優先順位が高いポイントを2~3つが叶えられる学校)

◆第5〜6志望校 今の頑張りや努力で合格が見込める学校
いわゆる滑り止め校になります。模試などでも良い判定が出ることでモチベーションにも繋がります。
→上記①~⑥から優先順位の高いポイントを1~2つが叶えられる学校

終わりに

的確な志望校の選定は、お子様のモチベーションアップに繋がります。
「しっかりと合格できる学校(自信をなくしてしまわないように)』、『第一志望に向けてのステップアップ校(受験勉強の道筋に)』、『譲れない第一志望』という階段を作ることが出来れば、今よりも勉強に熱が入るお子様も多くなるはずです。
もちろん、今回紹介した考え方はあくまで一例です。
お子様の状況やご家庭の方針によっては、志望校選定にズレが生じることはよくあります。どのような学校を見据えてお子様に勉強をさせていくか、意識するのとしないとでは結果に大きな差が出ることもあります。
今回の記事が皆さんを少しでも助けられれば幸いです!


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