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4-2 スイッチ 「自分でできる」を実現

スイッチ使用の意味や使用することによる可能性の広がりを自分なりに整理し直しました。

■教材名
ジェリービーンスイッチ*
■課題
自分の意思でスイッチを押したり離したりしてON/OFFの操作をする。
■ねらい
・できることを増やす(できることが増えていくと人生の意味を見つけられる)。
・一人で居られる時間を増やす(家族や介護者も自分の時間を持てる)。
・楽しみを見出す。      ・役割を見出す。 ・社会と繋がる。
・外界への気づきを引き出す。 ・因果関係を理解する。 ・意思を表出する。
・やりとりの体験をする。 ・活動に参加する。 ・活動の主導権を握る。
■ポイント
・スイッチのように今ある力を使って環境制御する装置を支援機器と言います。
・子どもに感覚や運動機能の制約がある場合には、できることを増やすために支援機器(環境制御)の活用は重要です。
・スイッチの使用により、0からプラスへの大きなステップとなりえます。
・入力と出力を組み合わせれば自分で表現できない子どもはいません。
・動く場所がまったくないという子どもはいません。
・動く場所を見つけて、その子どもの可能性をどうやって引き出すかという手立てを見つけるのは支援者の役目です。
・具体的には、動く場所に合わせた入力の方法(スイッチ)と知的好奇心にあったアウトプットを用意することになります。
・どのスイッチがその子どもに合うかは、担当のPTやOTと一緒に見つけていくと良いです。
・操作をより安定したものにするためには、滑り止めやアームなどの固定具を使い、スイッチを動かないよう
にする必要があります。
・一回押すと一定時間ONの状態を保つことや、入力を一定時間受け付けなくするなど、必要に応じてインターフェイスを使用することにより、思い通りの環境制御を実現できます。
・練習すれば上達していきますので、焦らずじっくり取り組むことが大切です。

■ バリエーション
・入力(スイッチやセンサーでよく使う基本的な物を掲載)
①フレキシブルスイッチ◎       大きな動きでも操作可能

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②握るスイッチ◎   握ることで操作

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③スライドスイッチ◎         スライドレールで操作する方向が明確に

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④ひもスイッチ◎          引っ張ることで操作 

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⑤ピエゾセンサスイッチ*        わずかな動きで操作 

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⑥スイッチ台◎         少し斜めに設置することで押しやすくなる

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⑦視線入力装置*
詳しくは島根大学 伊藤史人氏のHP「ポランの広場」(https://www.poran.net/ito/)参照

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・固定具
①アームとクランプ*    好きな位置にしっかり固定

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②パソッテル*                 モニター・パソコンの固定     

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③どっちもクリップ*         なんでも簡単に固定

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・インターフェイス
①ラッチタイマー*
スイッチを1回押すだけで設定した時間「ON」の
状態を保ちます。

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②ACリモコンリレー*
コンセントを使用する機器のスイッチ操作に

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③ mabee*
電池を使うものに入れればiPad画面で操作可能

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・アウトプット例(スイッチをつないで操作します)

①バッテリーカー*(市販のものを改造)
車椅子に付けて、スイッチ操作により自分で移動することを可能に・アウトプット例(スイッチをつないで操作します)

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②調理器具(皮むき機)*(市販のものを改造)
台所で家族と並んで下ごしらえ

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③餌やり機*(市販のものを改造)
ペットの世話に

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④ 意志伝達装置*

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