4-1 VOCA 活動の主導権を握る
■ 教材名
VOCA(Voice Output Communication Aids;音声出力会話補助装置)*
■ セット内容(大きさmm)
・本体(幅152/奥行き178/高さ50)
■ 課題
スイッチを押して録音された音声を再生する。
■ ねらい
・外界への気づきを引き出す。
・因果関係を理解する。
・意思を表出する。
・やりとりを体験する。
・活動に参加する。
・活動の主導権を握る。
■ 特徴
・それぞれの子どもに合った外部スイッチも接続可能
・ハッキリした色で見つけやすい。
■ ポイント
・VOCAとは、意思伝達のために録音したものを再生する装置です。
・録音時間は機種によって異なります。
・上面にある反応の良い大きなスイッチで、タイムラグなしで音声を再生できま す。外界への気づきを促したり、押すと鳴るという因果関係を理解するための教材として使用できます。
・「お母さん」など人の名前を録音して返事をしてもらったり、「おはよう」など挨拶し合ったりなど、意思表出が難しい子どもでも音声による「やりとり」を体験できます。 ・同じ活動内容でも、活動開始の合図を出したり司会をしたり本のページめくりの合図をしたりなど、活動の 主導権を子どもが握ることで、「与えられる活動」ではなく「自らする活動」へ活動の質を変えることができます。
・好きな音楽を録音して、聴きたい時にスイッチを押し音楽を楽しむことできます。
・「呼び込み」や「商品説明」など働く場面でも使用できます。
・手が出ない時でもすぐに子どもの手を持つのではなく、スイッチを子どもに近づけて触れてもらうと良いです。そうすることで、手が自然と出てくることがあります。手を通し外界の情報をすぐさま確実に得ること ができます。
■ バリエーション ①ステップバイステップ *
・希望する順番にメッセージを録音してスイッチを押すごとに順番に再生できる。
・メッセージを3つのチャンネルに分けて録音・再生することができる。
・合計で240秒間の音声を録音・再生できる。 メッセージの数は録音可能時間の範囲であれば無制限。
②アイトーク*
赤・黄色のスイッチに別々に録音が可能で押し分けができる。