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音と光のおもちゃのスイッチ改造<フィッシャープライス インファント バイリンガル ミニビーボ FFX85>
今回はミニビーボのスイッチ接続のための改造です。頭を揺らすと音と光でフィードバックするおもちゃ。しかも、日本語の後に英語を発音。知育ママたちの心をくすぐります。色味もはっきり、愛らしいデザインも素晴らしい。しっかりした作りなのに値段もリーズナブル。そのままでも十分楽しめるものですが、スイッチ使いの子どもたちのために改造していきます。その前にこのおもちゃの優れたところを以下挙げておきます。どんなおもちゃがスイッチ改造に向いているか選ぶ基準になるかもしれません。ご参考までに。
・スイッチを一回押すとアクションを最後まで続けてくれる。その間にスイッチを押しても反応しない。
→「スイッチを押すこと」と「おもちゃのアクション」との因果関係が捉えやすい。
→扇風機のようにスイッチを押しっぱなしにしなくても良い。スイッチをある一定時間onにし続けるラッチアンドタイマーなどのインターフェースを使わなくても操作可能。
・スイッチ改造のための接続位置がわかりやすい。内側のスペースが広く線の取り回しが楽。
→初心者でも改造しやすいです。
・音と光のフィードバックがある。しかも、音量も程よく、光の刺激が強すぎない。
■ 材料
■ 道具
・ドライバー
・ワイヤーストリッパー/ニッパー/ラジオペンチ
・テーパリーマ(穴を広げるために)
・ハンダゴテ
・ハンダ
・ホットボンド
■ 作り方
・頭部の後ろのネジを回して、開きます。
・下の写真の赤丸部分が今回の接続場所。
・今回は、頭を触れると揺れてスイッチが入る機能をあえて捨てます。提示の時にスイッチを押していないのに反応してしまうと困るからです。本来の機能を残すには線を切らずに既に線がはんだ付けされている左右のベロのところに、新しい線(極細線の平行線 赤/黒線)をハンダ付けすれば大丈夫です。
・線を切っていきます。
・切った線のビニールをむき、電線を出します。
・ここに電線(極細線の平行線 赤/黒線 約90mmの長さ)をはんだ付けしていきます。極性はないので赤黒どちらをどちらにつけても大丈夫です。
・ハンダ付けしたところを、絶縁するためにホットボンドでコーティングします。裸のままだと線同士が触れてしまいスイッチが入ってしまいます。
・次にジャックを取り付けるための穴を開けていきます。写真のようにスペースを確認しながら穴あけの位置を決めます。
・いつものように、キリで穴を開けてからテーパリーマで穴を広げます。ジャックの金属部分が通る程度まで穴を大きくしていきます。開けるぎると留め金が効かなくなるので注意して下さい。
・ジャックを入れて
・留め金を締めていきます。
・上手くいきました!
・ジャックに電線をはんだ付けしていきます。真ん中のベロは使わず下写真の赤丸の左右のベロを使います。極性はないので赤黒どちらをどちらのベロにつけても大丈夫です。
・蓋をしてネジで留めていきます。
・完成です!!!
・スイッチを接続して、押して、動作確認。
・成功です!!!音声も本当にバイリンガル。発音良すぎてジャパニーズイングリッシュの私には聴き取れない!
・デザイン機能とも秀逸。しかもお手頃。支援者なら買うしかない!
今回はミニビーボのスイッチ改造でした。
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