
【随想】 政治について考えた
今日(2023.4.9)、選挙がおこなわれたので、あらためて政治に携わる者に求められるものは何かを考えてみた。
「それは、何をおいても“倫理観”でしょう」
多くの方がそう仰るかも知れない。
しかし、倫理観とは為政者ならば当然もっていなければならないもの。語るまでもない。
もっとも最近では、倫理観ゼロ──否、むしろ“マイナス倫理観”──の輩が国政の場に紛れ込むから、恐れ入谷の鬼子母神である。だから、「この国は腐っている」といわれてしまうのだ。肉だって腐りかけが美味いのであって、腐っていては誰も手はつけない。腐っても値打ちが下がらないのは、鯛くらいなモンだろう。
以前のnoteにも書いたが、老生、「為政者に必要なものとは、“若さ”である」と思っている。
若さには現状を打破する力がある。
老生が理想とする為政者の年齢は30代だ。40代でギリギリといったところ。それ以上の年齢は現状維持の思考が強く、現実を変えようとする熱量が不足していると思えるのだ。
どんな清らかな水も淀みに滞ると腐り出す。それを防ぐためには常に水流を起こしておかなければならない。
これは政治に於いてもいえること。常に新鮮な人材を登用することで、政治の腐敗を防止し、体制の改善をおこなわなければ、近い将来、この国は立ち行かなくなるだろう。
だから、政体を変えてくれるであろう期待を籠めて、若き候補者に一票を投ずるのであった。