こどもから教えられたこと。
多様性を受け入れるとは、どういうことなのか?
以前、こどもを叱ってばかりいた時期があった。
行動できる人になってほしい。
努力できる人になってほしい。
流されない人になってほしい。
夢を追いかける人になってほしい。
そう願ってのことだったのだけど、うまくいかなかったのよね。
言ってみれば、こどもを説得し、自分の信じる方向に導こうとばかりしていた、ということ。
たぶん、「自分のほうが人生経験が多いのだから正しい」という気持ちが強すぎたんだと思う。
こどもにとったら、そりゃ、息苦しい^^。
だんだん、うまくいかなくなってきて、お互いストレス過多に。
で、わたしのほうが折れて、考え方を変えることにした。
教える、導く、といった意識をやめて、自分の考えを伝えるだけにしよう、と。
後は、相手に委ねる。
そうすると、期待通りにいかなくてもそれほど腹が立たなくなり、叱る機会も減った。
以前のわたしは、多様性を受け入れられていなかったんだな、と思う。
自分の考え方にこどもの考え方を一致させようと、頑張っていた。
まあ、「親がこどもを導き、子はそれに従う」のが当たり前だった時代もある訳で、これも時代の流れなんだろう。
多様性が重視される時代になったから、そんな思考を伸ばすような子育てが必要になった、と。
忍耐、強さ、規律、こういったものが重視された時代とは違うのだから、親の役割もアップデートしていかなければ、と思う。
無垢なこどもを相手にしていると、今まで当たり前だと思っていたことが、本当にそうなのか分からなくなるときがある。
こどもから教えられることは多い。
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