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『なごみ』6月号 オフィスで楽しむ茶の湯

今回のnoteは、積ん読📚ではなく、
積まん読📚❌
届いたその日に読んだ一冊になります📗

毎月、オカン(母)宅に淡交社から届く『なごみ』
オカンは自称「本嫌い」なんで、
毎月届く『淡交』『なごみ』は、
届いて即、私のところへパスされます。

今月ももれなく『なごみ』が私のもとへ。

私は『淡交』『なごみ』とも、毎月読むようにしています。
ただ、正直言いますと『なごみ』のほうは、
その時の内容にもよりますが、読み込むというよりも、
ザッと目をとおす、という感じで読むことのほうが多いです。

今回6月号の特集は、『Biz茶のススメ』
なんですけども、
私は、その特集よりも、
『夢の茶会』 〜もしも 伊住宗晃 を招いたら〜
というページをご紹介していこうと思い、
今回 noteしました。

『夢の茶会』 〜もしも ⭕️⭕️ を招いたら〜
という連載は、この6月号で18回目。

あなたが今、お茶をさしあげたい人は誰ですか❓
「もしも⭕️⭕️を招いたら」というタイトルどおり、
お招きしたら、どのようなもてなしをしますか❓
いわゆる、バーチャル茶会記。

今回、お招きされましたバーチャルゲストが、
今は亡き、伊住宗晃宗匠。

そして、そのお迎えのホスト役に、
ご子息である 伊住宗陽様・伊住宗禮様 ご兄弟。

鵬雲斎大宗匠のご次男としてお生まれになり、
「茶の湯文化の本質を現代に」
と多くのクリエーターの方たちを伝統の世界に引き込み、
新たな価値の創造に生命を燃やされた、伊住宗晃宗匠。

時は流れ、ご子息のお二人は導かれるようにその志を引き継ぎ、
ご兄弟それぞれの立ち位置で裏千家今日庵をお支えになられています。

私は茶歴が浅いもんですから、
伊住宗晃宗匠をタイムリーに存じ上げないといいますか、
リアルにお目にかかったことがありません。
本で拝見しますお写真などと、
まだ鵬雲斎大宗匠が御家元のころに監修された、
NHK『趣味悠々』
茶の湯 裏千家 初歩の点前 全3巻DVD
で、伊住宗晃宗匠を拝見したぐらいです。

映像でしか拝見したことがない伊住宗晃宗匠ですが、
そんな画面越しの映像からだけでも、
ほんと柔らかいお人柄が伝わってきます。

また、想像いたします柔らかいお人柄でありながらも、
「いざ、亭主として客を招きお茶を点てるのは難しいのかなぁ〜と思うのですが、いかがでしょうか❓」
というアナウンサーの問いに対して

「いやぁ、難しいですか❓といわれると、難しいです❗️」
と、時折お見せになる厳しさ。

このままいくと、こちらのDVDの紹介になってしまいそうで・・💦
このDVDは、またの機会に😅💦

「生きていたら六十六歳・・・きっといまだに意欲的で、
『次は一緒にあれをやろう』って、目を輝かせているよ」(宗陽)

享年 45歳 若くしてこの世をお去りになられた
伊住宗晃宗匠

今回の濃茶席で使われた茶碗
伊住宗晃作 『子の為父造』という箱書のある赤茶碗

「生きている間に、これでお茶を点ててあげたら、
きっと喜んだだろうな。そんな思いがあったから、
私も長男が生まれた時に茶碗を作りました。
彼がいつか、なにかを感じてくれれば、うれしいなと思います」
(宗陽)

釜は
伊住宗禮様がデザインされ、
この日に合わせて誂えられた、現代の芦屋釜。

「私も禮次朗もパパと同じ道に進みましたよ。
『好きなことやったらいいよ』
って、ゆうてくれてたね。
でも、やっぱりパパの背中を見てたから、
自然とこうなったわ。」(宗陽)

今現在、
伊住公一朗(宗陽)様は淡交社社長。
伊住禮次朗(宗禮)様は茶美会文化研究所主宰。

お二人とも、その他各方面でも要職にお就きになられています。

最後に
「亡くなった時は高一と中二の兄弟だったから、
仕事のことを含めてなかなか踏み込んだ話をすることができなかったけど、
今日はお茶を通してパパと久しぶりに対話できた気がします。
これからも兄弟で頑張るね。」

宗陽
宗禮

心にしみる
『夢の茶会』ですね。

もちろん、特集の『Biz茶のススメ』もありますし、
あと、京本大我さんなども連載されてます。
落語家 桂二葉さんへのインタビューも面白かったです👌

『なごみ』2024年6月号📗
お茶されてなくても読みやすい本だと思います。
ご興味のある方、よければご購読ください📖

今回も長々と最後までお付き合いいただき
ありがとうございました🙇🏻‍♂️


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