対義語とは、何だろう…。
授業では、生徒に「伝える」という行為を伴う場面が多い。
このとき、できるだけその内容がイメージし易いように、図示するなどの”言葉”だけではない方法も用いて、私が「伝えたい内容」を捉えてほしいと考えている。
しかし、言葉の関係性を”伝える”のは本当に難しい。
特に、倫理を学ぶとき、その内容の理解を助けてくれるキーワードには、「対義語」が多い。
これらを伝えることが難しい。
意味が反対である?
「意味が反対である」という意味は分かる。
「反対の意味を示している」と理解もできる。
しかし、”抽象=あいまいなもの”のように、捉え違えが生じることもよくある。
だから、伝えるのは難しい。
そこで、図示することを考えてみる。
意味が反対であるということは、次のように記すことができることになる。
普遍とは、「特殊ではない」もの。
特殊とは、「普遍ではない」もの。
それでは、これを図示するとどうなるのだろうか?
これでよいのだろうか?
しかし、図示すると、特殊の中に普遍があるように見える。
さらに疑問がある。
普遍と特殊をわける”ココの線”は、いったい何を分けているだろうか?
「〜ではない。」の線?
それで、”線”は何を分けたのか?という話につながっていく…。
もしかして図示してはならないのだろうか…。
そもそも図示するようなものではないとか?
うーん、難しい。
そもそも、自分でよく分かっていないものを伝えるのは実に困難を極める。
国語の先生って本当にすごいと思う。
今日も新しい気づきをありがとうございました。
この記事が参加している募集
よろしければサポートお願いします! いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!