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スポーツ栄養士になりたい じゃ、何から始める?《スポーツ栄養士の実力を【つける】勉強・方法・心構え》

スポーツ栄養士は誰でも名乗ることが出来る。

でもスポーツ栄養士で生活している人は、名乗っている人の何%なんだろう? 

無償ボランティアでもよいならそれはそれ。でもそれでは自分も選手たちもレベルはあがりません。

もし、スポーツ栄養士の仕事で実力をつけたいなら・・・

その答えを実践型スポーツ栄養士が連載していきます。

日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士の松田幸子です。

この前、某スポーツチームの方から、スポーツ栄養士と検索すると早く出てきますねと言われました。


と言うことで、私のことをご存知な方も、ご存知でない方もこのキーワードでここにたどり着いたと思います。

スポーツ栄養士

スポーツ栄養士に興味があるからこそ、たどり着いたnoteですよね。

企業などに属さず、個人で事業をして15年近くになります。その間、スポーツ栄養士として事業を継続できているのはありがたいことです。

私が学生時代から
今の今まで

どんな方法で
どんな勉強をして
どんな心構えでいたらスポーツ栄養士になったかのか?

を書いていこうと思い、マガジンを作りました。

今日は1回目なので、スポーツ栄養士になるには何から始めればよいのか、かる~く書いてみます。


「スポーツ栄養士は狭き門だと言われたのですが・・・」

栄養士や養成施設の学生に講演をすると必ずこの質問をされます。

「スポーツ栄養士は狭き門だと言われたのですが、どうしたらなれますか?」

学生なら、しっかり養成校の勉強をすること。

そして、社会人なら、実務経験をしっかり積むことです。実務経験は栄養士としての実務はやっておいたほうが幅は確実に広がります。実務経験=給食や臨床と思われがちですが、研究分野でもスポーツ栄養士として活動している方もいます。それぞれ、進みたい道の実務経験はあったほうがよいでしょう。

公認スポーツ栄養士とはなんぞや? 

と思う方もいるかもしれません。そしてスポーツ栄養士になりたいという人は聞いたことがあったり、目指したりしてる人も多い資格です。

そもそも「栄養士」は「名称独占資格」なので、栄養士と名乗りたければ養成校に行き、カリキュラムを終え卒業する必要があります。

そもそも、栄養士にならないと道が進まないのです。

そのため、スポーツ栄養士になりたければ、最初に養成校に入学する必要があります。ここから管理栄養士までの道のりは日本栄養士会のサイトが詳しいので、そちらで。


公認スポーツ栄養士になるにはどうしたらよいか?

さて、本題です。

まずは募集要項に書いてある、講習会受講の条件をみてみましょう。

1.管理栄養士であること
2.公認スポーツ栄養士養成講習会を受講しようとする年度の4月1日時点で3.満22歳以上であること
4.スポーツ栄養指導の経験があること、またはその予定があること
5.日本スポーツ協会と日本栄養士会が認めた者


ではどんなカリキュラムなのかというと、一番詳しく書いてあるのが日本スポーツ栄養学会です。

「でも実際はどうなの?」

と思いますよね。ということでここからは経験談。

公認スポーツ栄養士の3期生(だったはず)の私が取得したのが2011年。その2年前から受講を開始していました。

受講開始から合格までを以前、公式ブログに書いていますので、そちらをどうぞ。


読んでもらえれば、わかると思いますが、正直仕事しながらなので、大変です。

この資格を取るにはいろいろな方のご協力や、タイムマネジメントが必要なので、ただ自分が勉強すればよいというものでもありません。

スポーツ栄養士で仕事をしていくには、周りとの協力・コミュニケーションがとても大切です。それをできるかどうか、この講習会はテストされていたのかもしれないと、今となっては思います。


公認スポーツ栄養士・管理栄養士・栄養士の人数

公認スポーツ栄養士は管理栄養士取得者しか講座受講できないことはお伝えしましたね。その管理栄養士は栄養士資格を取得して国家試験を通った人が免許取得できることも日本栄養士会のサイトをみていただくとわかると思います。

では実際、どのくらいの人数がいるのかというと

栄養士:平成30年度 1,097,359
管理栄養士:令和元年 244,487
公認スポーツ栄養士:令和元年10月 374

厚生労働省 栄養士免許交付数の推移 管理栄養士名簿登録数の推移
https://www.mhlw.go.jp/content/000613303.pdf
日本スポーツ協会 スポーツ指導者に関するデータ
https://www.japan-sports.or.jp/coach/tabid248.html


栄養士の資格は多岐にわたります。ただ、いろいろなジャンルの栄養士がいる中で公認スポーツ栄養士はとても少ない人数だということがわかります。


公認スポーツ栄養士にならないと活動は出来ませんか?

正直なところ、できるものとできないものがあります。

例えば、日本代表レベルのサポートをしたいと言うなら、応募の際、公認スポーツ栄養士保持者かどうか問われることもあります。

ですが、一般のスポーツ愛好家やジュニア選手では栄養士資格で対応している方もいます。

となると「どんな活動をしたいか」によって取得したほうがよいかどうかがきまるでしょう。

ただ、取得している私の本音として、栄養士ではNGで管理栄養士ならOK、管理栄養士でもNGで公認スポーツ栄養士ならOK という仕事があるのは確かです。


あなたがまずやること

まず、あなたがやることは

誰に対してどんなスポーツ栄養士でありたいか?

を自分で考えることです。それが決まらないと、自分が何を勉強すればよいかわからないですし、ただただ遠回りになるか、道を大幅にそれて見えなくなるからです。

これは

高校生
養成校学生
社会人

問わず、スポーツ栄養士になりたいと思ったら、一番最初にやることです。

もし、やたらめったら、セミナーに出ていたり、交流会に出ているようなら、一度時間を作ってこの問いをやってみてください。

時間は有限です。

上手に使えるか、使えない方はあなた次第です。



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