首の後ろに熱を感じるとき|わたしの豊かさ#38
今だ、これだ、この人だ、と集中するときに熱を感じます。
具体的に身体のどの辺で感じるかというと、首の後ろのあたりで、そこに熱感がある時には、何かいいものを生み出すことに繋がる合図だと思っています。
これを読んでいただいている方も、感じたことがありますか?
こういうときは、この熱を持ったまま行動するのがいいので、他のことに集中できなくなります。
火が燃えて熱を生み出すには『燃料』と『酸素』が必要ですが、熱を感じる瞬間というのは酸素との反応です。
『燃料』とは、これまで培ったもの、取り組んできたこと、準備してきたもの、地道な努力、浮かばせておいたアイデアなどで、『酸素』とは、インスピレーション、モチベーション、エネルギーなどだと思います。
ブレークスルーが起きて何かが形になる瞬間に点火し、燃え続けるには常に燃料に酸素を送り続けることが必要ですが、この段階になるとだいたい地味なループ作業が発生していて、手を動かし続けるしかないので、3時間程寝てパッと起きてそのまま寝ずに朝までやってしまう、ということが出来てしまいます。
またはその時の酸素(モチベーション)は、友人や周囲の方からの励まし、ある人からの教えなどだったりすると思います。
わたしが『熱』を意識するようになったきっかけの一つに、漫画家;魚鱧さんの初連載漫画「ひゃくえむ。」があります。
普段スポーツ漫画を読むことはほとんどないのですが、この作品は夢中で読んで『熱』に乗せられ、目の前のことに『熱』を持ちたい、『熱』を感じる瞬間を大事にしたい、とかなり影響を受けました。
主人公は”100mだけ誰よりも速ければ、どんな問題も解決する。”という信条のもと、人生すべてを100m走に懸けるわけですが、登場人物たちが情熱を持って歓喜したり苦悩したりという描写が本当にリアルで、感情移入しながら『熱』を持つって豊かだ、と感じました。そして、この豊かさを自分の人生で感じたい、と思いました。
ところで、あとで調べたら首の後ろというのは、仏教などの古来の伝統的な教えによると直感やエネルギーの取り込み口で、その領域が熱くなるというのはそれが活性化していることを示すのだとか。
今回深掘りしたブレイクスルーのプロセスとも意味合いが似ていて興味深いなと思いました。
身体が示す反応は本当に優秀で、私たちに大切なメッセージを伝えてくれているようです。首の後ろに熱を感じたときは、アイデアや創造性を発揮して前進する合図で、暮らしでも仕事でも、燃料をあつめることやアイデアを浮かばせておくことを続けていきたいなと思います。
この記事は2023年の「豊かさ」に必要な8つのことの中の
5.好きなときに好きなことができるを補完する:#38【熱を感じる】を説明する内容でした。元になる記事はコチラ▼
次回は5.好きなときに好きなことができるの#39【あそぶ】について書きます。
読んでいただき、ありがとうございました!
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