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食中毒について

一般に食中毒は7月から10月に集中して発生しますが、暖かくなってきて気温の高い日もあるこの時期から注意が必要と思います。

家庭ではどんなことに注意すれば良いのでしょうか?

細菌性食中毒の原因菌は、サルモネラ、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、腸管出血性大腸菌の4種類で全体の8割を占めまるす。主な症状は下痢、腹痛、発熱、嘔吐などです。医療機関に行ったらこれらの症状について説明をしてください。一般に下痢止めは使わないことがほとんどです。下痢は体から菌など有害成分を排出するための生理反応だからです。

家庭で食中毒を防ぐには、菌を「つけない」、「殺菌する」、「増やさない」の3つが大切です。肉や魚や卵などの生の食材を使うときは、その前後で十分に手を洗うことが大切です。使った包丁やまな板はその後にすぐに洗剤と流水で洗うように心がけましょう。加熱殺菌は、75度以上で1分以上をめやすにしましょう。

細菌を増やさないためには、冷蔵庫は10度以下、冷凍庫はマイナス15度以下に保ちます。冷蔵で細菌が死ぬわけではないので、食材は早めに使い切ります。食品の解凍は冷蔵庫内か電子レンジで行い、常温での解凍はやめましょう。もし食中毒と思われる症状があれば、早めにご受診ください。

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