骨粗しょう症
みなさま、ご無沙汰いたしました。暑中お見舞い申し上げます。
今日の午前中の土砂降りには、参りました。来院される患者さんも足元はずぶぬれでいらっしゃいました。
前回の骨のお話に関連して。。
最近よく聞くことの多い病気として骨粗鬆症があります。この病気は高齢者、特に閉経後の女性に多く起こる骨の病気です。最近の高齢者の増加とともに増えていて、現在では280~380万人に及ぶと考えられています。
全身のカルシウム99%は骨にあって、骨の強さを保つのにカルシウムは必要です。カルシウムが不足すると骨がもろくなって、転んだ時に腕の骨が折れやすかったり、尻もちをついた時に背骨が潰れたりします。大腿骨が折れることも高齢者では多いようです。そのほか、ある種のホルモン剤でも骨がもろくなることがあります。
予防法は、カルシウムとビタミンDを十分に取ることと、日に当たることが必要です。また、無重力状態のように、骨に物理的な刺激が加わらないと骨からカルシウムが抜けてしまって骨がもろくなります。毎日一定の時間散歩をしたり、軽いスポーツなどを行って骨の強化をすることも重要です。
最近は、骨密度を測定してくれる病院も増えてきました。