教養の価値
今日は教養について紹介したい本があります。
【人生を面白くする 本物の教養】
著:出口治明
「勉強して賢くなって仕事のできる男になりたい!」と非常にざっくりした野望を持っていた僕に多くのヒントを与えてくれた1冊でした。
本書では出口先生が考える、教養についてとこれからの人生での生き方や勉強などに対するヒントや取り組み方が多く紹介されていました。
その中で僕自身が参考になった点を紹介します。
まず大前提として、出口先生の考える〝教養〟とはずばり「自分の頭で考える」ことです。一見在り来たりのように聞こえますが、実は難しいことではないでしょうか。
なぜなら、僕たちは戦後「自分の頭で考える」ことをしない社会で生活してきました。終身雇用、年金制度など当日必要だった人材は会社の中で言うことを素直に聞いて動くイエスマン。先日知ったのですが、昔の企業では定年まで勤めれば、福利厚生の中で住宅を提供してる会社があったらしく驚きました。
しかし、時代は変わり皆さんご存知の通り、働き方は大変革を迎えています。
そんな中でやはり求めれれるのが「自分の頭で考える」力です!
これからは〝個の力〟が問われる時代です。目まぐるしく変わる社会情勢の中で、ダーウィンの進化論のように新しい環境に適応できるものだけが生き残れるようになります。
そうした〝個の力〟を伸ばすために取り組むこと、例えば「能動的な読書」や学ぶべきこととして、「生きた実践的な知識について」など更に深掘りして本書では知ることができました。
最後に本書の中で特に心に残った出口先生の言葉で締めさてもらいます。是非、僕と似たようにこれからの時代に生き残るためのヒントが欲しい方に一読してもらいたい1冊です!
「従業員は企業に過剰適応してほしくありません。一人ひとりが主体的に行動し、自らの人生や家族、友人を大切にし、〝自分の頭で考える生き方〟をしてほしいです。」
「要するに私たちはもっとメリハリのある生き方をしなければならないのです。職場や仕事に従属した意識を改める一方、合理的な仕事の仕方によって極力無駄を省き、その分私生活を充実させる生き方にシフトするべきです。そうすれば、おのずと人生の手応えが感じられてくるのではないでしょうか」
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