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一般的には・・・ということばの呪縛

突然ですが皆さんは「朝型」でしょうか?「夜型」でしょうか??

なんとなく世間一般的には、「朝型」のほうが健康的でイケてる印象がありますが、私は生粋の「夜型」です。

「お、ダメ人間だな?」と思われた方、いますよね?

色々な意味で否定はしませんが(笑)、今日はちょっとこの話題から派生してタイトルでも挙げた「一般的には」という認識の呪縛についてライトに書いてみたいと思います。

朝型チャレンジ


私も若い頃(学生時代)には、朝のほうが勉強の能率が良いという話はそこかしこで見聞きし、朝型生活に何度となくチャレンジしました。

しかし、どんなに早く床についても朝の能率は一向にあがらず。結果的には逆効果。一方でどんなに早朝に目覚めたとしても、深夜に向かうにしたがってどんどん集中力が増していき、思考も研ぎ澄まされ没頭できる、といった日々が続きました。そうしていつしか朝型チャレンジを諦めるようになりました。

自分にとっての最高の勉強時間は深夜。そんな学習リズムが整った一方、私の脳裏には常に・・

朝頑張れない自分 ⇒ 我慢が出来ない自分 ⇒ 世の中的になんてダメな自分・・

という自己嫌悪がついてまわるようになりました。
「(一般的には)朝ってイイよね、朝活イケてるよね。」という言葉が常に自分を蔑んでくる感じです泣。


そんなある日です。
とある記事を読んでいると、この「朝型」か「夜型」かは、実は生まれつき決まっている、という事実が目にとまりました。

人間の体内時計には睡眠から覚醒を促す信号があり、だいたい24時間周期で送られていて、この周期は人によって微妙に異なる。周期が24時間より少し短い人は眠気がくる時間が早まり、早寝早起きの「朝型」になり、逆に24時間より少し長い人は遅寝遅起きの「夜型」になると。フムフム。

そして、この「夜型」を「朝型」に努力で変えることが出来るのか?という重大問題がありますが、結論から言うと変えられないとのこと!そう変えられないんです。ここめっちゃ大事。この事実を知った瞬間、それまで脳裏にこびりついていた自己嫌悪がふわ~っと晴れ、めちゃくちゃ気が楽になったんですね。

「夜型」「朝型」といった睡眠のタイプは「クロノタイプ」と呼ばれこのクロノタイプは遺伝子によって決められている。そう遺伝子くん。遺伝子くんが決めちゃってるのです。もうこれじゃ仕方ないじゃん。

そう、努力の問題でも私がダメ人間ってことでもなかったんです!

事実前と事実後

この事実を知る前後で、自分という人間は何も何一つ変わっていません。ただ事実を知ったことで、「一般的には~」の呪縛から解き放たれ、急に夜型が誇らしいというかもう愛らしくさえ感じるようになりました。一体あの自己嫌悪はなんだったんだろうという感じですね。

これはもう独り相撲以外の何物でもないです。

本来の自分自身は何も変わっていない。結局自分は自分のままでしかなく、自分を信じてあげられなかった。今回はたまたま記事で知った事実に助けられましたが、ことの本質は自分で自分の個性を認めず「一般的には」という言葉と認識の呪縛に捕らわれて、勝手に自己嫌悪という独り相撲をとっていた、そういうことでした。

人はそれぞれが尊い存在

人は生まれ持った自分だけの星もあれば、細胞遺伝子レベルでもみなそれぞれ全く異なるuniqueな存在です。そんなuniqueな自分を認めてあげられるのは他の誰でもない自分自身なんですよね。なのに、世間一般的には・・という妄想と自分を勝手に比較し、その違いに右往左往してしまう。もう独り相撲はやめましょう。この「一般的には・・・」の呪縛は実は自分が思っているほど重たいものではなく意外にスルッと脱げるものです。

皆さんもそんな呪縛、抱えていませんか?

そうだとしたらそんなものは軽やかに脱ぎ捨ててしまいましょう!


※ちなみに自分の睡眠クロノタイプはこちらで判定することが出来ますので気になる方は判定してみてください。

~国立精神・神経医療研究センター「朝型夜型質問紙」より~
https://www.sleepmed.jp/q/meq/meq_form.php

※参考までに以下が私の判定結果でした。

生粋の「超夜型」!こんな自分が愛らしいです。

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