
ロンドンからの便り:3. ロンドンの住まい
前回の投稿で、寒いロンドンで風邪が治ったと思ったら発疹に苦しめられたという話を書きました。その発疹のことを書いたせいかどうかは分かりませんが、その夜から手足に発疹が出てきていています。それがまぁ本当に掻きむしりたくなるほどの痒さです。
眠れないのは嫌だと思って、睡眠薬を多めに飲んで寝たので何とか眠りにつけましたが、それでも途中起きて何度もかきむしっていました。
痒いのは、それも痛痒いのですが、集中力を削ぎますよね。部屋の片付けや掃除などは、全然大丈夫なのですが、noteのような書きものには辛いです。
はじめに
見出し画像は、ロンドンのキッチンから見た夕焼けです。
まさかキッチンからこんな夕焼けが見えるなんて思ってもいなかったので、感激でした。
ということでもないのですが、本日の投稿は、ロンドンの住まいについてです。
第3便 7月某日
こちらは、今、朝の午前6時です。今日はこれから出かける予定があるので、いつもより早く起きています。
ヤフーで日本の天気予報を見ると、やはり日本の夏は暑いようですね。
去年(2012年)の東京の夏は、脳みそがとろけてしまうのではないかと思うほど暑く、論文を書くつもりが実質何もしないままで夏休みが終わったのを思い出しました。
昼間は20度半ばまで近くまで気温は上昇し、ようやく夏を感じさせるのですが、今の気温は10度台前半で肌寒く、長袖のシャツが絶対に必要です。
住居探し
私たちは、ロンドン北部郊外の住宅地、ノース・フィンチリーというところに住んでいます。
ここフィンチリーには、同僚の先生が在外研究で住んでおられたのです。その先生から「通学に便利だし、治安もよく住みやすい町ですよ」と勧められました。
昨年(2012年)の11月頃から彼女(奥さん)がロンドンの不動産さんに連絡し、部屋探しを始めました。東京と同じく、というよりもそれ以上にロンドンの家賃は高く、それに半年間という短期で貸してくれるところも少なく、探すのに苦労していました。
ようやく見つかった物件は、地下鉄の隣の駅フィンチリー・セントラルにあり、1,500ポンドでした。日本円に換算すると約23万です。これに光熱費や地方税などをいれると大学から支給される30万は消えてなくなることになります。
なかなか物件が出てこないので諦めていた時に舞い込んできたのが、今、住んでいる、ノース・フィンチリーの物件です。950ポンド(約15万)でした。その差8万は大きいですよね。即決しました。
お部屋紹介
下の画像の左の建物の3階の部屋です。

住居は、寝室、居間、台所にお風呂場という構成です。お風呂場に洗面所とトイレがありました。居間は、14畳ぐらいあり、その一角にダイニングテーブルがあってそこで食事をとっていました。
キッチンの奥の窓から撮影したのが、見出し画像の夕焼けです。
収納が多く、収納で困ることはまったくありませんでした。ただモノの住所を明確にしないと、二重買いのもとになったり、あるいは、書類などの置き場として使っていましたが、それが行方不明になることもありました。
コの字型のカウンターは使いやすかったです。


居間の一角にダイニングテーブルがありました。

住環境
マンションの庭をでるとすぐにバス停があります。しかし、このバス停からロンドンの中心街まで行くことはできません。ロンドン行き、もちろんここもロンドンなのですが、ロンドンの中心街に行くには、5分ほど歩いたところにある、バス・ターミナルまで行く必要がありました。

ご覧のように広い通りではないのですが、夜中にも車の音が途絶えることはありません。虫の音しか聞こえないというような、まったくの田舎というこいとではありません。
住環境としてはまったく申し分ありません。都会すぎず田舎すぎずというかんじです。緑もすごく多いところです。
私たちの住んでいるところからは、2つの商店街に行くことができます。日本の100円ショップのようなポンドショップ(すべて1ポンド)もあるだけでなく、物価の高いロンドンなのですが、割と庶民的な値段で安い店も結構あります。日用雑貨品を買い揃えるのにすごく助かりました。
通学
留学先のロンドン大学SOASは、大英博物館の隣にあります。そこから徒歩でビカデリー・サーカスや劇場街があるレイセスター・スクェアにも行くことができます。
ロンドン大学SOASまでは地下鉄で通っていました。自宅から地下鉄の駅までは10分ぐらい、そして、大学の最寄りの駅までは、地下鉄に乗ること20分ぐらいです。よって、自宅から大学までは、ドア・トゥ・ドアで約40分です。日本では、通勤に1時間40分以上かかっていました。それも何度も乗り換えて。
地下鉄なので、どの時間帯もほぼ5分おきに電車が来ます。時刻表を気にする必要もなく出かけることができるのは快適です。

最寄りの駅は、ウェスト・フィンチリーです。ロンドン中心部のターミナル駅のひとつであるユーストン駅から地下鉄のノーザンラインで9つ目の駅です。
地下鉄ですが、イースト・フィンチリーの駅から地上に出てきます。イースト・フィンチリーの次がフィンチリー・セントラルで、テスコなどのスーパーや銀行などもありにぎやかです。その隣が、最寄りのウェスト・フィンチリー駅です。
最後に
投稿に時間がかかったのは、写真の整理をしていなかったので、適当な写真がなかなか見つからなかったからです。
写真を撮りっぱなしで、まったく整理していません。これだと本当に役にたちませんね。
写真をとったらすぐに整理し、メモを残しておかないと、後から資料として使おうと思っても駄目ですね。それを痛感しました。
本日も最後までおつきあいいただきありがとうございました。