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私の休職日記4日目

 今日も朝の散歩に出かけた。その後初めてサウナ専用施設へ行った。現在適応障害で休職中だけれど、元々自律神経の調節もあまり良くはなく、体調を崩す前から興味は有った。

 行く前にサウナの作法やらルーティンやらはどうなのか調べて、出掛ける時間が遅くなった。こういう所が仕事のやり方にも出ているのかもしれない。動き出しが遅い。思考の時間取りすぎ、みたいな。一方で向こう見ずな行き当たりばったりさもあったりして、度胸があるんだか無いんだが分からないと現職で言われたことがある。話が逸れた。料金を考えてサウナは2時間で出ようと決めて、いざ入浴。

 当然スマホはロッカーにしまうので、入浴法を確認しながら入れない。なんとなく調べたことを思い出しながら、毛穴が開きやすいほうが良いなら熱めのシャワーを浴びとくべき?など思いつつ身体を洗い、サウナに入った。時間を見て入ろうと思ったものの、サウナ室内の時計の進み方がおかしくてよく分からず、なんとなく汗もかいたし身体感覚的になんかヒリヒリしてしんどいとなってからシャワーと水風呂へ。(出た後に調べたら時計はサウナ専用の12分で一回りするものだったらしい)

 水風呂に入るのは躊躇したが、入って慣れてしまうと心地よくて、多分1分以上入っていた気がする。身体を見ると気持ち悪いくらい肌が赤く斑になっていた。これも後で調べたらあまみと呼ばれている現象らしい。面白い。

 最後に外気浴。これは本当に気持ちよかった。巷でよく言われている「整った」状態かは分からないが、身体の力が抜ける感覚と外の開放感が心地良い。ただ、かなり無機質な上に街の喧騒からは逃れられないので、本場のフィンランドの湖のサウナとかだともっと心地よいのかもしれないと思う。外気浴の椅子に寝転がりながら、それでもぼんやりとは仕事どうしようかという思いはチラついていた。だから少し勿体無い事をした気がする。もっと今この時を楽しんでいきたい。

 結局初サウナは4セットやって2時間でチェックアウト。その後は気になっていた香港料理の店で土鍋ご飯を頼み、店員さんの中国語に耳を傾けながらの昼食。“叉燒包還有多久? ”“好嘞!”とかなんとか。中国語学習が趣味なので、これも勉強だと思うことにする。お会計の際に“謝謝”と言ったらふふっと笑ってくれた。

 昼食の後は気になっていたお菓子屋さん巡りを思い付きで始めた。月数回しか空いてないお店も開いてたのでラッキー。ただし、休職中で収入がない(順調に復職しても手当は12月の支給になるらしい)ので、支出を増やすのが良いこととは言えないかもしれない。でも使う。1個500円以上するスコーンにビビりながら、使う。今まで抑えていた欲望をちょっと解き放ってみる。

 帰宅したらウロウロしたせいで、朝の散歩と合わせて10km以上歩いていた。歩き過ぎた。サウナで負荷をかけたのに、その後だいぶ彷徨った。でも身体がほぐれた感じがして心地良い。

 夜には中秋の名月を眺めた。雲に隠れてしまうまで、ぼんやりと眺めた。最近はしまいっぱなしの一眼レフカメラを片手に設定に四苦八苦。でも設定によって映り方が変わるのは面白い。カメラロールが満月だらけになった。

 そういえば天体ショーみたいなものは昔から好きだった。幼い頃は兄と家の屋根に乗って流星群を見ることもあった。今年の4月頃に友人とプラネタリウムに行ったけれど、あれも癒やしのひとときだった。また行ってみるのも良いかもしれない。


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