Vol.19 授業計画を立てていく時
実際に授業計画を立てていくときにどんな形で計画を立てているのかを自分なりに整理したいと勝手に思い立ったから書きます笑
細かい部分は無意識に補填しているかもしれないので、ざっとの内容になっております。
1.教科書を開く
ごくごく当たり前のことですが、こっからですよね。でも、開くページとしてはまずは目次を開きます。章のまとまりごとにある項目をピックアップしていきます。例えば、中学3年数学の「関数y=ax²」を例にしていきます。
この章は
となっています。これをまずは全体何時間で行うかを設定します。設定したら、各節に何時間かけるかを決めていきます。決めていくときの方法としては、2つあります。
一つ目は、教科書の該当箇所を実際にめくりながら黒板にどれくらいの情報量ならば記載できるかと考える方法です。パワーポイントだろうが、プリントになろうが1時間で伝えられる、もしくは受け取れる最低限の情報量にそんなに違いは出ないと思います。(問題演習の時間等で差が出るとは思います。あくまで情報量の問題です・・)
メリットは、授業をイメージしながら設定できるので大幅に設定した時間数と実際の時間数に違いが出にくい。デメリットは、イメージの解像度が低すぎると、単純に教科書を伝えるだけの人に成り下がってしまうということです。
2つ目は、指導書や教科書会社の指導計画を参考にするということです。どれをどのくらい何時間行うかがあらかじめ設定してあります。
メリットは、とにかくもうあるから早い。それとやることがはっきりしているのでその通りに行えばとりあえずのラインはクリアする可能性が高い。デメリットとしては、その通りにならなくてはならないという勝手な自分の縛りが出てきたり、指導書以外の解答や学びに対して対応が難しくなってしまうということです。
私は、ハイブリットで行っていました。指導書でまずは大枠を立てて、そこからクラスの実態に合わせて、書き加えていく作業を行っていました。
2.準備物
1の工程が終わると、どこで何を用意すれば良いのかがはっきりとしてきます。
導入で何かを見せたりする部分、問題演習を多くしたりするところなどが分かりますので、その準備を行います。
私は、パワーポイント派でした。基本的には、授業ごとに導入での発問、めあてと中心となる問い、まとめのページという4段構成でした。導入は、前時の振り返りの時もありますし、全く違うものもあります。導入では、「予想ができそう」を大切に用意をしていました。あとは、なるべく授業者が準備するのではなくて、必要なものは学習者が自分で生み出すことに重点を置きました。
(わざわざ準備するのが面倒なのと、意外と手を動かして用意するのみんな好き)
3.リハーサル
作成した単元のまとまりの計画を実際に授業してみます。といっても、細かくシナリオを作成するのではなく、それぞれの授業や節で習得できるような導入からまとめとなっているかの確認を行います。
『関数y=ax² のグラフ』ならば
・表からグラフをかくことができる
・式からグラフをかくことができる
・グラフから式を読みとることができる
あとは
・グラフの特徴や名称について押さえているか
この後には、かいたグラフがなぜ式と一致するのかを説明できるか、一次方程式のグラフとどのような違いがあるのかなど発展していくことになります。
ここまでは、全員ができるようになるという基準を満たしているか、その先の学習まで繋げられるかをみていきましょう。
余裕があれば・・・
ルーブリックを作成しておくとさらにいいでしょう。発展的な問いを行うときんは必ずルーブリックを示して活動を行っていました。やはり難しい問題だとどこまで自分で取り組めばいいのか、また、提出物も表現して良いのか方向性が明らかではないことが多いです。ルーブリックがあれば自分の立ち位置と進む方向を決める
ことができるので、ぜひ設定してみてください。
まとめ
ざっとですが、授業計画についてでした。ここまで1時間程度で考えることは可能ではないかと思います。(準備物はこれまでの経験とかで人によって幅がありそう・・)
計画の立て方さえ掴んで仕舞えばあとは、想像しにくい部分や導入で困った部分だけを本やセミナー等で補充すればいいだけになります。
一夜漬けの授業は、生徒も先生もすぐに忘れてしまいます。せっかくやるのでしたら、末長く財産になる方が良くないですか。
参考になったかは分かりませんが、少しでもお役に立てればと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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