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「カサブランカ('42米)」

新品未開封Blu-ray。

「君の瞳に乾杯!」というハンフリー・ボガート以外の男が言ったら歯が浮いてサブイボが出そうなキザな台詞で有名な映画です。

第二次大戦下、親ドイツのヴィシー政権の管理下に置かれていたフランス領モロッコの都市カサブランカで、ドイツの侵略を逃れたヨーロッパの人間が逗留し、アメリカへの亡命のチャンスを伺っていました。

アメリカ人男性のリック(ハンフリー・ボガート)は、彼が経営する酒場「カフェ・アメリカン」で、かつての恋人イルザ(イングリット・バーグマン)と偶然の再会を果たします。

イルザは人妻になっていました。旦那は、ドイツ抵抗運動の指導者ヴィクトル・ラズロ。イルザがリックの店を訪れたのは、ヴァシー政権が発行した通行証をリックが持っていたからです。通行証を渡そうとしないリックにイルザは銃口を向けますが、どうしても撃てません。何故なら彼女はリックに未だ愛を感じていたからでした。

リックは策略を巡らせて、イルザと彼女の夫の逃亡を助けようとします。

「カサブランカ」が作られたのは第二次大戦中で、反ナチスドイツのプロパガンダ映画として企画されました。しかし、ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマンという二大スターを得て、政治的宣伝映画の枠組みを超えた「大人の恋愛映画」として不朽の名作になったのです。

映画は1943年のアカデミー賞に輝きました。

因みに撮影時、ハンフリー・ボガートよりもモデル体型のバーグマンの方が背が高く、ラブシーンもあるのにこれでは興醒めだと、両者が同じ画面に並ぶ時はボガートに「セッシュウ」して撮影したことで知られています。セッシュウはサイレント時代のハリウッドで活躍した日本人スター早川雪洲から名付けられた撮影用語で、背が低かった早川雪洲の見栄えをよくするために踏み台に立たせて撮影したことから来ています。

「カサブランカ('42米)」
イングリッド・バーグマン / ポール・ヘンリード / マイケル・カーティス

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↑プライム・ビデオ「カサブランカ字幕版」


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