【キャリア形成】間違った仕事選びをしていませんか?
どんな人でも一度は考えたことがある “キャリア形成”
この仕事は自分にあっているのだろうか。
もっと夢中になれる仕事があるのではないだろうか。
今回は、自分の仕事選びに悩んでいる方向けの記事です。
多くの人が、自分に合わない仕事選びをしている可能性があります。
正確にいうと、
やりたいと思っているが、なかなか活躍できない(結果が出ない)
やりたいと思っているのは表面的で、自分の心が満たされない
というような状態が起きているということです。
この状態が続くとどうなるかというと、いつもどこかに “違和感” を感じて、仕事をしてしまいます。
もちろん、ベストなパフォーマンスは発揮されず、結果は出ないし、疑問を抱えながら働くので、幸福度も低いまま。
そのような方が、そのまま転職をして仕事を変えても根本的な解決にはなりません。
仕事を選ぶ時の ”基準” を改める必要があります。
この記事では、そんなキャリアに悩む方が、どのように自分が活躍できる・納得しながら働ける仕事を見つければ良いのかを解説していきます。
これを読むことで、普通の転職ではなく、長く・楽しく活躍し続ける仕事選びをできるようになるので、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
\こんな方におすすめ/
仕事で苦手な業務を担当している(拒絶反応が起きる)
生活のために仕事をしていて、面白くない
自分ではなくて良いことをやっている気がする
1. 仕事を目的で選んではいけない
この言葉だけを聞くと「えっ?」と思うかもしれませんので、丁寧に解説していきます。
まず、仕事を選ぶときに、
稼ぎたいから起業家になる
モテたい美容師になる
親や周りを見返したい弁護士になる
など、目的を達成するために仕事を選ぶパターンがあります。
この考え方自体を否定するつもりはないですが、ここではわかりやすくするために、あえて批評的な立場で解説をします。
これの何が問題かというと、弁護士になりたいということと、弁護士の仕事が自分に合っている、ということは別だということです。
弁護士になって、親を見返すことができたとしても、その後弁護士を続けることになるでしょう。
しかし、それは決して、自分の能力を最大限活かせる、自然体で続けられるということではありません。
わかりやすく弁護士になり、親を見返すという具体例を出しましたが、もっと一般的な話にも通用します。
安定した企業に勤めて親を安心させたいから、上場企業の最大手にする。
ドラマに憧れていたからITベンチャーに入る。
ステータスが欲しいから総合商社に入る。
このあたりの考えを持ち、仕事選びをした人は、結構いるのではないでしょうか?
そして、入った後にギャップを感じてモヤモヤしている人も、また多いのではないでしょうか?
もし、今の仕事に違和感を感じている方は、それを選んだ時のことを思い出してみてください。
目的メインで選ぶと、このような現象が起きる可能性が非常に高いのです。
※再度、お伝えしますが、目的で仕事を選ぶこと自体を否定するわけではございません。
では、どのように選ぶのが良いのでしょうか。
それを解説する前に、そもそもの “仕事” に対する考え方を変える必要があります。
まずは、そちらを先に解説していきましょう。
2. 仕事の既成概念を変え、自分の能力と人の役に立てることを見つける。
仕事とは何か?
それぞれ考える定義はあると思いますが、ここでは「人の役に立つこと」とさせていただきます。
賛否があるのは重々承知ですが、あえてシンプルにしました。
お金をもらう・もらわない
雇われている・雇われていない
会社が大きい・小さい
など、一切関係なく、「人の役に立つ」ということを仕事の定義とします。
では、「人の役に立つ」ということは、どういうことでしょうか?
ここでは、過去に会社や組織の中で自然とやってしまっていることを思い出してください。
例えば、
後輩に教えるのは好き
新サービスの企画を考えるのは得意
本質を捉えるのが得意だと思う
など、とにかく自然体で苦なくできてしまうことです。
この「自然体で苦なく」が重要なポイントです。
たとえ、同じ作業をしていても嫌々やっていてはダメです。
これが「人の役に立つ」という状態で仕事の基本となる部分となります。
ここで重要なことは、あなたの能力・特性を活かしているという点です。
それを実際の仕事に変換していくと、
後輩に教えるのは好き → 人事部で研修担当
新サービスの企画を考えるのは得意 → 新規事業部・PR部隊
本質を捉えるのが得意だと思う → 経営企画室
など、会社の中の役割に当てはめることができます。
能力と特性を理解せずに仕事を選ぶと、非常に危険です。
陸上選手を相撲大会に出すようなもの。
どんなに身体能力が高くても、それを活かせなければ意味はありません。
「でも、どんなに能力を活かせても稼げないと困る!」
とお考えの方もいると思います。
その場合は、シンプルにレベルアップした時のことを考えましょう。
自分の能力を活かせる仕事を見つけたとして、本当は給与を60万円欲しいけど、半分の30万円だったとします。
「どうすれば、その能力を使って60万円を達成できるか」ということを考えることが大切です。
なぜなら、自分の特性を活かすことで、普通に働くより収入を上げるハードルも低くなるからです。
陸上選手が、走るゲームをするのか、体をぶつけ合い土俵の外に出すゲームをするのか、どっちが成長しやすいかは明白でしょう。
それほどに、仕事において自分の能力・特性を活かすことは重要なのです。
多くの人が、これをわかっていてもできないのは、なぜでしょうか?
目的で選んでしまっている人が多いからではないかと思います。
では、どうやって能力や特性を見つければ良いのか、そこからどう仕事に結びつけていくかを解説していきます。
3. 自分の能力を発揮できるフィールドの見つけ方
大切なことは、過去やってきたことの棚卸しです。
先述したように、「自然体で苦なく」やれたことを、まず洗い出してみましょう!
過去にやってきた仕事のなかで、得意だったこと、やりたくなかったこと。
丁寧に掘り下げて、得意だった理由などを可視化できると良いです。
ここからが重要です!
「何があなたをそう動かしたのか?」
という、あなたの中にある ”根本的な欲求” を見つけていきます。
例えば、歓迎会などの幹事をする場合、
みんなに楽しんでほしい
企画することが好き
「やってくれてありがとう」と言われたい
など、素直な気持ちを出してみてください。
おそらく、「誰かから認められたい」などの承認欲求が多く出てくるでしょう。
それだけでは、不十分です。
ここから最も大切なポイントをお話しします!
出てきた欲求の中で、
一般的に共通するもの
自分だけの固有なもの
に分けて考えることが重要です!
「誰かに認められたい」という欲求は、かなり多くの人が持っているものです。
あなただけしか持ち得ない欲求を見つけることが重要となります。
それを満たすために、仕事をするわけです。これまでやってきたことは、あなたのその欲求を満たすため。
これが根幹的な仕事を選ぶ基準となります。
この基準を満たす仕事探しをしていくことが大切です。
4. まとめ
さて、ここまで仕事を選ぶ基準を解説してきました。
ここで言いたいのは、もし、今の仕事が辛いと感じるのであれば、今の仕事を決めた時とは違う方法で選ぶ必要があるということです。
多くの人が、良くも悪くも ”目的” で仕事を選びます。
そして、多くの人が転職をしています。転職が当たり前の時代だからこそ、選び方もいくつか選択肢があって良いはずです。
自分特有の根本的な欲求を見つけ、価値観にあった仕事選びをしてみませんか?
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