新世紀エヴァンゲリオン新旧見た感想【おもしろい/つまらない!?】
エヴァを新旧みた忖度なしの感想を書いていきます。
1万字超えました、目次からして長いです。
■TV版オリジナル 全26話
簡単なあらすじ
主人公、碇シンジが父親に呼び出されるところから物語は始る。
同時に2015年の夏、特別非常事態宣言が発動される。
十五年ぶりに使徒と呼ばれる巨大生物が第三新東京に現れ
シンジはいきなりエヴァと呼ばれる巨大人造人間に乗って戦うことを
強いられ、使徒との戦いへ巻き込まれていく
■序盤はウルトラマン味が強い
当時リアルタイムで見ていた時はガンダム味が強いパイロットモノと
思ってましたが、
今見ると序盤ウルトラマンぽいです
巨大人型生物VS巨大怪獣(使徒)、背景はビル群。
もろウルトラマンでしたw
バッテリーが数分しか持たないという時限設定なので
これもウルトラマン的w
バトル描写も緊張感の表現がありどのバトルもギリギリの戦いを
しているものが多くおもしろい。
登場いきなり即死級の攻撃をくらうというのも
意表を突く感じでおもしろいし
それに対応するネルフのやりとりが緊張感を与えてくれている。
■中盤はガンダム味が強い
中盤あたりからパイロット達の負の内面描写が多くなり
ガンダム味が強くなります。
ガンダムはバトル描写も多いですが
エヴァは徐々にバトルのおもしろみが減っていくのが大きな違いです
。
ガンダムはバトルも圧倒的な勝ち…というような戦いのおもしろさが
後半になると増えるものが多いですが
エヴァはギリギリで勝てている場面が多く、
ただただ辛いみたいなシーンが目立ってくるのです。
■後半はどちらでもない、サイコ色が強くなる
後半は、内面描写と…過去映像の再利用ネタが多くなり
これがエヴァを独特の作品としてゆるぎないとしてなりたたせている特色となると思う。
これでもかというくらい執拗な内面描写、
ラストの25、26話はほぼ内面描写だけで終わっている。
これは当時としては新鮮だし圧巻だろう、
これに感銘を受けた人も多いと思う。
なんせ2話も続けて内面描写だけですからw
しかし、じゃあ今の私がこれを見ておもろいかというと…
そういうことではありませんでした。
「この内面描写、5分くらいにまとめてくれませんか?」
と思ってしまったのですw
こういう内面描写が真に感動になる人って
まだ考え定まってない子供世代とか
心理学をありがたがってるような左翼思考の方に多いんじゃないかと思います。
私はいずれにも該当しないので、
「別にいらんわ」と思ってしまったのですw
内面描写は内面描写にすぎず、24話から後どうなったの?としか思えず
どうせ何が起ころうが、
「エヴァに乗って戦うしかねえからとっとと乗れや」であるw
■人権思想が強い作品
何故シンジはそこまで内面的に沈んでいくかといえば
人権意識が強すぎるからではないか?🤔
私はその人権をそこまで重視してません、ここの違いは大きい
■シト新生
1~24話のダイジェスト版+新25話という内容。
ちょっと記憶曖昧なんですが…たぶん20年くらい前に
私はこれ見た記憶があります、なので今回はスルーで。
しかし再編集するの辞めて欲しいw
同じような映像を近い時期に見るのは結構苦痛です。
やるなら25.5話とかにして欲しい
なにやらスケジュール的な問題だったらしいですw
■Air/まごころを、君に [1997]
※ネタバレ注意
これがオリジナル最終作、25,26話で実際何が起こっていたのかが
描かれています。
25,26話の再編集と書かれている情報が多いのですが
再編集というよりか
リメイクぐらいの新規要素が多い量なので
素直に27,28話にした方がわかりやすかったのではないかと思います。
また副題みたいなタイトル?
Death、DEATH (TRUE)²、Air/まごころを、君に、(ONE MORE FINAL: I need you.)
非常に中二臭く苦手ですw
序盤からシンジのオナニーシーンは画期的です。
こういう性的なシーンの多さや、血や暴力シーンが多いのも
エヴァの特徴ですね。
■オリジナルのあらすじまとめ25話
※ネタバレ注意
話としては、24話ですべての使徒を倒したものの…
世界に平和は訪れなかった。
今度は人と人の戦いになる。
ゼーレは人類を単一の存在へと成らせるためのサードインパクト(人類補完計画)を起こすためにネルフを襲う。
碇ゲンドウはユイに再会するのが目的なので、
サードインパクトを回避するためにネルフと対立する。
(※ここすごい意味不明なところであるw、この再会を意味するところが「蘇生」なのか「意識としての再会」なのか「再生との再会」なのか「融合としての再会なのか」よくわからない😅、いずれにしても「単一」になっても再会になるんじゃいかと思ったりもするw)
アスカはゼーレの用意した9体のエヴァシリーズ(量産機)と戦って検討するも燃料切れで最後には、倒したはずのエヴァシリーズが復活し
二号機は体を引き裂かれてしまうはめに
初号機に乗ってシンジが地上に出るも
ボロボロになった弐号機を見て…
シンジは覚醒する*
■オリジナルのあらすじまとめ26話
碇ゲンドウは「すべての魂を今一つに」と…
レイの身体に手を侵入させて何か試みようとするが
レイに「私はあなたの人形じゃない、駄目、碇君が呼んでる」とゲンドウを拒否。
※これ映画の情報だけだと把握が難しい、
他の情報によると「融合」を試みたらしいw
巨大使徒(リリスらしい)となったレイが地上に出現。
初号機のシンジと再会するが、その姿を見たシンジは発狂して
ゼーレのサードインパクトの依り代(神の代理体)として利用されてしまう。
その後、サードインパクト(単一化)の影響により
人類が液状化していく。(アンチATフィールドよるLCL化らしいですw)
シンジの内面描写で、シンジは単一の存在になることを拒否することで
サードインパクトはあっさり中断される。
赤い海の海岸でシンジは倒れているアスカの首を絞めるが、
最後はアスカに「気持ち悪い」と言われてこの作品は幕を閉じるw
*
構造的にはですね、
終盤までいわゆる普通の常識が覆ってる世界で
この物語を解釈してるんですが、
ラストの映画で、それが覆されてるわけです。
■エヴァに出てくる人間は、人間じゃなく宇宙人に近い
つまり
「この作品における人間はATフィールドを持ってる存在」であり、
ある意味「全員使徒」であり
「今作の全ての人間は視聴者が思っていたような人間ではなかった」ってことですw
なにせATフィールドを失ったら、液状化してしまうので
全く特殊な世界だったというわけです。
これは人間と言うよりは宇宙人に近い話という印象。
■どういうメッセージ性があったのか
超シンプルにまとめると
「人類を一つにまとめたい側を拒否したよ」
これだけなんですがwww
ラストはブキミなシーンで終わってます。
アスカの首を絞めるシンジ、最後は「気持ち悪い」と言われ終わる
周りは赤い海……
まぁこれ…大人が連れてきた子供が見るもんじゃないですw
大人のアニメですね。
作品の人物の多くは、汚い部分を見せています。
ミサトもリツコもゲンドウも表面的には権威的にふるまっていても
内面は他人の承認欲求が強い…どうしようもない人間です。
人間は汚くてどうしようないし、偽善も多いしゴミだけど
それでも希望はあるし、楽しいこともある
だから単一になる(人類滅亡計画や共産主義)のはやめようぜ?
そんなこといっても殺人はおかすし、暴言はまた繰り返される
エヴァの持つメッセージ性とは、
「ものすごい消極的な現実世界の肯定」だと思う
そういう姿勢…全然悪くないと思うしアリだと思う。
ただしこれを現実にあてはめると問題点はある
サードインパクトはその最中にシンジの拒否により中断される
「ちょっと待て」である✋
エヴァンゲリオンの思想では
サードインパクトを半ば受け入れているのである
現実世界では半ば世界が終わっている、
共産化されてしまう
恐れがあるということ
消極的な現実世界の肯定…悪くはないが
保守思想をベースにしてる私からすると
「それ弱すぎないか?」なのである🤔
起こる前に止めよう…なのである。
■オリジナル版エヴァンゲリオンのおすすめ度
というわけで
オリジナル版のエヴァンゲリオンのおすすめ度としては
★★★★☆
4か4.5となります。
エヴァの魅力はヒーローモノとしての変化球っぷりじゃないかと思います
その変化球が作画、音楽、編集が最高に近い形で表現できた大人のアニメ作品といえるでしょう。
ネルフのエヴァ起動時のやりとりの緻密な描写
「起動用システム作動開始!」「臨界点まであと0.5」
「予備電源に切り替わります!」などw
非常に魅力のひとつになっています。
ラストの映画では、
映画館の観客の実写映像というメタ表現もあったり
そこは賛否両論だとは思いますが
それも当時としては新鮮だっただろうし
その…画期的な表現も多く…
それをメジャーとマイナーの狭間で知らしめたという功績ですね。
■新エヴァの感想
さてここからは新エヴァについて語っていきます。
■EVANGELION:1.0 (2007)
正直TV版見たばかりなので…退屈でしたw
1.0はオリジナルの1~6話とほぼ同じ内容
若干話の過程が変化してて
かまいたちの夜をプレイしてるような感じもw
(※かまいたちの夜:大ヒットしたノベルゲーム、分岐で同じ登場人物なのに立場や話ががらっと変わる)
ワイドになって背景絵は鮮明になってるけど
新規書き直したキャラ作画で若干劣化してるような印象?
新BGMも、宇多田曲も盛り上がりに欠ける印象🤔
ビッグネームを外部から持ってくるのは賛否両論かなと
魂のルフランといういかにもアニメっぽいヒットもあるのに
もったいないと感じる。
■EVANGELION:2.0 (2009)
改変点が多く
これはさらに賛否両論だったのではないかと…!?🤔
キャラ作画は劣化部分が多く目立ち…
貞本っぽさが弱い
なんといってもアスカの弱体化がひど過ぎる
火山の使徒を倒す話もまるごと消滅で立場がトウジ化…
これといった見せ場もないまま、
ただレイやシンジを小バカにするだけのかわいげのない存在にw
傑作のハッキング回も消滅😅
オリジナルでトウジがエヴァに乗るもエラーが起きて
シンジがそれを倒すくだりのところを…
トウジではなくアスカに変更され
アスカのエントリープラグをダミープラグラムでつぶす
それでシンジが絶望し…
サードインパクトもどきを起こして2.0は終了である。
とりあえず 新エヴァ≒かまいたちの夜 というのが2.0までの感想
■3.0
ここで近未来度が一気に上がり、
オリジナルとは全く異なった世界観になっている。
シンジが暴走して恐らくエヴァに肉体が取り込まれて
14年経過したあとの世界。
シンジは逆浦島太郎状態。
そして宇宙戦艦らしきものが出てくるw
宇宙戦艦ヤマトとかガンダムっぽさが一気に上がる
今までは、ネルフVS使徒、
あるいはネルフVSゼーレという闘争構図があったが…
ここからはミサト(ヴィレ)VS碇ゲンドウ(ネルフ)という闘争構図になっている。
ヴィレから綾波レイらしき人物に誘われシンジが脱出、
シンジは再びネルフに所属する。
父親との再会、綾波レイらしきものや渚カヲルと生活
父親の指示で十三号機を使いリリスの結界を破り
セントラルドグマの最深部へ到達
しかしカヲルは「あれは僕らの槍じゃない」と
二本の槍の形状の異変に気付き
計画を中断しようと試みる…
シンジは、それを強行しフォースインパクトを起こしそうになるが
綾波レイらしきものとアスカ達、カヲルの行動により
フォースインパクトは阻止される…が
だがこれもゼーレの目論見どおり…で3.0は終了
■3.0+1.0 [2021]
新エヴァラスト作。
大地の浄化(赤化)を元の姿に戻すところから始まる
だいたいは理解できると思うが
説明不足なので、新劇場版だけ見てる人の大半は????🧐
という感じだと思うw
街が赤くなってるとどう違うのか、
そういう説明がほぼないから
(※見落としてたらすみません…
そうだとしても見落とすくらい情報量が少ないのは間違いない)
????なのだ
なんか放射能的なものに汚染されたのね…
ぐらいな印象で自分を納得させることになるでしょう。
でもその赤化も一瞬で復元されるって
なんかそれもデジタルデータみたいな話で
あまりリアル味のない設定であまり実感がわかない。
放射能は千年以上の被害の話だが、
この赤化は一瞬で復元される
え?w🤔
あと浄化なら赤より
白っぽいほうがわかりやすいかなとも思ったり
赤だと…地獄化じゃね?という印象のほうが大きい
■生きていたトウジとケンスケ
ヴィレの結界により赤化されてない土地で
1000人が生活している街が出てくる。
トウジもケンスケも委員長もそこで暮らしていた
(主要キャラが偶然助かっている…都合がすぎるよw)🤔
そこで
「シンジたち使徒もどき少年3キャラ」と「人間」とのふれあいイベントが繰り広げられる。
あまりに形式的すぎるので、
ゲームのイベントを消化してるような気分にw
そこでシンジは大半を
「膝を抱えたまま無言でうつむいてるだけ」という姿にされる。
ごめんなんかこれコントみたいに見えるんだw
シンジも本当に辛くて、うつむいてるというよりは
話の設定のため演じてるようにしか見えないw😧
何故ならそんなずーっと同じポーズのまま口もきかないの逆に不自然だからである。
オリジナルのラストにもミサトを前に膝を抱える場面はあったか
それをなぞってるのだが…こんなコントっぽくはなかったw
前回から一緒に行動しているレイ(マーク6)は
町に徐々に慣れ始めるが
最後は、シンジの目の前で
(「無調整ゆえ個体を保てなかった」設定の時限?で)
チョーカーが作動してからの液状化で死んでしまう。
まぁ酷い話である。
強制的に自分の手でトウジ(オリジナル)、アスカをつぶし、
カヲルとレイが死ぬ場面を目の前で見せられるシンジ。
そんなシンジをネルフ・ヴィレ界隈は「逃げている」「迷惑」と非難する。
いやいやいやメンヘラ構造が過ぎないかw
もっとそんなシンジに対して接し方あるだろうw
シンジを取り巻く環境そのものにつっこみが入ってしまうのである。
■さらにアスカの魅力が弱体化
前回、弱体化が激しかったアスカが
バトルという意味では強化されたような描かれ方をしている。
ただ…キャラの魅力としては下げ下げの一方である。
なにせ相田 ケンスケと同棲中という設定であるw
堕ちたなぁアスカw😫
というかなんで関係性を持たせるのに
既存のキャラにしたんだろう…
新規でよくないか?なのである
アスカはオリジナルは最後のシーンまで
人間味のある魅力のあるキャラとして残っていたが…
新エヴァでは人工的な使い捨てキャラ感が強い、残念ながら
■マリ
2.0からの新キャラマリだが、あまり魅力を感じない。
変な鼻歌歌ってるのもうざいし、
メガネキャラはあまり人気は出ない…w
緊張感のない明るい声と台詞なので
新エヴァから全体的に戦闘や危機の緊張感をかなり奪ってしまっている。
独特の緊張感が売りだった作品でこれは痛い。😫
しかもこのキャラの設定も映画内では少ししか明かされず
碇ゲンドウと同年代でネルフに大きくかかわっていた
ということぐらいしかわからないし…
別にそれ以上知りたいとも思わないw
そこまで興味がわかないのである。
都合良いからこのキャラ急に作ったんでしょとしか思えないw
しかもラストではシンジの恋人的ポジションになってたりして
それもどうなんだという感じがしてしまう。
親父世代の女性と恋人関係というのもちょっときもいw😫
肉体年齢はシンジと近いんだろうけど
なんでこの作品は既存キャラ同士で関係させるんだろう?
コミュニュケーション不足感がはんぱないというか…w
■主要キャラが何故だか…男より女ばっかりが目立つ
男キャラもヴィレのスタッフとして追加されているが
結局目立つのは、女ばかりw
なんですかこのフェミニスト寄りの世界観w
今作ではアスカは
シンジをオリジナルよりもさらにかわいげなく
罵倒する場面が多い。
エヴァもシンジとカヲル以外女。
エヴァの中心的存在もユイである
エヴァとは女の話なのであるといっても過言ではない。(フジフジ)
■消化不良のラストバトル
3.0+1.0で全く活躍のないシンジがやっと最後の最後で
初号機に乗ることになる。
(まぁこれはオリジナルを踏襲している)
相手は碇ゲンドウ、
つまりバキ(範馬勇次郎)の構造であるw
親子喧嘩がラストバトルであるw
3.0のバトルはオリジナルとは異なり
ほぼ3Dのバトルで
カメラアングルがめまぐるしく変わるだけが売りの
カタルシスの弱い…何が起こってるかわかりにくい
つまらないものに仕上がっている。😅
(オリジナルのアスカVSエヴァシリーズのほうが
全体の印象としてはとても強く残る
もちろん新エヴァのアスカの目から物体が出てくるシーンも印象は強いが
そこだけ…というか)
しかしこのラストバトルでは…
オリジナルと同じのセル画的なエヴァとエヴァのバトルになって
見る側としては…
ここでやっと「お、始まるぞ」😋と盛り上がるわけだが…
イメージの中で戦っているような設定なので、
背景が街でビルなのはわかるが…
(※しかもこの町のビルの3Dの質がPS2時代というかw)
そこから家の中でエヴァが戦ってたり、
教室の中でエヴァが戦ってたり…
え?またこれコントですか?www😫
バトルが未消化に終わり
あとは親子で話し合いが始まり
何か知らんが碇ゲンドウが納得して戦いを辞める
ん?🤔
世界を巻き込んでまで目的を遂行しようとしていた人間が
子供との会話であっさり身を引く……
なんすかそれw😫
それ初めから話してればなにも
起きないって解釈でよろしいですか?……
まあこれもオリジナルのサードインパクト中断を踏襲してるだけなのですが
このあっさり感もまた引き継いでいますw
■碇ゲンドウというキャラの崩壊(フェミニズム的傾向)
途中からリツコに目と頭を打たれ、
ゾンビのような姿になった碇ゲンドウw
「人間を捨てたか」の一言で説明してますが
なんで生きてるのかは具体的にはさっぱり説明しない…
まぁどうでもいいけどw
要するにエヴァンゲリオンの世界観では
「人間は非人間に誰にでもなれる可能性がある」ってことなんでしょうw
オリジナルの知識からすれば、
エヴァ世界の人間≒宇宙人なので
まあ…そうことになりますw
さて最後の親子の会話で
碇ゲンドウは
孤独に耐えられる優等生キャラであったことを語っている。
にもかかわらず、ユイと関係を深め、その後ユイを失った後に
「一人で生きる自信がなくなっていた」とまで言い
「ユイの胸で泣きたかった」とまで言う
え?😧
いやいやそんな女の胸で泣きたい男なんて…そういませんぜwww
そもそもそれ「孤独に耐えうる人間じゃなかった」
ただのメンヘラだったってことでしょう?それ
自分の妻を亡くしたからって次の伴侶探すでしょ普通の人。
メンヘラが過ぎるのである。
設定からしてかなり壊れてるのである。
さらにいかにも男らしさを発揮していた碇ゲンドウでさえ
最後にはこの女々しさっぷり。😫
さらにフェミニスト度が上がってしまった。
作者からは「男なるもの(性別)に対する恨み」を感じてしまう。🤔
■説明不足を考察勢に残すような作りを最後までしたエヴァ
これは賛否両論だろうけど、
もったいぶってるのかしらんけど…
ラスト作にしては説明不足が多すぎると思う。
だいたいはわかるけど、具体的にどうなってんの?
そこに説明が少ないから、
「後はオリジナルやスピンオフとか資料とか見て考察してね」ってことなんだろうけど
こちらとしては「もういいよ」って感じで
「ラストなんだったらとっと説明すりゃいいじゃん」
としか私は思えなかった。
アスカにしても
3.0+1.0で完璧に綾波と同じ使徒寄りの存在だということがわかったが…
じゃそのアスカが生まれたシーンも入れたほうが普通にわかりやすいし…
なんなら人類誕生のシーンも入れたほうがわかりやすいですよね
■あくまでもオリジナルありきの新エヴァ
新エヴァを最後までみた感想としては
あくまでもオリジナルありきの新エヴァという感想になる。
恐らく「新エヴァの編集、作画、BGM、音楽、脚本」では
オリジナルのような人気をなしえなかったと判断します。
そこまでの魅力を感じませんでした。🙄
興行、円盤売上も作を追うごとに上昇傾向だったようですが、
10年間温めたカルト的ビッグネーム(権威)とTV放送に弱い国民性という性質によるところが大きいかったのではないかと思います。
なにせ視聴率13%は千三百万人が見たということになります。
いわゆるジブリ路線にエヴァが少し乗れたということでしょう
普段アニメをあまり見てない人が見る一本
ひさびさにアニメ見たらすげー!みたいな人たちを巻き込んだ結果だと思います。
でも内容的にはオリジナルより落ちている。🤔
オリジナルの魅力を上げると
・緊張感の設定、表現の美味さ
・印象的な音楽、BGM
・一瞬で決まる戦闘シーンの緊張感
・キャラの魅力
・アニメーション内での文字の表現力
・細かい編集芸の新しさ
・心理描写の巧妙さ
・謎の多い設定
ここらへんだと思う。
新エヴァというのは、
オリジナルの魅力的だった要素が全体的に弱体化していて…
かといって新しい要素も大きくプラスになるものがない
…ように感じました。
音楽でいうなら、ストーンローゼズのセカンドカミングを連想します。
(※90年代前後に人気を得たイギリスのバンド)
傑作と評価された一作目から数年経って
やっと出た新作
あんまよくねぇ…
いや出してくれたのはありがたいけど…
あんま聞かねぇ…
あれであるw
しいて新エヴァの好きなシーンをあげるとするなら
シンジとカヲルが一緒にピアノを弾いてる場面かなと
あのピアノの空間も雰囲気があっていいですね
そういえば渚カヲルが一番この作品でメンヘラ度が少ないような気がします
■バトルものとしてはどうか
オリジナルには一瞬で決まる巨人怪獣バトルみたいなおもしろさは一応あるのだが、
「物語に緊張感を与えるパーツ」として機能しているという印象で
それ自体独立している感じではない。
例えばウルトラマンのあのバトルもう一回みたい!
ってのは私の中に存在する。
ゼットンとのバトルとか。
ドラゴンボールならどのバトルももう一回見たいってなる。
しかしエヴァでももう一度あのバトルみたいってのは……無い。
そこまでの独立したバトルシーンは作れてないと思う。
新エヴァに関しては、バッテリー設定どうしたぐらいの稼働してるがw
3Dで大量の敵を頻繁に変わるアングルで表現してるけど
あまり面白くない映像にしあがっている。
バトルものとしては、オリジナル、新エヴァ共に弱い作品だと感じた。
弱いゆえにエヴァの機体のフィギュアは魅力が少ない
ガンダムのように機体そのものにも魅力が独立してあるという感じではない。
■視聴者的にはリメイク、再編集あんまりしないでもらいたい
シン・仮面ライダーでも一から作り直そうという話があったそうですが
この作者、リテイク癖があるようです。
それが作品の内容としていい結果になってるようには思えません。
たまたまエヴァのオリジナルがああいう形で受けたから成功しただけで
見る側としては、
少し違った要素が加えられた似たような映像や似たような話を
何度も見せられるのは…ただただ退屈ですw
編集芸がおもろいと思えるのは最初の一回だけです
二回目以降はは苦痛です
それをこの作者は、
オリジナルの中盤からラスト映画まで複数、
そして新エヴァでもくりかえすはめにw
この新エヴァにしても、リメイクする必要あったのでしょうか?
エヴァに似たような新作を一から作ってもよかった気がします
まあそれだとビッグタイトルを使えないから興行的には難しいということなのでしょう…
まあいずれにせよ…計画はご利用的に😌
■あまりメタ的表現を使うと、世界観そのものに興味がわかなくなる
今作は、コンテ絵表現とか、実写映像とか、インタビュー風表現とか、
物語内にタイトルロゴ表示とか、いろいろメタ表現があるんですが
それが作品に新しい要素を与えていたのも間違いないのですが
考察要素が多い割には、メタ的表現が多すぎて
正直世界観を考察したいと思わない。
「作りものだよね」って印象で終わっちゃうんですよ、
冷めちゃうというか。
■謎の多い作品は、謎が解明されると微妙になる
謎が多く少しづつその謎を明かしていくような内容の話が
本当におもしろいのは
謎が多い初期~中期の段階だけだと思う。
ラストになるほど、微妙なものになっていく。
ひぐらしのなく頃に…が面白いのは、
前半のバッドエンディングエピソードだし
かまいたちの夜が面白いのも、バッドエンディングがあるからである。
エヴァも同じことが起きていて、
おもしろいのはオリジナル中盤までがピークで
映画や新エヴァが進むごとに最終的な作品の印象は微妙なものとなっていった。
謎で煽ったわりには…結局結末これなのね、
恐らく…大きく膨らんだ期待に応えられるほどの回答を
人間は生み出せるほどに…
もう創作の余地は残ってないのだと思うw
・オリジナルの傑作回
・3話 初めての戦闘回、エヴァの独特の緊張感が十二分に表現されている
・6話 いきなりやられる
・13話 コンピューターハッキング回、ゴーストインザシェルでも似たような描写はあるがこれは傑作だと思う
・20話 再編集芸だが強烈な印象を残す心理描写回
●ひぐらしのなく頃にとの類似性
・謎が多くて、徐々に明かしていく内容
・キャラクターの特徴を表現する設定の美味さ
・作中のメンヘラ度の高さ
・リメイクがある、ノベルゲーム的
まあこの性質は一長一短なので
そういう作りですよってことですねはい。
というわけで新エヴァの感想としては
エヴァの数字を底上げしたという意味では快挙といえますが
作品そのものは…正直微妙ということで
新エヴァのおすすめ度としては★★☆☆☆
星2か2.5という感じになります。
ありがとうございました。
以上…新旧エヴァンゲリオン見た感想でした!
モチベになるので、スキ!、フォローなどしていただくとありがたいです!