ワイン好きポンペイ人の日常を思う。〈イタリア(エトナ)/ネレッロマスカレーゼ他〉
こんばんわ(^○^) 3000円台のワインをこよなく愛する3000円ワインの民、ますたやです♪
さて少しまえのことですが、イタリアの「DOCエトナ」の、3000円赤ワインを飲みました🍷
エトナ… といえば、シチリア島にある有名な活火山。
つい先日も、噴火しておりましたね。被害がおおきくならないことを祈るばかりです。
場所はこのあたり。シチリア島の南側に位置しています。
せっかく火山地帯のワインを飲んだので、イタリアの火山事情についてちょっと調べてみようかな~などと思い、さくっとインターネットで調べていたところ、イタリアにありますもうひとつの火山、ヴェスヴィオ火山にたどりつきました。
ヴェスヴィオ火山といえば――みなさん、ご存知でしょうか。
ポンペイ遺跡をつくりだす元となった、あの、火山です。
と、いうことで。
気になることは現地で調べる、がポリシーのますたや。
行ってきましたよ。話題の、ポンペイ展へ!
ところでポンペイについてわたしが知っていることといえば、
「火山が噴火して、丸ごと飲み込まれた街」
「結果的に街の様子がそのまま残った、なんかすげぇ遺跡」
ということくらいです。だいぶ薄い。
なんていうか遺跡って、知識だけだとどうもうまく”掴めない”ところがあるんです。
たとえば、世界遺産を見に行ってみるじゃないですか。好きなんです、世界遺産。すごいから。
わー!これ教科書で見たことあるー!ちかくで見るとでかいー!すごいホンモノだー!わー!あの急な階段どうやってのぼったんだろうなー!
みたいな感じで、ファーストインプレッションはわりと楽しいんですよ。
悠久のときを感じさえするんです。ちょっと目をつむって、風を感じてみたりしてね。(熱風)
でも、しばらくするとその悠久にも慣れて来て、だんだん「・・・うん、石の、群だな」という気持ちになってくるんです。
現地に行ってさえそうなので、「知識」として知っているだけの遺跡はなおのこと、わたしにとっては石の群。
「ポンペイ」についても例にもれず、だいたい同じような感覚を抱いてました。「・・・石の、群かな」っていう…
さてそんな石の群ポンペイですが、いったいなにが起こったのかというところについては、ここでいったん整理してみます。
うーん、なるほど。すさまじい。
結果的にはこの悲劇によって、多くの遺跡が保存されることとなったポンペイ。わたしたちはそのおかげで、当時のひとびとに思いを馳せることができます。
会場には、遺体の跡に石膏を流し込んだ石像なども展示されており、ああ、ここに確かに「いた」んだなぁ… と、思わず神妙な気持ちにもなりました。
ところで、このポンペイ。実はワインの生産も積極的におこなっていた街だった、って、知ってました? わたしは初めて知りました!
・・・・・いやポンペイ人、めっちゃワイン好きじゃん!!!!
ワイン好きそうなヤツはだいたいトモダチなわたくしますたや、ポンペイ人とは仲良くなれそう~!^0^🍷
遺跡として残るカラフルなフレスコ画や、かわいい彫刻、楽しげな絵画。家の壁に書かれた、「入居者募集!ただしいいひとに限る!」の文字。
・・・なんかそういうの見てると、いい感じの生活が伝わってくる気がしました。
ポンペイの生活、きっと、楽しかったんじゃないかなぁ。
この街に確かに誰かがいて、生活して、大変なことや嬉しいことがあって、その日常をあたりまえにワインが彩っていた――
そう思うと「石の群」だった情景が、鮮やかに色づく気がします^^🍷
エトナ・ロッソ 2019 [¥3630]
<ワインdata>
国:イタリア(シチリア) 種類:赤ワイン 品種:ネレッロ・マスカレーゼ/ネレッロ・カプッチョ ヴィンテージ:2019 生産者:レ・ヴィーニェ・ディ・エリ インポーター:株式会社 八田
<バランス>
酸味:★★★☆☆ タンニン:★★★★☆ 香り:★★★★☆
さて、ポンペイ人との宴に思いを馳せておりましたが、こちらのワインはシチリア州で造られるDOCエトナです。火山違い。
まずは外観ですが、なんだかフレッシュなラズベリーレッド!向こうが透けて見えるほどの、淡い色をしています。
へ~、ライトな感じ?と思いきや、これが意外と香りは複雑なんです。
チャーミングな赤いベリーの香りにまじって、ワイルドな果物の香りが漂います。ほのかな樽と、スパイス感。スパイス感?こんな軽やかな色なのに?
飲んでみると、意外や意外、けっこうがっちりとタンニンがあるんですよね。へ~!
くちあたりはあくまでフルーティなのですが、時間差でタンニンがやってくる感じ。後半はちょっと塩っぽい雰囲気も感じ取ったりして、それはやっぱり、火山ワインだから?
見た目の軽やかさと、あとを引くタンニン。一緒に飲んでいた夫はふと、「細マッチョみたいな感じ…」ってつぶやきました。わかる。
時代を超えて、飲まれるワイン。
今も、昔も、たぶんこんな風に、あれやこれやうんちく語らいながら飲んでたんだろうなあ…!
それって、つまり・・・幸せってことじゃない?
歴史に埋もれた「日常」に思いを馳せながら、ワインとともに過ぎてゆく夜。
今日も平穏に過ごせることこそが、なによりの「幸せ」ですね🍷
それでは、ここまでお読みいただいてありがとうございました!また次の #ワ活 か、 #3000円ワイン でお会いしましょう♪ 3000円ワインの民、ますたやでした(^○^)
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■ ますたやとは:
関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。2021年、夫婦でJ.S.A.認定ワインエキスパート取得。夫はワイン検定講師もつとめます。これからもおいしいワイン、いっぱい飲むぞ~!
twitter:@3000wine_tami
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ワイン好きなゆるへたアルパカが、ゆる~くしゃべってます。日常的なゆるーいワイン会話にどうぞ。
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