
ここに来て1ヶ月のお休み
世間が休講の嵐になっているなかで、王立プノンペン大学の Master of Development Studies はすぐにオンラインに切り替え、無事に3rd semester まで終了することができました。全力で対応してくれた、フィールドワーク先の森からでも授業をしてくれた、そんな教授陣に感謝でいっぱいです。
そして休みになった
がんばってオンラインに対応したのに、6月まるまる1ヶ月、大学院がお休みになりました。なんで、いま?
そう思うのが自然の流れ。きっと教育省と運営側に、いろいろと大人の事情があるのでしょうけど、わたしたち学生は、拍子抜けです。
日本はこれから学校が再開されるとか。カンボジアはコロ助の感染者が4月からほぼずっとゼロ並びで、みんな平常に戻っているという、そんな状況のいまから、お休みけ?
こんなメールが事務局長から。
「やぁ! 14期生諸君、元気に過ごしているかな? 無事に3学期目が終わったので、2週間の休暇と行きたいところ。ではあるが、ここで、30日間の休暇にしようと思う。どうだ! うれしいだろぉ?
しかし諸君、手放しでよろこんじゃいけないよ。この間に、修士論文のプロポーザルを”マストで”仕上げてくれたまえ。詳細は、それぞれの指導教官に相談すること。ではよろしくね。以上! 」
休みという名の論文地獄
これはまぁ、休みといっても、実際にはやらねばらなぬこと満載でした。
しかし、わたしの指導教官、学部長なんです。メールしても返信なし、なかなか指導してもらえず、心底、心配。みんなが楽しそうに、仲よさそうに、Hey! Professor! なんて言いながら、先生の家に呼ばれたり、一緒にランチしたり、楽しげに指導してもらっているのを横目に、ひとりこつこつ励まないといけない状況。ちっ!
しかし、文句言ってもしょうがないので、逆にいうと、恐れ多くも開発学を取り仕切る学部長先生に指導していただいけるのなんて、同じクラスでも2人だけだったんで、よしとしなければ。もう1人のクラスメイトはデキる男なので、彼の進捗についていけばいいや、と楽天的なわたしでした。さぁ、数ヶ月後の楽天なわたしはどうなっているでしょうか? 泣いているか、笑っているか、それはお楽しみということで、ひひひ。
割合がなんか、変
事務局長のメールによって、修士論文をやるぜー! ってみんなのギアが入ったところで、環境経済学の教授から、新たな宿題がどーん、と到来。
え? 先日のグループ課題が最終じゃないの? 全員オンライン上で、口がぽっかーんですよ。シラバスにも書いていない。
こうした教授のチェンジマイマインドは、よくあります。でもよくじゃ困るんです、実態。
この宿題というのが、個人のレポートで、6ページのアカデミックな論文を仕上げるというもの。まぁ、そこまでは、100歩譲って許すとして、このレポートで今学期の成績の50%が決まると説明がありました。
おいっ!
この3ヶ月、こつこつ出席して、オンラインに切り替わっても、みんな毎度あちこちからWi-Fi拾って授業受けて、グループ課題なんて、深夜までzoomで話し合いながら何十ページのプレゼン資料を仕上げたのに、この努力はまだ、半分だったんかーいって。これ、明らかに割合が、変、でしょう?
ぶつぶつ言いながらオフィスに出勤して、同僚(現役大学生)に50%のやるせなさを語ったところ、「まぁ、ありますよ、よく」だって。
やっぱり、キングオブワンダーな、カンボジアなのでした。
明日からとりかかります、宿題。修士論文? うー、来週から......