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修了がいつなのか、まったく見えなくなってしまった

久しぶりにiPadの電源を入れたら、Bookの中から王立プノンペン大学Master of Development Studiesのコースガイドが出てきました。そういえばもう1年このガイドを見ていなかったな、と思って久しぶりに読み返しました。

予定は予定、でも未定

わたしたち14期生は現在2年目の前期を終えたところです。後期のスタートはアカデミックカレンダーによると、6月初旬となっています。いまは7月下旬。
・・・あぅ。

まぁ、そもそも出だしが遅れていて、本来は1年目のスタートが1月2週目となっているところ、2月第2週からはじまったので、最初から1か月の遅れでスタートしています。1年目と2年目の間はほとんど休みがなかったので、よく巻き返したなぁという感じすらしていました。
えらいぞー、マネジメント陣よ!

しかし、コロ助の影響を受けて、現在、2年目後期のスタートに関しては、教育省の指示待ちでめどが立たない、という事態になってしまったのです。

修士論文は出せるのか?

修士論文に関しては、リサーチプロポーザル提出が本来は4月のところ、8月ってことになっています。まさかの4か月遅れ。ここから計算して、11月に論文の審査があって、12月に修了した先輩たちを、もはや見習えないということになります。
単純に考えると2月に論文の審査があって3月に修了ってことになるでしょうけど。

それならいいけれど、リサーチしたり執筆したりする時間を縮めるなんていうウルトラCはしないですよね? いくらなんでも。ね? マネジメント陣。さっき、ほめてあげましたけど、ね?

学校が休校という大問題

そもそもですが、わたしは、リサーチが終わるのかという問題を抱えています。というのも、わたしのトピックは、某学校をケーススタディとした教育メソッドについてなので、某学校からデータを取ることがマストなのです。

その某学校、ええ、もちろん、休講中でございます。
カンボジア全土で、3月からずっと学校という学校が、停止しています。私立の進んだ学校に関しては、オンライン授業をするっと導入していますが、地方の小学校では、インターネットもままならない中、これまで通りに学べない子どもがてんこ盛りになっています。ますます広がる教育格差がほんとうに、怖い。

それで、某学校が休校中だという話しに戻りますが、わたしのプロポーザルが審査を通ったとしても、フィールドワークができない状況が、まだ続きそうです。その学校のスタッフも、再開のめどが立たず、心を痛めている模様がメールの返信から伝わってきており。
不安が募るばかり。

研究の一環というひらきなおり

不安は募っていますが、ストレスになっているかといえば、たいしてそうでもなく。
そもそもわたしがこの歳で大学院に学びにきたこと、そのものが、カンボジアの教育へのリサーチでもあり。そんな中で、これまでも、おそらくこれ以降も経験できないような、「教育省のピンチ! 」に、学ぶ側の当事者として立ち会えたことは、研究の一環として、ちょっと恵まれたのかも? なんて無理やりポジティブになっていたりします。

いつになるかはわからなくなりましたが、ぜったい最後までやり抜くということは心に誓っています。

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