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40歳を過ぎても将棋は強くなれる

1年ほど前に、以下の記事を書きました。

この記事のあとも、1日に3局だけと決めて遊んでいました。
そして将棋ウォーズを始めて約2年、ついに初段→二段に昇段しました。
その裏側でどのようなことをやったのかを紹介します。

将棋ウォーズのしくみ

まずはこの将棋ウォーズというサービスを簡単に紹介します。
上記の記事にも書きましたが、オンラインで対局できるサービスです。
無料では1日3局、プレミアム会員なら無制限になります。

対戦相手は自分の棋力に近い人が自動的に選ばれて、その相手に勝つと、一定の基準で昇級していきます。
うまく対戦相手が選ばれるので、自分の棋力±1くらいの級位の人と多く対戦することになり、長く連勝することはなかなかできません(連勝すると強い相手と対戦することになり、連敗すると弱い相手と対戦することになる)。

このため、ある程度対戦すると、自分の棋力が見えてきます。
私は小学生の頃から将棋を始めましたが、あくまでも趣味の範囲なので、ずっと初段くらいでした。

将棋に強くなるためにやったこと

この将棋ウォーズは40歳を過ぎてから始めました。
趣味なので、あまり強くなることが目的ではなく、対戦することが楽しいものです。
自分と同じ棋力の人と対戦していると、勝ったら喜びますが、負けたら仕方ない、と思う程度です。

しかし、2年も続けていると、もう少し強くなれないのかな、と思い始めてきます。
かといって、仕事もあるので、将棋の本を読んで勉強して、という感じでもありません。

そこで始めたのが、AIを使った「ふりかえり」です。
最近は将棋AIが非常に強いのはご存知の通りです。
それだけでなく、ある局面での最善手と思われる手を出してくれます。

そこで、自分の対局した棋譜をAIで読み込ませてみるのです。
すると、どこで形勢が逆転したのか、といったことが明確にわかります。
その時点での最善手(とAIが考えた手)を見て、自分の手との違いを確認できます。

これを1日の終わり(3局の対局後)にチェックすることを繰り返しました。

どれくらいの時間をかけるのか

対局は無料の範囲内、つまり1日に3局と決めています。
「10分切れ負け」という設定なので、双方10分ずつで、必ず20分以内に対局が終わります。
つまり、1日最大1時間です(実際には使い切ることは少ないので、1時間かからない)。

その後、AIで分析しても、1局あたり数分なので、合計で1時間ちょっとです。
大きく形勢が変わったところだけをチェックするだけなので、それほど時間はかかりません。

どう変わったのか

これを繰り返した結果が次のグラフです。

これを見ると、今年の2月くらいから徐々に成績が上がっているように見えます。
当然、調子の良し悪し(というよりも凡ミスをするかどうか)はありますし、対戦相手によっても変わるので、一気に上がることはありませんが、少しずつ勝率や段級位が上がっていることがわかります。
(2022年9月はまだ対戦数が少ないので、もうちょっと平均的なところに落ち着くはず)

そして、先日ようやく初段から二段に昇段しました。

まとめ

40歳を過ぎて、なかなか頭も硬くなっているな、と感じる一方で、地道な積み重ねを続けていると、まだまだ強くなれるのかも、と思うようになりました。

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