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僕の好きなアート

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僕の好きな画家やその作品を紹介します。
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#絵画

創作と狂気「黒い鳥がいる麦畑」ファン・ゴッホ

創作と狂気「黒い鳥がいる麦畑」ファン・ゴッホ

創作と狂気「黒い鳥がいる麦畑」

数年前、新しい思想の発想はあるものの、その作品のエネルギーに飲み込まれそうになって、精神のバランスを崩していた時期があった。

作家業そのものを続けるべきか悩んでいた時に、ファン・ゴッホの

「カラスのいる麦畑」

と出会った。

この絵は、
1890年7月、ゴッホがピストル自殺する一週間前に描いたとされる作品。

以前にも、美術書などで何度かみたことがあっただろ

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「シャガール 三次元の世界展」妻のことが大好きすぎる画家が描くメルヘン世界

「シャガール 三次元の世界展」妻のことが大好きすぎる画家が描くメルヘン世界

○愛する人と見に行くべき絵画展先日、東京駅の中にある「東京ステーションギャラリー」で12月3日まで開催されている「シャガール 三次元の世界展」に行ってきました。

マルク・シャガールは、僕の大好きな画家のひとりです。

僕はひとりで観に行ってしまいましたが、シャガールの絵はぜひ愛する人とみるといいと思います。
僕も妻への愛情が10割増しになりました。

妻と一緒に行っていたら思わず抱きしめていたか

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青春ピカソ岡本太郎とセザンヌとリンゴ

青春ピカソ岡本太郎とセザンヌとリンゴ

★ルーブル美術館で閉館まで涙を流しながら立ちつくす岡本太郎

「こんな美しさを見たことがない―」

朝一番、自室の本棚の中で、「こんな本買ったかな」と思いながら手に取り、頁を開くと、目に飛び込んできた一行。

立ったまま、僕はその場で読み進めた。

『青春ピカソ』岡本太郎著

岡本太郎が18歳でパリで一人暮らしをすることになり、はじめてルーブル美術館に訪れ、ある絵画の前で衝撃的な体験をしてしまう。

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ミュシャ展プラハで観ることができなかったスラブ叙事詩を東京で鑑賞!

ミュシャ展プラハで観ることができなかったスラブ叙事詩を東京で鑑賞!

ふらっと札幌の自宅をでて、新千歳空港へ向かい飛行機に乗って東京へ来た。
東京駅でミュシャ展に行くことを決めた。

東京駅につくと、さっそく地下鉄丸ノ内線、千代田線で新国立美術館へ向かう。
11時頃到着したが、すでにチケット販売所は長者の列。
辺り一帯の木は、赤い水玉の装飾がなされていて、草間彌生展と重なっていることを知った。

だから混んでいるのか。

赤い水玉の木、一瞬、可愛いと思うけど、リアル

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