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ニュース翻訳:「ソーラーセイル」は空振り…。ロケットや宇宙への関心が高いアメリカ、鉄道は興味なし?

飛行機をDIYするアメリカ

アメリカには「自作飛行機」、つまり飛行機をDIYする文化があります。地下のガレージで飛行機をコツコツ作る。NCISにはギブスが地下のガレージで船を作っているシーンがよく登場します。飛行機を作る人がいてもおかしくないのですね…。

先日読んだホンダジェットの本にも自作飛行機をはじめ、アメリカの飛行機文化の“厚さ”と“深さ”が紹介されていました。

この本はホンダジェットの開発ストーリーであると同時に、「リーダーシップ」の優れたケース紹介になっています(リーダーシップの側面を強調したカバーにすれば、別の読者が獲得できると思います)。

そして、この本を読むと、次に買うなら「ホンダ」かな、と思ってしまいます(ジェット機ではなく、車ですが)。さらに迷走している「MRJ」改め「スペースジェット」の内実を逆に思い浮かべてしまいます……。

ボンバルディアからCRJ事業を取得しましたが、しばらくは迷走にさらに輪がかかるでしょうね。周囲から「三菱の人とは思えない!」と言われるリーダーが登場して、プロジェクトを引っ張らないと。

そしてリーダーはその異端さゆえに、プロジェクトの完成直前に追い出されてしまったり……。

飛行機は日常の足

Business InsiderのUS版の記事を見ていると、アメリカ人にとって飛行機は日常的なものであることを意識させられます。例えるなら、日本人にとっての新幹線くらいのイメージ。長距離移動は日本なら新幹線、アメリカなら飛行機という感じ。

だから、飛行機関連の記事は多く、エアライン比較、エコノミーやビジネスクラスの体験記、たまにファーストクラスの体験記、機内食の話題などが良く出てきます。CAの打ち明け話も人気記事です。

日本のメディアには鉄道記事が多いですが、まさにそのイメージ。日本なら、車と鉄道なのが、アメリカは車と飛行機です。

言うまでもなく、逆に鉄道の話題は極めて少ないです。たまにNYの地下鉄はひどい! みたいな記事はありますが、鉄道の記事はほとんどない。

アムトラックの記事も半年に1回くらいでしょうか。で、たまに出てくると、つい選んでしまいますw

こんな記事とか。

これもそうですが、政府閉鎖がメインテーマですね。

ロケットへの関心も高い

飛行機への関心と同じく、Business InsiderのUS版にはロケットの記事も良く登場します。

NASAはもちろん、イーロン・マスクのスペースX、ジェフ・ベゾスのブルーオリジン、リチャード・ブランソンのヴァージン・ギャラクティック。

スペースXの記事は、ZOZOの前澤氏が月周回飛行の最初の乗客となったこともあり、Business Insider Japanでも良く取り上げています。

これとか、面白いですよね(え、そうでもない?)

ヴァージンのこれは、内容もそうですが、写真がカッコよくて、つい取り上げてしまいました。大きな母船から切り離されて宇宙空間を目指す、カッコ良いですよね(え、そうでもない?)

「スペースセイル」は無理だったか……

そんなわけで、26日の朝には、スペースXが打ち上げた「スペースセイル」の記事を公開しました。1000ワードを超える長文だったのですが、PV的には苦戦……。ちょっとマニアック過ぎましたかね。

太陽光を大きなセイル(帆)で受け止めて宇宙空間を航行するソーラーセイル。のんびり飛びそうなイメージですが、太陽光を受け止めるのですから、徐々に加速していって、最終的には光速に近い速度が得られるはずなのです(理論的には)。

人類が実現できる、最も速い宇宙船なのです!

とここで熱弁してもしかたありませんが、これからもロケット関連の面白そうな記事は積極的に(?)取り上げていこうと思いますw

6月26日(水)の担当記事

■朝

■午後


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