「高給を得られる仕事、ベスト30」を並び替えてみた

将来稼げる職業のSTEMスコアランキング

Business Insiderには、アメリカ労働省の職業情報データベース「O*NET Online」を活用した記事がしばしば登場します。

「O*NET Onlineは、1000種類近い仕事を調査し、その特性を記している」そうです。

27日(木)の朝に公開した

は、データベースに登録された1000種類近い職業の中から、「年収」「予想成長率」がそれぞれ平均以上の職業を選び出し、さらに求められる「STEMスコア」でランキングしたもの。

データ×データ」で記事を1本つくる、という手法をUS版のBusiness Insiderは得意としています。この辺りは日本でももっと取り入れたいところです。

さて、このランキングを見ると、

1位 メカニカルエンジニア

2位 ケミカルエンジニア

3位 物理学者

4位 アプリケーションソフトウエア開発者

5位 農業エンジニア

となっています。

記事タイトルを「将来、高給を得られる「STEMスコア」が高い仕事ベスト30」としましたが、言い換えると、「年収と予想成長率が平均以上の職業のSTEMスコアランキング」です。

5位が「農業エンジニア」というのは大規模化・機械化が進んでいるアメリカの農業を反映していますね。

さて、このランキングを今後は、年収、予想成長率で並べ替えてみました。

年収で並び替え

まずは年収で並び替えです。つまり「STEMスキルが求められる年収の高い仕事ランキング」です(若干、不正確ですが)。結果は、

1位 石油エンジニア

2位 コンピューター・情報システム管理者

3位 物理学者

4位 コンピューター・情報研究学者

5位 ケミカルエンジニア

です。「物理学者」が年収の3位というのが面白いですね。

あと、1位の石油エンジニアもアメリカならではだと感じます。ハリウッド映画にも、海上の石油プラットフォームはよく登場します。

あ、『パイナップルARMY』にもありましたね。IRAがイギリスを攻撃するために、石油プラットフォームに爆弾を仕込みます。

ただし、重要な施設なので警備は厳重です。数十年かけて組織の中で出世し、プラットフォームの責任者(所長)となって、プラットフォームの中の所長室に置かれる模型に爆弾を仕込む、という話でした。(パイナップルアーミーの話題はもういいですかね……。)。

予想成長率で並び替え

次に、予想成長率で並べてみましょう。結果は、

1位 統計学者

2位 アプリケーションソフトウエア開発者

3位 数学者

4位 オペレーションリサーチアナリスト

5位 コンピューター・情報研究学者

です。

1位は「統計学者」、3位は「数学者」となりました。予想成長率で見たときに、学者がトップ5のうち2つを占めました。

物理学者、統計学者、数学者……。どれも私個人から程遠い職業なのは残念ですw

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