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日記:散歩日和に外へ出ない
今日の東京下町は晴天だった。気温も上がって過ごしやすく、まさに散歩日和だった。Amazonから届いた荷物を受け取るために玄関を出ると、「外に出ないのはもったいない!」と言わんばかりの天気。
春らしい、軽やかな空気感。
しかし、今日の私は「外出しない」と心に決めていたので、揺らぎそうになった気持ちを引き戻して、部屋の掃除から始めた。寒くないからと、窓とカーテンを開け、風が通るようにした。
この勢いで、洗濯もしてしまおう。
休みの日、外出する予定がないときの朝が好きだ。
ひとり暮らしの生活の中で、私が最も愛すべき時間かもしれない。部屋がゆっくりと明るくなってきて、カーテンを開けると、あたたかい太陽の光が降ってくる。植物や、朝食をきらきらさせていく。
休日は、朝がゆったりとしていて、人も街も静かである。お昼が近づいてくると、ご老人サークルの声や、自転車で出かける家族の声が聞こえるようになるが、それまでは電車の音が遠くで鳴っているだけ。
朝起きると、布団の上で、静かで明るい朝のしあわせを感じる。「1日が始まったなあ」と、やることリストを整理しながら今日を生活してゆく。
ちいさくて、単純なことが嬉しくて。ひとりだけれど、わたしも世界の一部であることを実感させられる時間なのだと思う。素直な感性をこのまま、豊かに歳を重ねたい…。
さあ、明日に備えましょう。
おやすみなさい。