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学びの止まった大人と学び続けることの重要性/公教育のこれから
学歴、例えば、高卒、大卒が問題なのではなく、
高卒であれば、高校以降で勉強が終わってしまっていることが一番の問題だ。大卒であっても同じ。
高校入試、大学入試、いずれであっても、その受験期まで、勉強をしたとして、それ以降、勉強がすっかり終わってしまった人が多いことが一番の問題なのだ。
社会人になって、何も、学生の頃のような教科書の勉強や受験的な勉強をしろというわけではない。
受験的特典ゲット的な勉強は、勉学のごく一部に過ぎない。むしろ特殊性が強く、非常に限られた中での受験勉強が、勉強の代名詞であるとは言い難い。これについては、学びを深めている方なら理解されるだろう。
社会人になって以降も、様々な形で学び続けることが重要だ。
そして深めれば深めるほど、自分の人生をどのように豊かかにできるのか、についても、より深く知ることになるだろう。
さらにこのことは、自分の人生に跳ね返ってくるだけにとどまらない。
それは次の世代、例えば、子育て、例えば、部下や後輩の育成、そう言ったところにも、大きな影響を与えることになるだろう。
学び続けることで、子育ても、後進の育成も、そこに対する眼差しは、大きく変わってくるのだ。
従来の日本型の組織のあり方、企業のあり方、働き方が崩壊しようとしている。すでに長く言われていることだが、テクノロジーが先導し、さらにそのことを表面化させてきている。
若者世代、子ども世代の未来は、既存の延長線上にはない。
学び続けること、学ぶ力なしに、これからの道を歩むことは困難だ。
どんなに偏差値をあげようが、有名大学に入ろうが、それだけでどうにかなる時代はすでに終わっている。
テストの点数のために、偏差値や学校名のために、手の運動とパターン学習だけをやっても、残るものが何もない、という現実。
我々大人世代が、おかしな劣等感で学歴を追うことは、多くの場合、大人の側の煩悩でしかない。
子どもに与えるべきものが本当に何なのか。
部下や後輩、若者に見せるべき道が本当は何なのか。
それが大きく変革していく時代だと言っていい。
大事なことは、学び。
学び続けることのできる大人になること、
同時に、学ぶことそれ自体の力をつけること。
このことが最も重要であると言える時代がきた。
(おわり)
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