教師がすべきなのは「負荷のコントロール」/現代の子の学習について
現代の子の学習指導において、
その指導者に求められているのは、
「負荷のコントロール」だ。
従来のように、闇雲に宿題・課題漬けにし、管理していても、今の子たちは育たない。
言い方を変えれば、これまではそれでも人は育った、ということだ。
今はそうじゃない。
実際に、頭を使えない子を増産するだけになっている。
その上、ちょっとした負荷も引き受けられず、何にも力を注げない子が育っている。
ゆえに、今、教え手に求められるのは「負荷のコントロール」なのだ。
その意味で、今後、教え手は、従来のティーチング一辺倒、講義型、プレゼン型の指導ではなく、ファシリテーターに近い役割を担うことになる。
これからの教師は、子どもたちのどのくらいの負荷をかけるのか、それを考える必要があるのだ。
しかも、それは単なる量だけを指さない。
どの抽象度のレベルのものにあたらせて、
子どもたちの脳に負荷をかけるのかをデザインする必要がある。
単に、宿題や課題を与えて、闇雲にやらせることとは大きく異なることがわかるはずだ。
このことは、ただの反復練習でもないし、問題集やテキストの難易度の問題でもない。
教師に求められるのは、子どもたちの「負荷のコントロール」。
ほとんど語られていないのでここに簡単に書いておく。
(おわり)
まなラボスクール(小中高)
NPO法人まなびデザインラボ
いいなと思ったら応援しよう!
記事を気に入っていただけると幸いです。NPOまなびデザンラボの活動の支援に活用させていただきます。不登校および発達障害支援、学習支援など、教育を通じたまちづくりを行っています。