「名寄せ」をしないとどうなるの?
こんにちは!お読みくださりありがとうございます。
データクレンジングツール「Masstery」の営業をしている上杉です。
以前にMassteryで「名寄せ」ができるようになったことをご紹介させて頂きました。
こちらについていくつかのご反響を頂きましたので、
今回はさらに多くの方にデータ整備における「名寄せ」の重要性を知って頂くために、可能な限りかみ砕いて”もし名寄せがなかったら”の例をご紹介させて頂きます。
名寄せとは
名寄せの語源は、実は金融機関で行われていた社内手続きの呼称です。
そこから転じて最近では「名寄せ」の定義が拡大し、金融機関以外でも「顧客の一元管理」の文脈のなかで「名寄せ」が語られることがあったり、先日の記事でご紹介させて頂いたような住所をキーとした物件情報の「名寄せ」など、ヒトだけでなくモノの一元管理にもこの言葉が使われるようになってきました。
名寄せのない世界は嫌だ
ここからは、もし「名寄せ」ができなかったらどんなことになるのか、わかりやすく顧客情報管理の観点で事例をご紹介します。今回はヒトの管理に焦点を当てますが、モノを管理されている方も置き換えてご想像頂けますと幸いです。
ケース事例
例えばあなたが某商材を売る営業マンだったとします。
CRMなどの社内システム上では直近3ヶ月間のやりとりから自社との関係が良好であることが書かれている「株式会社 ナヨセ」という顧客を見つけました。案件獲得の見込みがあると感じて新規商品を提案しに行くことにします。
しかし、いざアポを取ろうと連絡してみると、「忙しいんだから、何度も同じことで連絡しないでくれ!あんたのところの他の商品を修理してからにしろ!」と一喝されてしまいました。
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これが「名寄せ」のない世界に起こる一例です。
いったい何が起こっていたのでしょう?
先ほどのケースでは、あなたの会社のシステムに何が起こっていたのでしょうか。
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あなたは急いでキーボードを叩いて再度検索すると
社内システム上は「株式会社 ナヨセ」の他に「(株)ナヨセ」や「NAYOSE」、「株式会社 名寄せ」「ナヨセ ○×支店」など、同じお客様情報が複数列に渡って登録されていました。
今回亜偶然に検索してヒットした「株式会社 ナヨセ」の履歴だけを見て、自社との関係が良好だと判断してしまったのです。
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こういった状態ではどんなやり手営業マンでも適切な営業がかけられずに、売り上げを伸ばすことは難しいです。また、それどころかお客様の信用失墜にも繋がりかねません。
さらにこのような場面に何度も遭遇した担当者は、”会社にあるデータは信用してはいけない”と割り切り始めてしまうでしょう。そうすると、顧客情報をシステムではなく周りの別の担当者に聞き込みするようになり、業務効率が著しく下がります。
名寄せのための下準備
今回の事例では「株式会社 ナヨセ」「(株)ナヨセ」「NAYOSE」「株式会社 名寄せ」「ナヨセ ○×支店」など、漢字やカタカナで変換が異なるものを中心に取り上げましたが、実際には「株式会社」と「ナヨセ」の間にあるスペースが半角なのか全角なのかなど、人の目でも確認しにくいような表記揺れが存在します。
そういった情報も正確に名寄せして実務に活きるまでの改善を試みるには、下準備としてデータクレンジングで表記揺れをなくす必要があります。
Massteryにできること
Massteryは、データクレンジングと名寄せを一気通貫で行えるツールです。そのため、他のツールと組み合わせなくてもこれ一つで”名寄せのない世界”から抜け出すことができます。
あれこれ考えてたくさんのSaaSツールをご検討されている方にこそ、70種類以上の機能を搭載しているMassteryをぜひおすすめさせて頂きたいです。