e-statの統計ダッシュボードを眺めながら、宿泊者数の動態について調べてみた~地域別編~
皆さん、こんにちは。高速検索の会社、フォルシア株式会社でデータクレンジングを担当しています。秋山と申します。
今回は、前回の続きでe-statの統計データから宿泊者数のデータを眺め、個人の所感を記事として書いていきたいと思います。前回は2019年、2020年、2021年・・・など時系列で見ていましたが、今回は東京、大阪、愛知など都道府県での特徴について大きく見ていきたいと思います。
前回記事はこちら
地域別での延べ宿泊者数の動態について
地域別での統計ダッシュボードは前回の時系列編と同様にe-statのダッシュボードを見て分析していきたいと思います。
今回はコロナ後の2021年のデータを見ていきたいと思います。以下の表は延べ宿泊者数の総数のデータとなります。前回のデータからも考えられるようにコロナウィルスの影響でインバウンドの需要が喪失している状態なので、この数字はほぼ日本人が宿泊した数字として見ることができます。
個人的所感
こうしてみると、東京が最も多く、11.6%で突出していますが、人口の割には妥当な数字なのかなと感じました。また、人口の割に千葉が多いのは、ディズニーランドという観光資源を持っているからだと推測できます。
また、北海道も多いですが、もしかすると、北海道は函館、札幌、釧路など観光資源が1つの都道府県の中に複数あり、土地が膨大なので、1泊で終わりではなく、2泊、3泊と中期的に宿泊するから多いのかもと推測できます。
そうなると沖縄も多くなると考えられますが、北海道ほどは多くありませんでした。これはなぜなのでしょうか?色々と考えてみましたが、よい仮説が思い浮かびませんでした。
そして、意外と京都も少なかったように感じました。大阪よりも宿泊者数が少なかったです。京都もなぜなのでしょうか?祇園祭が開催されなかったからなのか、もしくは、日本人だけで見るとそこまで宿泊需要がないからなのか、こちらも色々と考えて見ましたが、よい仮説が思い浮かびませんでした。
そして、福島や静岡が意外と検討しているように感じました。人口の割に、隣県の宮城や愛知より多いデータとなっています。静岡は伊豆や御殿場、富士山など観光資源があるからとパッと思いつきますが、福島が多いのはデータからでは分かりませんでした。
こういったデータを眺めてみて、色々と考えて見るのはなかなか面白かったです。そして、意外な都道府県の宿泊者数が多かったりして、なかなか興味深いデータでもありました。
また、データだけ眺めてもなぜこの都道府県の宿泊者数が多いのかという仮説までは数字からだけでは分からない部分もあったので、補足的に他のツールやニュースも見ながらでないと背景までは分からないとも感じました。
さいごに
弊社はこのようなオープンデータのクレンジングも行えるMassteryというプロダクトを開発しております。データクレンジングをノーコードで簡単に実装できるツールとなり、もしプロダクトにもご関心ございましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
また、Massteryではデータクレンジング・データ整備に関する無料相談も受け付けておりますので、データクレンジングを検討されている方は、お気軽にご相談ください。
ご一読いただきありがとうございました!