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【詩】気合いの三十六連発

気合いの三十六連発を
前頭葉にそっと潜ませ
あいつやあいつを欺きながら
初冬の街を歩いている

気合いの三十六連発を
前頭葉でひっそり構えて
あいつやあいつに照準を
合わせながら歩いて行く

気合いの三十六連発を
前頭葉から一つ撃ち
あいつやあいつを穴に埋め
小便引っかけ笑ってみせる

気合いの三十六連発を
前頭葉で撃ち終わり
あいつやあいつが目覚める頃に
振り返らずに去って行く

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