自分の姿勢を観察して、気持ちの流れを捉える
(引用はじめ)
自分の気持ちは、身体のどの部分に向かっているか、ということから考えていきます。普段私たちは身体に関して無自覚ですから、身体に対して気持ちを向けるのは、容易ではありません。
(藤見幸雄、痛みと身体の心理学)
気付いてみると、背中をやや丸くして、右手で頬杖を突きながら、ディスプレイを見つめていました。その右手首を、左手が握っていました。やがて背筋を伸ばし、両手を揉み始めました。
内観しながら解釈してみますと、背中が丸かったのは、疲れか眠気があって、休みたいのでしょう。右手で頬杖を突いているのは、ここで休まずに、課題を遣り抜きたい気持ちが強いのです。右手首を左手が握っているのは、休みたい気持ちにやり抜きたい気持ちが負けないように支えているのです。背筋が伸びたのは、休みたい気持ちが引いて行ったのでしょう。両手を揉み始めたのは、作業を始めようとしているのです。
なるほど、こんなふうに私の気持ちはいま動いて、この短い文章を書き始めたのですね。アップロードしたら、横になって、眠気に体を委ねて、疲れを取ることにします。