心の多様性と伸びる才能
現代では、心の多様性に関する研究が進んでいて、その多様性を受け入れることによって組織の力を高めることなどが試みられています。
もっとも、そのような研究は古来からなされており、三千年の研究成果が蓄積された算命学はその一つです。では、算命学では心の多様性をどのように扱っているでしょうか。
算命学では、人々の心に浮かぶ想念、すなわち心に浮かぶ思考や感情、感覚を10種類に纏めており、10種類の想念に対応して、10個の星の名を付けています。ただし、人それぞれに心に浮かぶ想念には傾向があって、一人の人が10種類の想念を万遍なく持つことはなく、一人の人が持つ想念は最大で5種類であると考えられています。
例えば、「深く知りたい、学びたい、教えたい、育てたい、原則や常識を守りたい」という想念に対しては、玉堂星という名が付けられています。表現を変えると、玉堂星を持つ人はこのような想念を持っています。
玉堂星を持つ人は、いつもこのような想念を持っていますので、純粋な学問の世界で知識を吸収する能力や、教え育てる能力、古典や伝統を受け継ぐ能力を伸ばすことに適性があります。一方、人々を調整する能力や時々刻々と変化する状況に対応する能力などは伸びないでしょう(篠田法正、「東洋の成功法則」より)。
このように、いつも心に浮かぶ想念の傾向は人それぞに異なるので、その想念に適した能力を伸ばすことが好ましいと言えます。表現を変えると、その人の持つ星に適した才能に伸びがあります。
ご自身は、どの星を持っていらっしゃるでしょうか。
チームメンバーや顧客の方々は、いかがでしょうか。