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日本人がまだ知らない、2023年にインドが世界の中心地になる3つの理由
初めまして、マズローデザインを運営している伊藤と言います。
いつもはデザインについての情報を発信しているのですが、今日はインドに
ついて話をさせてください。
突然ですが、こちらをご覧ください。
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インドというと、このイメージって人、みんな手あげて〜〜〜〜!!!!
上記のイメージを持っている人は、本noteをぜひ見てください。
そのイメージを180度変えて見せたいと思います。では、早速いきましょう。
僕は、インドをカレーの国だと思っていた
なぜいきなりインドの話をするのか?というところですが、
結論から言うと、インドが「2023年の主役になる国」ということに最近気付いたからです。
きっかけは、こちらの記事です
元々GoogleのCEOがインド人のサンダー・ピチャイというのは知っていましたが、その他にもTwitter、Microsoft、IBM、Adobe等が世界の名だたるテック企業のトップがすべてインド人であるということを、この記事で知りました。
「え、そんなインド凄いの?カレーの国だと思ってた」となっているところで、
ちょうどツイートリストに、メルカリでインド開発拠点立ち上げに関わられているカヨリーナさん(Twitter)のツイートも流れてきました。
(ここで、2023年にインドが世界一の人口になることを知る)
2023年1本目の動画更新🎉on Twitter!
— Kayo Osumi🇮🇳India Blogger (@kayoreena1021) January 11, 2023
インドが世界一の人口になる2023年、改めてインド市場の可能性について深掘りしよう!というテーマです🇮🇳
インドで事業をして10年になる柴田さんとのコラボです!なぜ今、インドに注目が集まるか?をかなり簡単にまとめました。#TwitterBlue #インドメモ pic.twitter.com/h5bOinCFzo
「あ、インド次来るわこれ。カレーの国じゃないわ」となりまして。
そこから、インドに関する記事を読み漁り、改めてインドSUGEEEE!ってなりまして、本noteを通じて、その学びを共有し、皆様に少しでもインドの凄さを知ってもらいたいと思い、今回執筆することにしました。
正直デザイン関係ないんですけど、インドについて書いてもいいですか?という、唐突のリクエストも快諾してくれたMaslow代表の安達さん、ありがとうございます。
<注意事項>
※ちなみに、当方テック業界の人間なので、その観点からのお話多めです
※記事によっては記載されている情報がややぶれていたりするのを確認しています(例えば、現在のユニコーン企業数等)
※そのため、情報の正確性に関して、伊藤の方で担保できかねるので、それを踏まえてご覧ください。ので、もしこっちの方が正しい情報だというものがあれば修正しますので、こっそり教えてください
※記載情報に関して、一応ソースとなる記事等は最下部に貼らせていただいております。
忙しい人向けに、「インドって、どんな国なの?」を説明
ざっくり、インドってどんな国なの?というのを簡単にお伝えします。
「インドは、EUみたい」
「インドはどんな国?」という質問に対して、色々調べましたが一番しっくりきたのが、こちらの動画で触れられた「インドはEUみたい」というキーワードでした。
その背景としては、インドは、26州に分かれていて、言語も現在約461の言語が存在するので、多くの側面がある国とも言えるようです。
もちろん、バックパッカーがよく行くようなエリアもあれば、東京にあビルが並ぶようなオフィス街がある発展したエリアも全然あるとのこと(知らなかった)
しかも、栄えている都市になると、ここまで発展している。インドってすげぇや!!!
もう私からしたら何年も前から当たり前の光景ですが、未だにインド初出張者には「こんなに栄えてるんだ?!」と驚かれる絵なので改めて載せておきます。
— Kayo Osumi🇮🇳India Blogger (@kayoreena1021) November 9, 2022
まぁでもここはTier1の街並みなので、皆さんの足でローカルエリアにも行ってみてください🛺
バンガロールもTier1です。#インドメモ pic.twitter.com/uPxbaalmFV
グルガオンに戻ってきたー!🥹
— Kayo Osumi🇮🇳India Blogger (@kayoreena1021) November 9, 2022
日系企業の半分以上がオフィスを構えるグルガオンエリア。2017年に現地採用時代働いていた場所。
道が増えてたり整備されてたりして進化してる!
いろんな思い出が蘇ってきてエモすぎる。。しかしなんでここに住んでたのか思い出せない笑#インドメモ pic.twitter.com/Gtxf0LHjkX
Kayo OsumiさんのTwitterでは、現場最前線のインドの情報が発信されているので、ぜひ気になる方はフォローしてみてください🙌
1つ目:スタートアップの隆盛による、爆速IT化
スタートアップが"国を変えている"
インドのスタートアップ隆盛の背景には、インドが持つ「多様性と複雑性」にあると考えています。
インドは地域ごとに文化の違いがあり、人口も巨大でかつ課題がものすごく複雑。課題が多いからこそ、ビジネスチャンスもたくさんある状況となっているのではないかと思います。(インドで今トレンドとなっている業界はl、エドテックやアグリテックっぽいです)
”実は"ユニコーン企業数世界3位のインドという国
インドは、2022年時点でユニコーン企業数で世界第3位となり、現在105社となっていて、成長しているスタートアップも増えてきています。
そして、1位はアメリカで646社、2位は中国で172社となっております。
(参考:The Complete List Of Unicorn Companies)
ちなみに、日本は2022年10月時点では12社となっております。
インドのスタートアップ業界が熱い!
— 鈴木大祐 @ソニーベンチャーズ/Sony Innovation Fund/Sony Ventures (@SuzukiDicek) January 13, 2023
世界の新規ユニコーンに占めるインドの割合が2022年には6.7%と過去最高を記録。
インドは現在、米国、中国に次いで世界第3位のユニコーン産出国となっている。 pic.twitter.com/uibe3AojdJ
インドのスタートアップについて、こちらの記事で詳細まとめられていたので、ぜひ見てみてください🙇♂️
キャッシュレス決済も日本よりも普及する、"リープフロッグ現象"
インドでは、アフリカ等と同様に"リープフロッグ現象"が起きている国です。
リープフロッグ現象とは、途上国や新興国等に置いて、インフラなどが未整備がゆえ、先進国の技術が入ってきた時に、既存の技術と新しい技術との「摩擦」が起こらず、新しいデジタル技術が一気に普及することを指します。
ほぼ全産業に課題を抱えるインドでは、あらゆる分野でリープフロッグが起きやすいといわれてます。
特にキャッシュレス分野に関しては、特にPayPayへの技術提供でも有名なPaytmなどのFintech企業が誕生したことも、キャッシュレスをより前進させる大きな理由となっていると思います。
2つ目:海外で成功した人材と国外マネーが、続々と集まり、国内投資がガンガン進む。
エンジェル投資家やVCによる、スタートアップ投資が止まらない
世界46カ国に60万人超の社員を抱えるタタ・グループ会長やインフォシス・テクノロジー(インド最大のIT企業)創業者など、業界トップクラスの投資家等もエンジェル投資を手がけていることから、スタートアップ投資がどんどん加速している一つの理由です。
また、セコイアキャピタルをはじめとした世界のトップVCもインドに拠点を構えており、その資金やネットワークがインドのスタートアップを支援しています。
ちなみに、『ザ・タイムズ・オブ・インディア』によると。世界のベンチャーキャピタルによるインド企業向けの投資が、21年7月時点では月間80億米ドルに迫り、8年ぶりに中国を上回ったそう。
米国テック企業での活躍する人材が続々と輩出。
シリコンバレーで活躍するテック企業のレイヤーはインド人移民一世(インドで大学まで出た「一世の移民」)であるというのも、忘れてはいけません。
特に世界で最も企業価値の高い3社のうち、2社の経営者はインド移民一世です。マイクロソフトCEOのサティア・ナデラ氏と、グーグルCEOのサンダー・ピチャイ氏です。
また、テクノロジーやグローバル企業にはインド人経営者が非常に多く、アメリカのユニコーン企業の創業者もインド人がとても多いです。
そして、GAFAで働いていたインド人が帰国して起業するケースが多くあります。
なぜ、インド人がテック企業で活躍するのか?に関しては、こちらの記事で解説されているので、もし興味があればぜひ!
3つ目の理由:英語、学問を兼ね備えた質の高い人材を産む仕組み
英語
インドの公用語はヒンディー語ですが準公用語は英語となっております。
先ほど少し触れましたが、インド一国全域に伝わる言語というものが存在しないという背景もあり、国民にはその時代に英語が広く知れ渡るようになりました。
英語を使える人材というのは、世界のテック企業で働くには欠かせないスキルですよね。
インドの頭脳が集まるインド工科大学
そして、インドを語る上で外せないのが「インド工科大学(IIT)」です。
実はこの大学の卒業生は、GoogleのCEOサンダー・ピチャイやIBMのCEOアービンド・クリシュナなど、有名企業の社長が輩出されています。
そして、この大学なんとユニコーン企業の創業者数ランキングは世界4位となっております、やばい
1位:スタンフォード大学(アメリカ)
2位:ハーバード大学(アメリカ)
3位:カリフォルニア大学(アメリカ)
4位:インド工科大学(インド)
学生の多くは、偉大なエンジニアを目指しており、GAFAMなどからの世界中からリクルートがたくさん集まっています。
インドが熱いことを知っている日本人、企業は、もうチャレンジしている
こうしたテック大国としての成長が爆発的に進んでいるインドでは、日系企業の進出も進み始めています。
Paypay、メルカリ、マネフォなど、日系のテック企業も開発拠点を設立
インドにチャレンジする日本人も続々と(Pivotで連載されていたので、是非!)
インドのデザイン発展について
インドのデザイン力が劇的に上がっている。世界のITハブになっていくのと同時にデジタルデザインハブになっていくのは必然だよね。
— 見上すぐり| Digital Brand Marketer (@SMikamk) January 8, 2023
デザインと関係なくてすみませんと前置きましたが、個人的には
こちらのツイートと全く同じことを考えていました。
スタートアップが続々と生まれる
→あらゆるITサービスが生まれる
→洗練されたUI/UXデザインが求められる
→デザインのレベルも高くなる
という感じになる気がしており、もしかするとインドからデザイントレンドが生まれたりするかもしれません….
僕、インド行きます
ということで、こんなにインド熱いなら、行って体感しないとダメでしょってことで、5月以降でインドに行くことを決めました(まだ期間決めてないけど、とりあえず都内の家を解約して、向こうでホテル生活しようかなと)
インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールやグルガオン等、いろんな都市に出向いて、スタートアップ情報を集めてこようと思います。
(それはそれで、またnoteでも書こうかな)
とりあえず、このnoteでは「インドの凄さ」を皆さんに知って欲しいと思い、つい書きましたがいかがでしたでしょうか?
もしよかったら、いいねやフォローしてもらえると大変嬉しいです!!
この記事を書いた人
伊藤 | デザイン情報を発信する「マズローデザイン」の運営者
新卒は大手IT系に入社し、色々あって最速退社。
その後は、Saasベンチャーにジョインし、マーケティングディレクションやカスタマーサクセスチームの立ち上げに携わる。
現在PdMとして働いており、本業に生かすために、本noteを通じてデザイン情報を収集・発信したりしている。
参考記事
■参考記事・資料一覧
インドのIT化が猛スピードで進む「3つの要素」、日本はもうかなわない?
インド・スタートアップ備忘録:どのプロフェッショナルに聞けばいいのか?
【蛯原健】世界のイノベーションの鍵は「インド」が握っている
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シリコンバレーに負けない インドの「バンガロール」
インドのスタートアップが担う、アジアの未来|遠藤 直紀(ビービット 代表)
押さえておきたい「インド」のこと|池 辰彦|note
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