【体育会新入社員あるある】「プレッシャーに耐えられない」僕たち「できない」「わかりません」が言えません。
お疲れ様でーす♪
秋晴れ?まだ残暑?
とにかく、今日は過ごしやすいお天気でしたね。気持ちよし♡
そんな中・・・
今日は、新入社員からお悩み相談の電話を受けました🙂
彼は今年大学を卒業、東京で新入社員として入社したばかり。
しかし、最近は体調が優れず、
朝、布団から起きる上がることができない状態になっているんだとか。
さらに、明日から仕事にも関わらず・・・
地方の実家に戻ってしまったとのこと。
営業職で働く中で、
自身の能力や適性について悩んでいるようでした💧
彼の悩みは、簡潔に言うと
「プレッシャーに耐えられない」というものでした。
1.悩みの背景:トップアスリートから社会人への転身
プレッシャー?誰から?
どうやら彼は一般的に
「アスリート」「体育会出身」と呼ばれる新入社員のようです。
過去にアスリートとして活躍し、
大学まで体育会系の一員としてトップアスリートとして名を馳せていたようで。
厳しい環境で培った自信、自己肯定感と、
現在受けている挫折・・・叱責とのギャップに苦しんでいました。
話を深く聞いてみると、
かなり周りから期待されている様子。
期待されているからこそ、仕事ができない焦りと自己否定感、また、
「ちゃんとやらなきゃ!」という
自分に対してのプレッシャーが彼自身を悩ませており
今後どうすべきか迷っている状況でした。
2.悩みの核心
私からすると簡単なんですけどね。。。
「できません」「わかりません」
言えばいいだけなんじゃ?って思うんですけど😅
彼は期待されることからくるプレッシャーや、
自己否定感に苦しみ、
その結果、自分の能力を十分に発揮できない焦りを感じていました。
「大丈夫です」
口から出る言葉は、思っていることと違う言葉。
こんなはずじゃなかった。。。
もっと簡単にできると思っていた
今までトップアスリートの世界でチヤホヤされていた彼は
「できません」「わかりません」と言うことができず。
プライドが邪魔をしているようでした。
彼自身はどうやら、その「プライド」に気づいていないようで
そんな簡単な一言が
言葉としてアウトプットできないようでした。
3.解決するには?
こうしたら?こうしなさい?
私から言うのは簡単なんですけどね。
でも、私からは言いません。
とにかく、大事なことは
自分で考え、自分で答えを出し、自分で行動させること。
これが、難しいんです。
答えを言う対応は、相談する側は楽ですから。
スピーディーに解決できたと錯覚しますからね。
しかしこの先、
彼にはきっと、何度となく壁がやってきます。
人から答えを導かれると
今後も何かあれば必ず
「答えを出したのは僕じゃない。アドバイスを受け行動したから」
失敗したときに、
他責にしてしまう傾向になります。
今日の相談では、
もちろん解決してあげることはできませんでした。
次も、その次も
答えは出ないかもしれません。
彼自身のプライドも、簡単には削ぎ落ちませんが
するべきことは、
・否定しないこと
・彼の気持ちを受け入れること
ここを面倒くさがることなく
しっかりと向き合う、真剣に向き合う。
そうでなければ、次のステップには進めません。
とにかく寄り添うこと。
これが大事なことだと思います。
まとめ
今回は、体育会と呼ばれる新入社員の悩みから
過去の経験と、入社後のギャップについての苦労を基に
周りがどう対応したら良いか、掘り下げて考えてみました。
悩んでいる若者にはこうしたら?こうしなさい?
答えを私たちが伝えないこと。
最終的には、
自分で考え、自分で答えを出し、自分で行動させること。
そうできるよう
周囲にいる私たちがサポートする必要があります。
大事なことは彼の悩みに寄り添うこと。
彼自身が気づいていないプライドや、
過去の経験から得た自己肯定感を尊重しながら、
否定することなく、そして受け入れてあげること。
諦めず聴いてあげること。
入社する前に思い描いていた「自己成長への道」は
まだまだ困難ですが、
この挫折経験を超えた先には
今よりも強く、より自信を持った彼が待っていると思います。
聴く私自身も根気は入りますが
彼を心から応援しようと思います。
以上です。今回もお読みいただきありがとうございました。