#13 【必読】今からでも間に合う! 小説の公募三選!
小説家になりたい!
そんなあなたのためにお勧めの公募三つの情報をまとめてみます。
①25/01/10締切:2025ノベル大賞
【ノベル大賞解説】
「これは経費で落ちません!」「それってパクリじゃありませんか?」等メディア化も目立つレーベル。「ライト文芸」であるのが特徴で、読みやすい、全年齢向け作品が多い。
過去の受賞傾向:アルファポリスで。ライト文芸として出されているジャンル、異世界ファンタジー。いかにもなジュニア向けノベルも強そう。
注意点:応募はWebのみ。小説本編とあらすじの二本Wordを分けて作る必要がある。応募する際にどちらかが欠けていたらNGになるので抜けることはないと思われるが……念のため。
Web公開作品、同人誌出版作品も応募可能。あくまで商業出版作品がNGなだけ。
三次選考通過作品は評価シートが貰える。
Webサイト自体、充実していて、審査員講評は読みごたえがあり、熱量が伝わる。
審査段階は通常月刊誌で公表するパターンが多いが、ノベル大賞はWebで無料で選考結果が読める。
発売日に書店行って結果見てがっくしなパターンがないわけですよ……。
ノベル大賞応募時注意点:Word原稿を用意する必要がある。
小説原稿は1枚あたり40文字×32行で、80~130枚まで。
……って点に注意してください。
一ページ32行あっても、ライト文芸であればさらさらとした文体になるはずなので、一行40文字行くことはあまりないかと思います。
美凪が応募原稿を用意した限り、文字数としては八万字~十万字弱でした。
つまり、長編を執筆しなければならない点注意です。
ひな形はこちら。
ルビ打ちすると行数が32行以下になる根拠も過去記事にまとめております。応募前に是非。
【ノベル大賞美凪の解説】
更に言うと、集英社オレンジ文庫は、さっぱりとしたトーン。突っ込みやユーモアがある、リーダビリティが高い作品が多いように思います。
「ライト文芸」であるので、三島由紀夫的なこってりした文芸は求められていないように思います。
では、地の文がこってりの文芸を応募するならどこにするか?
②25/03/31締切:第57回 新潮新人賞
【新潮新人賞解説】
芥川賞作家を多く輩出する権威ある賞です。小説好きなら絶対に知っているってレーベル。
Web投稿フォームからWordをダウンロード出来る。作成が楽。
いっ……かにも文芸! 自殺鬱引きこもり病気等不幸ジャンルを徹底的に文学的に描いたものが受けがいい。第37回受賞作「冷たい水の羊」は「図書準備室」に収録されていて、もう、読んでいて超辛い内容でした。いじめの描写には痛覚を感じたほど。
タイトルは捻ったほうがいい。Webでコミカライズしているタイプのタイトルは過去受賞作品にまったく見当たらず、「おっ」と食いつけるような、個性的で独創的なものがよい。
作家目指すなら原稿用紙一枚400字って感覚に慣れましょう。今回、新潮は400字×50枚~250枚で募集。文字数にすると20,000~100,000字。中短編も長編もありって点に注意です。
受賞作品めっちゃ多いんに、出版されていない作品がめっちゃ多い。これ、鬱系書く作家が受賞してメンタルやられちゃった問題なのか出版社と上手く話が進まないのか? 何が原因なのかはやや……気になるところではある。歴代受賞作品72作品中、出版されているのはたったの16作品。
受賞作品は、よくある出版化で見られる大幅な加筆修正があるとかではなく、受賞作品+新作一本の二本立てで書籍化されるパターンが多い。……なので、受賞したら加筆修正の地獄があるって心配はなさそう。
でも権威ある出版社であるし、芥川賞といったら文藝春秋か新潮のどちらかから候補に挙がることが多い。最初っからてっぺん狙うならここでしょ。
美凪は受賞作品は片っ端から図書館で借りてリサーチかけるんですが、唯一、「海を覗く」だけは予約が55件で諦めました……。
活字離れが叫ばれるこのご時世。そんなに読書熱があるってことに救われますよね。
まぁ、新潮なので応募は多いはずだけど、二万字書けりゃあ応募出来るってとこは魅力的。小説書くのに慣れてないひとでも、いまからなら二万字は行けるんじゃない?
新潮の過去受賞作品読んでカラーが合わないって場合はいっそ、文藝春秋行ってみようか!!
③25/9/30締切:第131回 文學界新人賞
【文學界新人賞解説】
みんな知ってる文藝春秋。権威も歴史もある出版社です。
毎年9月30日締切で募集のある賞。審査員も著名で現役ばりばりご活躍中のかたのみで、よく毎年開けるなと驚く……。
原稿枚数:400×70枚以上150枚以下=約28,000~60,000字。
文字数短いだけあって、過去受賞作品の書籍化の場合は受賞作品ともう一本の二本だての場合が多い。こちらもまた良心的というか……まぁそうなりますよね、ってやり方。
作風、受けがいい系統は、たぶんみなさんのほうが詳しい。朝井リョウ先生や村田沙耶香先生の作品が受賞されている辺り、ややライト系、現代のリアルを描いたものも受けがいい。
食いつきのいいWebっぽいタイトルもありです。例:「桐島、部活やめるってよ。」「コンビニ人間」。まぁ流石にサレ妻やファンタジーはなしかなーと思いますが。
ウェブ用テンプレートWordがあります。まぁ、せっかくフォーマットご提示いただいているんですから使う方が印象はいいですよね。
既に25年9月30日の募集がかかっているとは知らず、美凪はついさっき知りました。
来年のことなのに気が早い……というのは、素人感覚なのでしょうね。
審査員の方々の顔触れやご予定を考えると納得です。
まとめ。各賞の動向を抑えて準備して締め切りまでに書き上げてしっかり推敲して応募しましょう!!
自分は、2024年になって初めて公募に応募しました。
格好つけて作家用のメールアドレスもGmailで作って。
ノリノリで応募しております。
わたしは応募はWebのみで、パソコンでWordでさくさく書くスタイルです。
美凪は、元々Webで書いてる作品を三つリライトしてノベル大賞に応募(もう二つ済んだ。残り一本。)、新潮新人賞は既に2本応募して、後は、ジャンルや傾向考えてひたすら書いて新潮と文藝春秋に応募しまくる作戦でおります。
頑張る方は、一緒に頑張りましょう!
……汀こるもの先生は、メフィスト賞に応募された際に、THANATOSシリーズを一気に五本応募されたんですよね。
出来るひとはそこまでやっている世界ですから。
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