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#5 回復までの道のり②

前回の記事の続きです。
正社員として働いていた美凪ですが、
休養が長引きすぎて

退職勧奨されてしまった。

退職勧奨=
会社側から従業員に退職を持ちかけること、です。
びっくりしました。
巷では、鬱や休職なんて珍しくないのに……

会社側は、

  • 傷病手当金を貰っている期間、給与から天引きされる税金諸々を何ヶ月も肩代わりしている(※これは後日情報補足します)

  • 復職するなら医師の診断書が必要

  • そもそも人員が余剰で1人欠けても回せる

これらを理由に退職を勧め、戻れないなら退職して貰うしかないと。

とげとげ

労基やハロワに相談したんですが、
違法ではなく、会社側にも落ち度はない。
ま、労基はそもそも企業側の味方で
ハロワは失業者や求職の味方ですからね……。

こうして退職が確定しました。

といっても、給与は、昇給もして結構貰っているほうだったので。突然無職になるだなんて、一体どうしたらいいのかサッパリ分かりませんでした。

傷病手当金は、最大で一年六ヶ月貰えます。
また会社側の配慮でハロワに出す書類は、
【退職勧奨】にチェックを入れてくれたので助かりました。

傷病手当金と失業手当は同時に貰うことが出来ないので、
傷病手当金を貰って一年六ヶ月経過後に、失業手当を貰うことになります。
ハロワに行って手続き致しました。

自己都合退職だと失業手当を貰える期間が短く、
年齢によりますが、
90日〜150日(二ヶ月半)なのに対し、
解雇など会社都合の退職であれば、
わたしの勤務歴と年齢なら、240日(四ヶ月!)貰えるんです。

ハローワークに出す書類ひとつとっても
大事なのだと。
運命を狂わせかねない出来事なのだと……
改めて思い知らされました。
会社都合や退職勧奨ならば、ハロワに提出する書類に会社都合なり退職勧奨なりチェックをつけて貰わないと。自己都合にされちゃ絶対ダメ。
お金に関わる大問題です。

さて2021年5月末付けで退職が決定。
久々に出社して会社の荷物を整理して
お世話になった皆さんに挨拶もして、
れてプーになりました。わーい。

お金の出る泉ないかなぁ

退職してから

先ずまともに生活するのでギリギリ、
とても働けるレベルではなかったので、
引き続き休養することになりました。

といっても、
実家ぐらしのニートではないので。
子育て中の主婦で、家事育児は全部自分の仕事だったので……休んでいるようで休めませんでした。
ま、必要最低限のことだけして寝る。
そんな日々が続きました。

片付けは終わりが見えませんね

二度目の転院

転機はここからです。
二つ目のメンクリも、
結局わたしが復帰出来る状態じゃないのに、
復帰するのを黙認した点で不信感はありました。

決めたのはわたしですが。
後から振り返ると止めて欲しかった、という気持ちもありました。

当時は知識も情報もなく、
会社からの強い復帰要請があったので、
自分一人ではどうしようも出来ませんでした。

で。
そもそもパニ障で電車で通うのは無理なので、
最悪自転車でも通える距離でまた新たに病院を探しました。

ホームページを見てよさそうだと思ったメンクリに予約を入れて、行ってみました。

経緯や迷っていること、状況などを正直にお話ししました。
医師の先生は、どういった治療が可能か、
またそれまでの病院は先生もご存知の素晴らしい病院だけれど、
美凪には正しい対処がされていなかったのかもしれませんね、と誠実に説明してくださいました。

また、強引に転院を勧めるのでもなく、
いま決めず。お家に帰ってゆっくり考えてみてから決めてください、と仰ったのも決め手となりました。

主治医の先生とは、長いお付き合いが続いております。
人気の先生で、診察自体は短めですが、
わたしの状態をちょっとした言葉だけで見抜いてくださり、
適切なアドバイスと分析を下さいます。

すごく信頼出来る先生です。

病気を治すには、相性の良い主治医を見つけることが不可欠です。
先ず正しい薬を処方されないことには、
病気は治療出来ませんから。

また障がい者手帳を申請してみてはとアドバイスされ、手帳を貰いました。当時は二級。
障害年金も、煩雑な手続きを経て、貰えることになりました。偶数月に十万円が入ります。

そしてただの主婦となり、
何ヶ月も過ぎた頃。
主治医からある提案をされるのです。

就労移行支援事業所に通ってみてはどうかと。

続く。

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